【3.4.5歳児向け】おすすめ運動遊び〜鉄棒〜
今週は、おすすめの運動遊びを3回に渡りご紹介してきました!
今回が一応最後となっておりますが、記憶を辿って思いついたら、また追記も考えています♪
では、本題に入っていきますね。
「公園での設置数がどんどん減っていってる遊具」として、私が1番に思いつくのが鉄棒です。
鉄棒一つで体全体の筋トレにもなると言われているほど、鉄棒を子供の頃から遊ぶことで、体全体の使い方が良くなります。
子供達にも楽しみながら鉄棒に親しんでもらうために、補助や声掛けのコツをお伝えしていきますね。
3歳児におすすめの鉄棒遊び
①ぶら下がり
両手でしっかりと棒を握って、両足を離してぶら下がるだけなので、簡単に見えますよね。
しかし、腕支持の力が弱い子供にとっては、5秒ぶら下がることも難しいものなのです。
基本として、ぶら下がりを10秒以上はマスターできることを目安にすると良いと思います。
補助のポイントとしては、以下を大切にしてあげましょう。
足を持ってあげて、一緒に体の位置を確認する。
まずは3秒からスタートしていき、スモールステップで進める。
時には、休むことも大切。
頑張っていると、手のひらに豆が出来ると思いますが、その豆を痛がる子も少なくありません。
大人ばかりが頑張っていると子供は抵抗感のみ増してくることになるので、子供のペースを大切にしてあげてくださいね。
②ゆらゆら揺れてみる。
ぶら下がりながら、体を前後に揺らす遊びです。
ただぶら下がるだけではなく、自分の体が揺れる面白さをこの時期に体感しておくと、鉄棒の技が出来た時に楽しさも倍増するのです。
4歳児におすすめの鉄棒遊び
①つばめ
「1.2.3」のカウントで両足でジャンプをし、鉄棒の上に体を乗せます。
そして、身体を斜めにしてから背中から足までピンと伸ばす技です。
この時に、気をつけたいのが子供が顎をぶつけないように声がけをしてあげること。
勢い余って顎を鉄棒にぶつけると、想像通りとても痛いです。
また、歯をぶつける危険性もあるので、必ずそばで補助をしながら、「顎をぶつけないようによく見てね。」と一言伝えましょう。
②豚の丸焼き
両手・両足をクロスさせて、横向きにぶら下がる技です。
この技ができると、「私・僕、鉄棒ができるようになった!」と喜ぶ子供が多いですね。
体の使い方と腕支持の力が両方備わると上手にバランスを取って出来るようになります。
補助のポイントとしては、子供の体をしっかりと横向きにしてあげることです。
また、ぶら下がったはいいものの、足から降りれない子もいるので、必ず足から降りるように補助をしてあげましょう。
5歳児におすすめの鉄棒遊び
①前まわり
つばめのポーズから、そのまま前にまわる技です。
この時に、おへそを見るように声をかけてあげましょう。
また、回ることが出来るようになるよりも、回った感覚を経験することが大切になるので、補助が必要な場合であっても、進んで補助をしてあげてほしいと思います。
②こうもり
鉄棒を両膝にかけてぶら下がります。
両手を離して、手もぶら下げてあげたらこうもりになります。
この技では、手の脱力を覚えることが出来るので、体の色々な使い方がわかるようになってきます。
もしも、地面に手がつく場合には、両手をしっかりと固定させてからそのまま足を降ろして着地できるようになる子も。
身長が足りない場合には、着地はさせないように補助をしてください。
③逆上がり
難易度の高い技ですが、体の位置とコツを教えれば、スッとできるようになる5歳児もいます。
まず、逆上がりに不要な力として以下のポイントが必要になります。
腕支持の力で自分の体を支えることが出来る。
逆さまになる感覚
蹴り上げる力
精神面の強さ
どれかが欠けても、逆上がりができるようになるのは難しく、早い子で5歳くらいの安定した精神力が必要になると、研修で学びました。
逆上がりの練習を子供達とする時には、まず正しい姿勢を伝えましょう。
お腹から胸くらいまでの高さの鉄棒を選ぶ。
脇は締めて、足はジャンケンのチョキのポーズ。
逆上がりをする時には、「蹴り上げる」「回る」「振り切る」動作があります。
その中でも1番難しいのが「蹴り上げる」です。
慣れないうちは、まず軸足の踏み切る足の場所をチェックしてあげましょう。
鉄棒より手前で踏み切ってしまうと思うように足を蹴り上げられないですし、体が上に行きづらいんですね。
足の位置に注意してあげながら、体を上に持っていく感覚を教えてあげることがコツです。
また、「脇を締めて、腕を曲げ、おへそをみる。」を重点的に伝えてあげると、逆上がりが成功しやすくなりますよ。
まとめ
子供達と一緒に、久しぶりに逆上がりの練習をした時に、私は出来なくて焦った思い出を思い出しながら、記事に綴っていました。笑
子供達に教えるだけではなくて、大人も一緒に頑張る姿を近くで見せてあげることで、良い影響を与えられると思います。
ぜひ3歳児の頃から、鉄棒に親しんでいただけたら嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました♪