2分で読める!「大人でも失敗してもいいんだね。」
皆さん3連休はいかがお過ごしでしょうか?
まだまだ肌寒い季節には、ゆっくりとほっこりとする時間も大切ですよね。
今回は、そんな寒い季節に「心をほっこり」させてくれるような「ハッとさせられる」ようなそんな体験談をお送りしたいと思います。
2分で読める&隙間時間にスッと読み終えられる記事になっています♪
これは、私が保育教諭6年目、5歳児クラスを担任していた時の話です。
給食の配膳中に、R君が友達とぶつかってしまい、お皿に盛られたおかずを全部こぼしてしまったことがありました。
R君は普段は温厚で誰に対しても優しく、自分のやりたいことを我慢して譲るタイプの男の子。
あまり泣くこともなく、これまで感情をむき出しにすることも少ない子でしたが、この瞬間ばかりは、涙をポロポロと流して立ちすくんでしまったのです。
すぐに「大丈夫だよ!」「雑巾持ってきてあげるね。」と、周りの子供達が助け舟を出してくれました。
もちろん私も、R君のそばに駆け寄り、火傷や怪我がないか確かめ、「まだ給食はあるから大丈夫だよ。」と寄り添いました。
そして、しばらく時間が経つと、落ち着いた様子のR君。
その日の給食はR君がいるグループの机で、子供達と食べることにしました。
その時に「先生もさ、食べ物をこぼしてしまうことってあるんだ。」
「それに、忘れ物をしちゃうことだってあるし、鉄棒も苦手だから失敗しちゃうこともあるし。」
そんな私の失敗談を、子供達に冗談混じりに話すと、みんな笑い飛ばしてくれ、どこかシーンとした空気感が漂っていましたが、いつも通り和やかになりました。
その話を聞いた後に、R君が私に言った言葉が、
「大人でも、失敗してもいいんだね!」だったのです。
明るく優しい口調で、ホッとしたように漏らした人が今でも忘れられません。
「失敗したら怒られる。」
「幼稚園で1ばんのお兄さんクラスなんだから、ちゃんとしなきゃ。」
5歳児クラスならではの、プレッシャーもあったのかなと思いましたね。
そして、私自身もっと甘えても良い環境を作ってあげていれば、とクラス運営に対しても考え直すきっかけになった出来事でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
子供の何気ない発言にハッとさせられることってありますよね。
ぜひ、皆さんの経験もコメント欄で教えていただけたら嬉しいです^ ^!
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