透明マスクとしても完成度の高い、水泳指導者用の「プールマスクマン」
水泳指導者向けのマスクが話題になっていました。株式会社Rockin'Poolによるプロダクト「プールマスクマン」です。
あくまでも「水泳指導者用」の透明マスク
最初に「プール」「マスク」という単語で連想したのは「危険」でした。顔に密着したマスクが濡れてしまえば呼吸ができなくなっていまします。そんな危険な発想がありえるのかという驚きでした。
写真を見てすぐに納得しました。実態は透明なフェイスシールドです。鼻で支えつつ、顎の部分は大きく空いており、立ち上がった時に水が溜まらない構造となっているようでした。
危険といえば危険だそうです。プールマスクマンのサイトにはこの様な注意書きが書いてありました。
本製品は【プール指導者向け】の商品になります。
水泳が不得意なお子様、水泳が得意な大人の方、全てにおいて一般の方がプールの中で使用することは推奨しておりません。
プールから浮上した際に息をするにはコツが必要なため、慣れていない人は呼吸困難となり、パニックになり溺れてしまう、そんな可能性も少なからずございます。
あくまでもプロの水泳インストラクター用のアイテムとなりますことご了承ください。
要するに水泳可能なマスクではありません。対面で指導するにあたって飛沫が直接的に触れないようにする目的のようです。
ちなみに人体に付着したコロナウイルスは大量の水だけでも流せるらしく、水を媒介して感染するという話も聞いたことありません。プール設備に関しては更衣室のような人が物に多く触れる空間を除いては余程安全ではないかと思います。あくまでも私の所感です。
透明マスクとしての興味
このプール用マスクについて興味をもったのは、プールという思いも寄らない場面での利用を想定されてただけではありません。透明であるという点においても興味を持ちました。
以前に『アフターコロナで求めたい「顔認証可能なマスク」』という記事を書きました。マスクをしていると主に顔認証が突破できなくてストレスになります。そこで透明なマスクが必要だという内容で書いています。
私はフェイスシールドを愛用しています。食品工場やサービス業用に販売されている顎で支えるものです。そのままだと妻に「食品工場感がある」と言われてしまったので、せめてもの抵抗でフレームを黒く塗りました。
マスクをフェイスシールドに切り替えてから便利になりました。スマホを利用する際のストレスが無くなったのが第一です。他にも熱が籠もる煩わしさがありません。相変わらずお勧めします。
透明マスクは手話利用者にも需要
試しに「透明マスク」で検索してみたところ、色々と出てきました。私は今まで「フェイスシールド」という括りで調べていたので盲点でした。
透明マスクについて調べてみたところ、これまた私としては意外な需要があると気付かされました。それは手話を利用する方々にも需要があるということです。
手話は私は縁が無いので知りませんでしたが、どうやら口元の動きや表情もコミュニケーションの上で重要なのだそうです。そう言えば以前手話で会話されている方を目にした時に、表情豊かに会話されているのを見かけたことがあります。
プールマスクマンは透明マスクとしての完成度も高め
透明マスク需要の延長線で、クリアファイルやペットボトルを利用するなどで透明マスクの作り方を紹介されている方々もいらっしゃるのも知りました。
その中でも透明マスクの完成度としては「プールマスクマン」の完成度は高いと感じました。単純に「かっこいい」からです。そのまま街を歩いても違和感が無いと感じました。
透明マスクを欲しているのは少数派だと思っていました。しかし水泳インストラクター、手話利用者といった括りで必要とされているのを知って仲間を得た気分です。
この機会にフェイスシールドもとい透明マスクが市民権を得られると、個人的にも嬉しいです。