noteはじめました
当て所もなく文章を書くことが好きなので、今更ながらやってみることにしました。せっかくなので、キーボードを持った時だけ饒舌になる男の昔話を。
大学生時代、小説にハマりすぎて自分も小説家を夢見た。やることがない文学部生という身分を活かし、1日5000字のノルマを課して一ヶ月で約15万字の長編小説を書き上げた。
推敲のため読み直した。書いたその日は傑作に感じたが、少し日を空けて読むとびっくりするほどつまらなかった。それでも、達成感という多幸感で自己肯定感が上がった。自己肯定できる力はこの時がピークだった。
ちなみに、当時は書いた小説を友人に送りつけて読んでもらっていた。十数万字の、まっっっっっったく面白くない素人文章をタダで。当時の自分の厚かましさと無礼さが怖い。そして丁寧にアドバイスと感想をくれた友人の厚意には今でも頭が上がらない気分になる。
話が逸れたが、書いた小説はせっかくなので賞に応募した。大賞を受賞して、賞金で何を買おうというのは、ワナビが一度は思い描く素敵な妄想である。
結果は無論、一次落選が当たり前、某ラノベ大賞の二次選考突破が最高記録だった。個人的自信作・圧倒的超大作も気合いだけが空回って肝心の「面白さ」と「読みやすさ」が欠落していた。友人のアドバイスを生かす能力もなかった。
今でも「小説家になれたらなァ」なんて妄想を膨らませては凹ましているが、描く気力が湧かなくなった時点でもう何もいうまい。ベストは尽くしたが、成果を問われれば沈黙を貫くしかない。口を開いても虚しくなるだけだ。
何かを書くのが好きになったのが、唯一、小説を書いて良かったことだろうか。
筆を折って程なく、今度は絵を描くようになった。本格的に描くようになってもう5年は経つ。数年絵描きごっこをした所感は「うまくいかない」。その一言だ。
それでも、自分の妄想をひたすらアウトプットして形にする作業は楽しい。休日に引きこもってディスプレイと睨めっこするのだから経済的でもある。「休みの日は暇」と言う同僚が何人もいるが、信じられない気持ちになる。絵を描いて、ゲームをして、飯を作ったりなんかしていれば、休みなんて一瞬で昨日行きだ。
誰と会うでもなく、狭い部屋に一人で。それでいい。世の中、孤独を着こなすべき人間は一定数いる。
これで少なくとも、下手の横好きということは伝わっただろう。
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ここまでお読みくださり、誠にありがとうございました。
今後は料理やゲーム、野球といった自分の興味のあるものを中心に書いていこうと思っています。
一ヶ月に何本投稿とかそういう保証はできかねますが、よろしければフォローお願いいたします(Twitterもやってますので是非)。
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