【雑記3】「乳腺外科医師冤罪事件」に思うこと
※10/14追記
この事件を知った時から、ずっと被害女性を乳癌患者だと思っていたのですが、改めて記事を読み直し、乳腺腫瘍摘出の手術を受けたのだと気付きました。一審からずっと誤解していた…(そして再発したとも勘違いしてた)。
当時ニュースになった時、その内容のあまりの衝撃に自分の体験になぞらえて考えてしまって、腫瘍=癌と読み間違えてしまってました。
彼女は癌を抱えたままこの先どうなるのだろうと、心配でもあったのですが、その点に関しては少し安心しました。
ですが、それにしても、何度も関係記事を読んでいたのに、今まで自分の間違いに気付かなかったとは…。
ただ、事件としての感想は変りなく思っているので、記事の削除はせず、多少文章を修正し、冒頭にこの追記を置きます。
このnoteを目にされた人は10/14現在でとても少なく、何かご迷惑をお掛けするに至ってはいないとよいのですが。
**********************************
同じ頃に乳癌手術を受けた身としては、最初の公判をニュースで知ってから、とても気になる事件でした。
今年7月の二審での逆転有罪判決を聞いて、モヤモヤ、ハラハラした気持ちでいましたが、「外科医師を守る会」が署名活動を行っていることを知り、微力ならが協力しようと思いました。
一審の報道が出た際、患者目線で思ったこと
「そんなことって、ありえる??」
手術後の、満床の病室で、カーテン越しに母親が居る状態で、医師がわざわざリスクを冒して猥褻行為をする?
自分の手術直後のことを思い起すと…
・覚醒後の意識はずっとしっかりしていた
・覚醒後、主治医は看護師と一緒にベッドを押して病室まで移動、一言声掛け、その後は翌朝の回診まで姿を現さなかった
・一時間に一回、看護師が様子を見に来てくれた
・病室に戻ってきてから数時間母親が枕元に付いていた
病院によって多少違いはあるだろうけど、医師が何度も病室に出入りすることは、アクシデントが無い限りはそうあることではないと思う。
でですよ。
被害女性が主張していた中で、私がおかしいな、と思ったのは…
・手術着を開いて胸をなめられた
→ 手術着の下は胸帯をしている(マジックテープが3か所あって、外す時はバリバリ音がする)し、そんなに簡単には胸は出ない。健側を露出させるには、手術着の紐を解き、胸帯を外さなければ。
※10/14追記
腫瘍摘出後の処置で胸帯を必ずするかどうかは分からない。ただ、右前の手術着から左胸を露出するのは簡単ではないのでは?という思いは変わらず。
・ベッドの(狭い)左側から入ってきたのは不自然
→ 入ってくることもありますよ。私の先生は入ってきたもの(確かにビックリした。回診の際、最短コースを取るからだろうけど)。
・胸部の写真を15枚も、顔込みで撮られた
→ 私は撮影後の写真を確認させてもらったことは今まで一度もない。どうして顔まで入ってるって分かったんだろう?
そもそも撮影時は、上半身は全部脱ぐ、看護師は必ず傍に居る、状態なので、自分で服をたくし上げた状態のまま…ってのはありえない気がする…。
などなど。あくまで報道で出ているものを読んだ中で、きちんとした事実も、真相も分からない中での、勝手な感想です。
でも、せん妄なんだろうな、としか思えなかった。
ただこの世にはとんでもない変態野郎も居て、もしかしたら、本当にそんなことがあった可能性もなくはない。でもなー。でもなー。
問題は何か
やはり、専門的な視点を持って裁判が行われていたのか。
被害者側と検察側の視点に、立ちすぎているように思えてならない。
せん妄という状態について、病院と患者とのやりとりがどうなっていたのか(その場に警察を呼ぶような事態を事前に防げなかったなかなぁ、とか)気になる点ではあります。
しかし、状況は待ったなしのようです。
このまま二審の判決が覆らなければ、医師は収監されてしまう。
いくらなんでも、ちょっとこれ、おかしくない?
先日、このような記事のことも知ってショックを受けました。
小さな歯車の狂いがここまでになってしまうとは…。
もう一度、きちんとした裁判を出来ないものか。
せめて出来ること、の、「署名」
一般人として出来ることは、署名。
私も協力しようと思います。
『外科医師を守る会』より用紙がDLできます。
https://gekaimamoru.org/
署名の方法
1 『外科医師を守る会』の公式サイトより、署名用紙をダウンロードし印刷する
※最高裁宛署名用紙PDF(外科医師を守る会)
→ https://gekaimamoru.org/wp-content/uploads/2020/09/85caf648f3d69e5790101d026d9b70e9-1.pdf
2 署名を記入する
(1)医療関係者でなくとも、また未成年でも構わない
(2)日本国籍以外、日本国外在住の日本人等について、署名が有効になるかは不明(根拠を調べている時間的余裕が無いため、趣旨に賛同する場合は協力を願う)有効・無効については裁判所の判断
(3)氏名と住所の両方を本人の自筆で記入
手が不自由等で記入できない場合は、趣旨を説明の上、代筆も可
(4)同居の場合の住所の記載は「同上」と記入(空欄不可)
(5)1枚の用紙に5人分の署名が記入できるようになっているが、すべて埋まらなくても構わない
3 署名を郵送する
(1)署名用紙の一番下に記載の送付先、我孫子市の渡辺誠二様宛に郵送する
(2)切手代は各自負担
(3)普通郵便で問題ないが、氏名・住所など個人情報が気になる場合は書留等を利用する
本当は誰も悪くない
被害者女性からしてみれば、これは本当。
でも、本当のように感じられる、術後の一つの症状。
この事件(というか出来事)によって、被害を訴えた女性はどうなるんだろう、というのが気掛かりです。
本当は誰も悪くない
同じ乳腺外科の先生がブログを立ち上げています。
このタイトルを見て、あぁ、先生達はちゃんと患者の気持ちを理解してくれてるんだなぁ、っていうのが分かって嬉しかった。
こんなステキな仲間を持つ医師が、患者に対しておかしなことするはずはない。
マスコミの断片的な報道だけでは判断しづらいこともあるけれど、彼女と同じ患者として、医師を、病院を信頼していける、と思えました。
彼女がその後も、安心して診察を受けられることを願っています。