「最期の授業」感想
生き残った子たちがあまりにもずっと軽薄で、そうならざるを得ないバックボーンもあるようには見えなくて言葉が軽く感じられて
亡くなった今泉先生も、殺されてしまった生徒たちも徒死にでしかなくて
コメント欄もまるでフィクションみたいに楽しんでる人もいて
なんかもうずっと虚しいな…って…
エンディングで流れた「最期の約束」の歌詞があまりにも一縷の希望すぎて、だから丸山先生だけはっていうか丸山先生こそが生きて終わらなきゃいけなかったんじゃないのかなって思ったけど現実はそうならなくて
こんなにも救いがなくて誰にも感情移入ができないのもしんどいな
正直いちばん気になるのは生き残った生徒たちが今後どう生きていくのか、コメント欄で楽しんでいたひとたちが現実だと知ったときに何を思うのか、だから…
消化不良といえば消化不良…
生徒たちが「普通の更生」の道を辿れるとは思えなくてどうやって日常に帰っていくのかも描いてほしかった…けど…
それこそが求められる「考え続けること」なんだろうなとも思わされるエンディングだったな