自分は『こうはなりたくない』で生きてきた。
こんな奴は、いやだと思うけど、僕は人のマイナスの部分につい目が向いてしまうことが多い。自分でも意識的に行っているわけではない。
例えば、食事中に、音を鳴らして食べている人を見て。こうはなりたくはない。
立派な大人が寝癖をつけて、外出している人を見て。こうはなりたくはない。
カロリーの高いファストフードやお菓子をボリボリ食べて太っている人を見て。こうはなりたくない。
電車で、目の前に高齢者が立っているのに、席を譲らない人を見て。こうはなりたくはない。
そんなことを見ては、こうはなりたくはないと考えて自分は、そんな人にはならないようにと意識して過ごしてきた。
多分、自分がこう思うってことは、自分が同じことをしたら、他人にも同じように思われると考えているからだろう。
その考えは自分にとって良いか悪いかはわからない。だが、今では少し考え方として変わったことがある。
それは、『その人の1つの行動で、その人を評価してはいけないことだ。』(評価すること自体いいことではないと思うが。)人には、得意なこと苦手なことがあり、見ている状況や環境で見え方も変わってくる。ということは、見ているのはその人のほんの1部でしかなく、あくまで自分目線でしかないこと。
悪口を言っている人を見て、ただ嫌なやつと思わず。その人は今ストレスが溜まっているだけかもしれないし、悪気を持って言っているわけではないもしれない。
だから、人のほんの1部を見て、判断してしまうことは非常にもったいないことだと思う。
もし、判断しそうになったら、、、「あ、今判断しそうになったな。」と踏み止まってほしい。そして、この人は他にはどんな一面があるんだろうと興味を持ってほしい。
そうすれば、人の良いところにも目が向くようになり、拒絶というのも減っていき、人間関係も深まりやすくなっていくんじゃないかな。