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趣味だったもの

たとえばSNS、動画鑑賞、映画鑑賞etc。

わたしにも趣味はあるんですが、歳をとるごとに減った印象があります。人生における「仕事」の割合が増えて自分だけのために時間を割くことが少なくなりました。休みの日でも頭の中にはなんとなく「明日仕事だしな」があって、ちょっと虚しさがあります。最低限の家事をして、あとはテレビや携帯で適当な動画や映画を流しながら寝落ちる。ひとりの食事は用意するのもめんどくさくて、お腹がすいたら無視して寝ることを繰り返してます。お陰様で、だらしない体型ではないはず。中身は不健康な栄養失調ぎみですがね。
昔は、夜更かししまくって睡眠なんてものは忘れてとある趣味に没頭したものです。

物語を書く

かつてのわたしは2次元にどっぷりハマっていて、自然と二次創作にも手を出すようになりました。中身はもっぱら腐ってましたが、それはそれは楽しい趣味でした。毎日朝から晩までBLについて考えてました。

そもそも、わたしは二次創作以外の小説をほとんど読まないです。皆さんは西尾維新の戯言シリーズをご存知でしょうか?西尾維新といえば物語シリーズなのかもしれませんが、今のところわたしにとって戯言シリーズほど心にハマる小説はないという人生を送っています。
そんなわけで、読む小説と言えばそれぐらいしかなく、ほかにこれと言って読みたいものも生まれず、定期的に読み返すばかりです。あと頼りになるのは二次創作作品。とは言え元より別にいい小説が書きたいわけでもなく、よって、わたしの文章力が時と共に変化していったわけでもなく、当然向上するわけもなく、怠惰に執筆活動を続けていたわけです。

大学に入って2次元を一旦卒業したわたしは、別ジャンルに移っても細々と執筆を続けてました。っていうか、このジャンルの方が活発に書いてたんですが、そこでようやくわたしは「良い文章、人の心を動かす物語が書きたい」という感情に襲われるのです。
この先の展開といえばお察しの通り、挫折して筆を折ることになります。不思議なもので、そんな力ないことは分かってるのに閲覧数が気になったり、仲のいいフォロワーとお気に入りされた数を比べて落ち込んだり、まぁ精神衛生上大変よろしくないことになるわけです。
という正当そうな言い訳に包んだ嫉妬心を抱えきれなくなったんです。

今は大変非常に残念なことに仕事に日々追われる毎日を生きているので、本当に時間のあるときに思い出したように執筆し、どこにも掲載することなく1人で「わたしってマジ最高な文書くなぁ」と悦に浸っています。痛く寂しい人間に見えるかもしれませんが、精神衛生はかなり良いです。元々、わたしはわたしの書く物語が大好きなのでこれが向いてたようです。

なんでもいいから書きたい

何かと評価が目に見えるものはどうしても昔のあの頃の苦い思い出が脳裏をよぎり、頑張りたくないわたしは「まぁもうええか」と嫉妬心に向き合うことなく辞めてしまうことが大半でした。
このnoteもそんなところがあって、やっぱり仕事に心を殺されている期間は書く気にならないわけですが、それでも「わたしは文を書くのが好きなんだなぁ」と思わせてくれる場でもあります。
物語じゃなくてもいい。わたしはどんな形であれ、わたしから生まれる「言葉」たちが大好きなので、なにか書けるというだけで満足なんでしょう。

自分のことを書く人も、為になる情報を書く人も、それこそ物語を書く人も色んな人が集まるこの場に、こんなどうしようもないわたしが張り付いてて、面白いコンテンツだなぁと勝手に自分の存在を溶け込ませてます。

これからもよろしく、noteさん。
いつか、物語がまた趣味になる日が来ればいいな。

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