「会いに行ける実況者」という存在
今年も無事に幕を開けることが出来た夏ツアー。2019年振りに「Soul Meeting Tour」の名前を掲げて帰ってきてくださったことに喜びを隠しきれません。
声出し有り、幕間有り、客席降り有り、という個人的には映像でしか知り得なかった彼らのライブに参加出来る日が本当に待ち遠しかったです。
そして、これまでの公演に参加して改めて思ったのは「普段画面越しに応援している人たちを直近で見られるということが、どれだけ貴重であり幸せな機会であるか」ということでした。
※以降「Soul Meeting Tour 2023」の公演内容(リアルゲーム)に関するネタバレを含む場合がございますためご注意下さい。
「アイドル実況者」という言葉、かつては揶揄の意味でもあったようですが今となっては言い得て妙だな、と個人的に思っています。
本来であれば動画・配信サイトを介してのみ会うことができたゲーム実況者という存在。それが面と向かって、この目で見ることができる。
MSSPさんにおける活動の主軸として定着していた夏ツアー。一度は世界規模の大混乱で当たり前に出来るものではなくなってしまいました。それから月日が経ち、少しずつかつての姿を取り戻しつつあります。
まず、大前提としてこの夏ライブが全国ツアーであること。北から南まで彼らが訪れてくださるというのも今思えばありがたいなあと。都心部だけでないからこそ、ここなら行ける!という人も多いではないのでしょうか。
そして、今ツアーからようやく解禁になった「客席降り競技」。MSSPさんを知って間もない頃、初めて円盤を拝見した際にこの規模感のグループがこんな近くに来てくださるなんて!と衝撃を受けたことが記憶に新しいです。
実際目の当たりにしてみて映像で見ていたよりも何倍も近くに感じました。
会場の端から端までを使っただるまさんが転んだに、観客がもっているワードカードや、実際の持ち物を借りるといった競技。比喩ではなく手が届く距離に彼らが来てくださる。
毎回どんな競技が来るか分からなくて、チームの組み分けや試合展開も予測不可能。会場全体を使用した演目は、同じ公演に参加したとしても座る席によって見え方は違ってくると思います。
動画で皆が等しく共有できるものではなく、その人だけが知っている記憶。
個人的に、某アイドルさんのような「会いに行ける」というコンセプトに近いものを夏ライブに感じています。
そして、これは他にはないMSSPさんだからこそ出来ることであり、唯一無二の魅力だと思っています。
2019年の円盤に映る計算マスターさんが仰った「また来年」から4年。
彼らが会場に来てくださること、私たちが会場に辿り着くこと、どちらも当たり前ではありません。
だからこそ、少しでも参加を迷っている人がいるのなら行ってみてほしいと思います。
人数も年齢も性別も関係ない、貴方だけの夏にきっと出会えるはずです。