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アラサーOLがスラムダンクを知らないまま映画スラムダンクを観た(ネタバレなし)

話題の新作THE FIRST SLAM DUNK
周囲の絶賛を受けて観てきました。
まずは「スゲーもん観たぞ!!面白いっ」という興奮。
次に湧き出たのは、周り(テレビなどメディア含め)が全くネタバレなしでいてくれたことへの感謝。 
その次は靴かっこいい。バスケットシューズ欲しい。
巷では、無知での鑑賞は内容の意味が分からず、楽しめないという感想もみられるそうですが、私は一本の映画として全く問題なく楽しめる良作かと思います。
もしスラムダンク知らないしなーと敬遠しているのなら無用の心配かと思いますよ。

この映画は公開前にかなりの批判に晒されたのは、ご存知の方も多いと思います。
旧作アニメの声優と本映画の声優が一新、かつ発表方法と発表タイミングが一部ファンの心証を悪くしたようです。
私はタイトルの通りこれまで、アニメや漫画でスラムダンクを見たことは秒もありません。そもそもアニメや漫画も「オタク」「マニア」と呼ばれる人ほどの造詣はありません。新刊がでたら買っている漫画もハンターハンターだけですし、今年他に読んだ漫画はチェーンソーマンだけです。以下の文はそんな私の戯言です。

声優一新問題について。
声優一新したことについて声高に意見を述べる方について。「思う」のはいいと思う。いいというか、仕方ないと思う。残念、受け入れられない、合わない、嫌い。仕方ないと思います。人間だし感情は抑えられなくて当然。
それがきっかけで、作品を嫌いになる。それも仕方ないと思う。

製作者側もそういう方がいることはわかってる。
それでも声優を一新した。なぜでしょうか。コンテンツ自体が嫌われるリスクを背負ってでも。
それは、そのコンテンツを次の世代(次のヒト)へ繋ぐためなのではないでしょうか。

私はドラえもんが好きです。一番好きなキャラクターはドラえもんです。
ドラえもんといえば2005年に主要キャラが一斉に声優を交代しました。
あの時の批判(今も批判される方もいらっしゃいますが)は凄まじかったと記憶しています。でも人間はすべからく年を取るのです。声優もヒトである限り年を取るのです。そして、必ず死ぬのです。それは生まれた以上、決まっているルールです。
しかしアニメは年を取りません。映像は生物と同じルールをたどらないのです。
でも、いつの時代も子供はいます。「子供」というタイミングのヒトはいるのです。ドラえもんはその「子供」というヒトのため生まれました。

「子供」のために生まれたドラえもんは声優の寿命とともに終わるべきですか??
たくさんの人が違うと思いました。
いつの時代にもいる「子供」のためドラえもんはあり続けて欲しいと願いました。
そのためには中身の血は入れ替えなければならない。
残念、受け入れられない、合わない、嫌い の感想も仕方ないと思う。
でもいつの時代にもいる新しい「子供」はそうは思わない。新しいドラえもんをきっと心から喜んでくれる。
数字で示すと、ドラえもんの映画の興行収入上位3つは『のび太の宝島』『のび太の月面探査記』『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』とすべて新声優陣による完全新作映画です。これはいまの「子供」に受け入れられている証拠かと思います。
今の声優は受け入れられないかた、それはコンテンツターゲットではなくなったのだと思います。「子供」ではなくなったということは「大人」になったのかもしれません。

新しい声優陣のスラムダンク
スラムダンクの新しいターゲットは無知識未見のあなたかもしれませんよ。
ネタバレなしのおすすめです。
もしスラムダンク知らないしなーと敬遠しているのなら無用の心配かと思いますよ。
(大事なことなので2回言いました。)

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