勝手に曲語り: YRU
この曲について
2018年にiOS向け音楽ゲームアプリ WAVEAT ReLIGHT に提供した楽曲です。その後、コラボ企画の対象曲として選出いただき、 TAKUMI³ という音楽ゲームアプリにも収録いただきました。
前回の記事の「Brand New World」と同様、こちらもサウンドトラックが各種ストリーミングサービスで配信中です。Extend版もあるよ!こちらも要チェックです。
https://linkco.re/2tv4h4er?lang=ja
曲調で名義を使い分けるということ
この楽曲は「tcx7-style works.」名義で発表しています。なんて読むんだこれ、わからん。
この名義は、もともとは過去の企画でBPM150前後のドンツクした感じの曲調の作品にのみ適用していたもので、且つ、2017年に初代WAVEATに「SoDD」という楽曲を書き下ろすまでは、リミックス楽曲にのみ使用していたものでした。
この「SoDD」が好評でして、次回作”ReLIGHT”でも同じ名義でもう一曲!というオーダーを受けて制作したのが、この「YRU」という曲です。
どうせ長く使わんだろ~と思って適当な名義をつけると、後で4曲5曲作ることになるぞ。覚えておこうね。(YRUはこの名義の4曲目にあたる)
なんでわざわざ別名義にしたのか?という点について。
「SoDD」の楽曲コメント(※WAVEAT ReLIGHTのアプリ内で閲覧可能)でも触れた通り、以前から私は曲調やコンセプトに応じて楽曲に付加する名義を使い分けていました。
これはやはり、前田尚紀氏やKyle A. Ward(KaW)氏といった音楽ゲームアーティストにおける先駆者の影響が大きいと思います。
ちなみに、楽曲によって名義を使い分けることについて、KaW氏は自身のサイトで「何か目的があるのか?それとも俺たちを混乱させたいのか?」とファンから問われていて、次のように述べています。
要するに「名義を見ただけで作風をある程度想像できたほうが、聴き手もストレスフリーでしょ?これは自分のためにやっているのではなくて、聴き手のためにやっていることなんだ」ということらしいです。なるほどな~。
で、自分はどうなんだ?といえば、聴き手のためにというよりは自己満足に近い気がしていますが、それ以外の動機…特に"branding a project"というのがまさにその通りで、自分がやっていることにも近いかもしれません。
これまで様々な「ブランド」に影響された結果、自分でもそれを模倣したくなって、現在に至るということなのかなと思います。
異なる「ブランド」がたくさん並んでいる選曲画面、賑やかで魅力的じゃないですか?
名義ごとに曲調やテーマ、コンセプトがあって、その通りに曲を組み立てていく(稀に逆もある)。楽しいんですよね、これが。
1つの名義に対応する作品が2つ3つと増えていけばいくほど、個々のブランドは色濃くなっていくと思います。これからも色々なブランドを伸ばしていきたいものです。
「tcx7-style」に限らず、機会があれば何か書かせてください。
皆様からのご依頼ご相談お待ちしております!
曲名・声ネタ
曲名の読み方は「わいあーゆー」です。Why are youをそのまま略した感じ。曲中の声ネタからも聞き取れるかと思います。
その声ネタは何と言っているのかといえば、直接書くのも気が引けるのですが「お前はどうしてそんなに○゙カなんだ?」と言っています。そりゃピー音で<censored>されるわけだ。
プレーする度に罵倒してくる音ゲー曲、他にあんまりなくない?
余談ですが、この話をWAVEATの関係者間で話したら
「実質You are an idiotじゃん」って言われてました。なるほどな??
(※ごく一部の人には伝わるネタ)
「YRU」の楽曲コメント(※WAVEAT ReLIGHTのアプリ内で閲覧可能)でも書いたのですが、今までそんな酷いことを言ったことはないし、言われたこともない。なのに何故かこのワードが突然降ってきたんですよね。なんで??
とりあえず思いついたその日のうちに脱衣所でiPhone持って録音して加工しました。つまり声の主は自分です!自分の声を声ネタにした曲はこれが初めてだったかな?
一応書いておくとラストの「ばか」は自声ではなく、既存の素材を使っています。
そんな「何様だよお前は」って感じの曲ですが、末永く遊んでいただけると幸いです。
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