The Brand : CYVE
以前「YRU」という楽曲について書いた記事の中で、楽曲制作に用いる別名義の話題を出しました。
今回はそんな「ブランド」こと別名義のひとつに焦点を当てた記事です。別名義がやたらと多くあるので、シリーズ化するかも?
CYVEとは
私が楽曲制作に用いている名義のひとつで、Synthwave系の楽曲に特化して使用しているものです。サイヴと読みます。元々はCyber+WaveまたはCyverという名義にしようとしていたのですが、色々あって略して今の形に。
これまでに3作品を公表しました。
Partial & Virtual (2019, WAVEAT ReLIGHT v2収録)
Floating Over (2020, otheroutes 6th Album "Fragments Flow" Tr.8, Project-L7収録予定)
Survivor in da City (2020, otheroutes 4th short album "Checkpoint IV" Tr.5, Project-L7収録予定)
その他 未発表楽曲 数点
そもそもこのSynthwaveというジャンル、一言でいってもその曲調やテンポは様々で、幅広いスタイルの楽曲が世の中に存在しています。
上記の通り自分で形にできたのは、まだほんの数曲だけ。なので、今後も機会があれば同名義での次の作品を作り出していくつもりです。
影響元
2019年後半あたりに、いくつかのゲームを通じてSynthwaveというジャンルを知り、そこからハマって自分でも同ジャンルの楽曲を作り始めたのが、CYVEブランドの発端です。そのゲームというのが次の2つ。
Neon Drive
もうビジュアルからして「これだよこれ」って感じです。
自分は音ゲー以外に車関係の作品も好きで、レースゲームをプレーすることが時々あるのですが、これもそうなのかな〜と思って遊んでみたら実は音ゲーでした。
全8ステージで構成されていて、音に合わせて障害物を避けるというのが主な内容。楽曲やギミックなどがステージ毎に異なります。何故か突然シューティングゲームが始まることもあります。なんで?
ステージは1から順番に進める必要は無く、好きなところから始められます。気に入った曲のステージをひたすら練習するのもあり。
各ステージには複数の難易度が設けられています。難易度毎に障害物の配置やギミックは同じなのですが、BPMが異なるという特徴があります。高難易度ほど楽曲は早回しになり、素早い操作が求められます。
楽曲は全てPengus氏による書き下ろしで、Steamではサウンドトラックも配信されています。高難易度は早くなっただけなんだけども。
難易度は見た目以上に高いと思います。人によっては酔いやすいかも…。
まずは最初のステージの最低難易度を選んで、世界観に浸りましょう。
ちなみに先日のESA Summer 2022で、この作品の最高難易度のSpeedrunが披露されていました。
Synth Riders
ライダーってことはTR◯Nバイク的なのに乗るレースゲームなのかな〜って思うじゃん? いいえ音ゲーです。
VR専用のタイトルで、奥から迫ってくるオブジェクトにタッチ(※)してハイスコアを目指すというもの。
(※ ただ触れるだけだとスコアが多く上がらず、厳密には軽くパンチする必要がありそう?)
収録楽曲は、複数のパッケージから構成されているのが特徴です。SynthwaveとElectro Swingといった特定のジャンルにフォーカスしたものが主流で、その他にもMUSE等の有名アーティストの楽曲もあります。
曲尺は全体的に他の音楽ゲームよりも長め。恐らく全てフル尺で、Radio Edit的な編集を施された曲は無さそうです。
書き下ろしの楽曲は無いと思われます。収録曲を検索するとBandcampのアーティストページがヒットすることも多いでしょう。
数ある中で特に個人的に刺さったのが"DANCE WITH THE DEAD"というアーティスト。どの曲もギターが特徴的でクール。自分は特に"From Hell"がかなり好きで、これをきっかけにアルバムも買いました。(サブスクでも聴ける)
アートワークも特徴的。ホラー映画のポスターのような感じで、他のSynthwave楽曲につけられがちな、地面や山々がメッシュ状で夕日とスポーツカーが映えるようなものとは違うテイストです。
Blue Stahliのソロプロジェクトである"Sunset Neon"による2曲(Lazer Pink, Tonight)もカッコいい。この2曲、雰囲気が全然異なります。最初は同じアルバムの作品だとは思わなかった…。
そしてこのゲーム、非常に良い運動になります。VR専用なので必然的にカラダ全体を動かすことになりますし、没入感もすごい。そして先ほども触れた通り1曲1曲が長いので、しっかりと汗をかけます。
ステージ背景のアニメーションを止める等の"酔い対策"のオプションもあるので、遊べる環境があるなら持っておいて損はないタイトルだと思います。
今後
オススメを書くだけの記事になってしまった気がしますが、ヨシとしましょう。
CYVEの今後については、先程しれっと書いたように「未発表楽曲」がまだありますので、まずはこれをいずれお披露目することになるかと思います。お楽しみに。