otheroutesのこと
2024.01 update
このnoteを見てくれている方には最早説明不要だろうし、これまで特に自己紹介的なことは書いていなかったけど、たまたまここに辿り着いた方や、最近になって私を知った方には何のことやら…という場合もあるんじゃないか?
ということで、今回は我々"otheroutes"の紹介を書きます。
otheroutesとは
私(iF)と、相方tpplssiveことTeePyによって2014年に結成された、作編曲サークル兼ユニット。アザールーツと読む。
途中からShima.EBが作曲メンバーとして加入し、現在はサークルとしては3名体制、ユニットとしては2名のままという、少々ややこしい感じになっている。私とtpplssiveが共同で制作した楽曲は、現在もotheroutes名義で発表している。
2021年までは主に同人音楽頒布イベントであるM3へのサークル参加と、CD作品の制作および頒布を積極的に行ってきた。
現在はアルバム作品の新規制作を休止し、新規音楽ゲームおよびその収録作品の制作や、外部作品への楽曲提供に集中している。いわば充電期間(※)。
otheroutesの作品を聴く方法
これまでに発表した作品は、BandcampまたはBOOTHにてデジタル版を販売中です。今後の活動のためにも、購入にてご支援いただけると幸いです。
otheroutesメンバーの作品で"遊ぶ"方法
各メンバーの楽曲は、各種音楽ゲームで遊ぶことができます。
BMS(PC)
BOFU2015〜2017
"otheroutes"チームにて出品
Tokyo 9pm.
Banyak Pulau, Banyak Jiwa (otheroutes remix)
PLAY THE GAME
Festa del raccolto
Flapping Islands Avitation
WHITE FANTASIA (SPEED MIX)
Gazin' U Tonight
melon soda (BM Edit)
BOF2012,G2R2014,BOFXV(2019),その他イベント
楽曲iF&譜面TeePyにて出品、実質otheroutes(?)
Leaves -BM edit-
Azure Emotion
Ignited Time
EMOJISM
Phigros(Android/iOS)
iFによる2曲が収録されています
Initialize(※WAVEAT ReLIGHT(後述)からの移植)
Get Ready!!(※WAVEAT ReLIGHT(後述)からの移植)
polytone(Android/iOS)
BOFU2016に出品した2楽曲が収録されています
Festa del raccolto
Flapping Islands Aviation
SOUND VOLTEX シリーズ(Arcade/コナステ)
Shima.EBによるリミックス楽曲が収録されています
waxing and wanding(SS Remix)
WAVEAT シリーズ(iOS)
iFが複数の楽曲を書き下ろし提供しております
TAKUMI³(Android/iOS)
iFによる2曲が収録されています
Get Ready!!(※WAVEAT ReLIGHTからの移植)
YRU(※WAVEAT ReLIGHTからの移植)
シノビスラッシュ シリーズ(Android/iOS)
iFによる2曲が収録されています
Get Ready!!(※WAVEAT ReLIGHTからの移植)
Operation:ESCAPE(※WAVEAT ReLIGHT v2からの移植)
ちくたくコンチェルト(Android/iOS)
iFが1曲書き下ろし提供しております
Eastern Dawn
DanSparkling(PC/Steam)
otheroutesのアルバム作品より2楽曲が収録されています
Gazin' U Tonight
checkout
ポケリズ(Android)
2曲収録されています
Harbor Light (feat. MINES)
Ice-Cold Emotion
and more info comes soon.
お知らせできる内容は今後も増える予定です。お楽しみに。
otheroutes年表
結成から現在に至るまでのあれこれをざっくりと。
2014年
都内某所にて、音楽性の違いを理由に結成。
全然作風が違う2名を組み合わせたら何かできるんじゃね?ということで。
名前の由来は、当時私が企画していた"某音楽ゲームシミュレータ向け楽曲パッケージ企画"のタイトルが"Route"を冠する名前であり、それとは別の方向性にしたい、別の道を探して切り拓いていきたいとの思いから"other + route(s)"を文字ったもの。
結成と同時に、その年の秋M3への参加と、CD作品の制作を決める。
ちなみにこの時の私の作曲用名義は"Z-Siecle"だった。2017年まではこの名義で曲を書いている。
初回ということもあり、CDの内容は基本的に好き放題やることになった。また、過去の企画でお世話になったMINES氏をゲストとしてオファー。アルバムタイトルは自身の決意を示す意味合いで"Our Decision"に決定。
M3前日、クロスフェードデモ動画が完成するも、制作方法が悪かったのかレンダリングに11時間もかかってしまう。しかも出力完了後に誤字が見つかり、再出力する羽目になる。
当時はPCが1台しか無く、レンダリング中はCDの生産作業には一切着手できなかった。このようなトラブルに見舞われ作業は遅延。2名での徹夜の作業を経て、両者寝不足のままサークル参加デビューを果たす。あれはしんどかった。
2015年
初めてのサークル参加は、多くの反省点があったものの、達成感は大きかった。そのまま続けて春M3への参加を決定する。今度の作品はtpplssiveにプロデュースを託すことに決定。
「場所・光景をテーマとすること」「曲中にメロディを入れること」という指定のもとで、アルバム"Places & Scenes"を制作。
クロスフェード動画は、前回の反省を活かして1曲毎にレンダリングし、後から全部結合する方法を取った。めっちゃ早く完成した。
なお、この年の秋は諸事情により新作の制作発表を見送った。
2016年
この年、2つの事件が発生する。
転勤
楽曲制作&楽曲制作以外の全てを担っていた私iFが、某所に飛ばされることになる。これにより、従来通りの方法での合作や打合せが困難になる。
幸か不幸か日帰りでM3会場に行ける距離ではあったので、同年秋のM3参加を決定する。
太陽誘電 CD-R(銀ラベル/ワイド)生産出荷終了
これまでの2枚のアルバムで使用していたCDの製造が終了し、安定して入手できなくなる。デザイン面の方針変更を迫られることに。
そのような環境変化に振り回されながら、四季をテーマとした3rdアルバム"Natural Routine"の制作に着手。ゲストとして、私iFがotheroutes結成前にアルバムに参加させていただいていたサークルの主宰であった楓介氏をオファー。
同年はBMSイベント「BOFU2016」にも参加し、ここで発表した3楽曲のロング版をアルバムに組み込んだ。
2017年
忙殺&スランプ到来。モチベーション維持のためにも何かしらの作品は出そうと思い、従来よりも曲数が少なくて安価なショートアルバム"Checkpoint"シリーズの制作に取り組む。
このとき初めてゲストとして参加したのがShima.EBである。彼は元々tpplssiveと知り合いだったということもあり、頻繁に連絡を取るようになり、気づけば以降のアルバムでは常連となり、そのままメンバーの一員として認識されるようになった。
2018年
今年は流石に何かアルバム作りたいね~とは言ったものの、春M3の1か月近く前になっても1曲も思いつかない状況が続く。これはマズイぞということで、いつも通りな得意ジャンルで急遽1曲仕上げることにした。「焦燥」を意味するImpatienceというタイトルの曲が出来上がり、これがそのまま4thアルバム"Designed Desire"の1曲目になる。あれよあれよと曲が集まり、1か月少々でアルバムが無事完成。
この「Designed Desire」が4枚目にしてどちらも「D」から始まることもあり、次のアルバムは「EE」にしようぜという話になる。その流れで、「感情」をテーマに次回作"Elastic Emotion"を制作し、秋のM3で頒布した。
こうしてみると2018年は豊作だったなと思う。特にElastic Emotionは個人的にもお気に入りの一枚だ。
2019年
そのままの勢いで「FF」に続こうとするも、この時から「本当に作りたいものは何なのか」という思いがメンバー内から湧き始める。答えが出ないままこの年の春M3を迎えてしまい、今回はショートアルバム"Checkpoint"の3作品目の制作に踏み切る。
この年は2年ぶりのBMSイベント参加等をしたが、アルバムの発表はここからスローペースになる。
2020年
アレが世界的に蔓延。いつもは4月末に開催される春M3が、この時に限り3月1日という超早いタイミングでの開催となる。
今後の制作体制を変える必要を感じ、ひとつのターニングポイントとしてのアルバム制作をメンバーに打診する。これまでサークルとしてのotheroutesでは意識して明るい色調の作品を出していたが、一転して黒を基調としたデザインとして"終焉"をテーマに楽曲を集めた"Fragments Flow"を制作する。
「終焉」を超えても、otheroutesはまだまだ終わらない。
この年、私iFが再度転勤となり、かつての本拠地に近い南関東に戻ることになる。これを機に次回のM3への参加を決断し、次のアルバム制作を計画する。
単純に制作時間の確保に難航してしまったことから、秋はテーマ無しでメンバーから楽曲を集めることになった。Checkpointシリーズの4作目を頒布することとなる。
また、情勢を鑑みてTRCでの現地参加を見送り、Webイベント限定の出展とした。自身の安全を確保しながら、CD媒体の制作コストを下げることができて、一石二鳥であった。とはいえ、やはり何か物足りなさを感じながら当日を終えたのは事実だった。
Webアルバムの頒布には手ごたえを感じた。そこで、CD以外の形式での作品頒布方式を検討することになる。BOOTHおよびBandcampを開設し、1stアルバムのリマスター版をダウンロード版限定で販売開始する。
2021年
厳密には2020年末だったと思うが、この時tpplssiveとShima.EBの合作である「Turbulence」が完成し、サプライズ的に聴くことになる。最高だった。
これは最高のアルバム作品で世に送り出すしかあるまい、ということで春M3に向けて久しぶりにアルバム"Solidity"の制作を計画する。今回からはダウンロード版の専用とし、会場(TRC)ではBandcampで引換可能なシリアルコードを割引価格で頒布した。
並行して、メンバー間で「otheroutesが本当に作りたかったものは何か」の認識合わせをする。その結論として、オリジナルの新規音楽ゲーム開発の計画(Project-L7)を開始することとなる。
2月頃からプロトタイプを制作し、4週間ほどで1曲を通してプレーできるところまで出来上がった。ここまで出来たなら作るしかないか、ということで、春M3参加と同時にオリジナル音楽ゲームの制作に着手したことを公表する。
2022年
otheroutesの主な活動内容は2本軸となった。
楽曲制作および提供による作品の発表
「やりたいこと」を実現するための活動
2023年
ゲーム開発は非常にスローペースながら順調に進んでいる。
そして、約2年半ぶりにM3(秋)に出展。
動機は「そろそろ拍手したくなってきたから」。
アルバム"Amberance"を、イベント開催ギリギリのところで完成させる。
これから
各メンバーの個人的な事情もあり、今後はM3などのリアルイベントへの出展の機会は減ると思うけれども、今まで積み上げてきたものも大切にしつつ、これからもより良い作品を世に送り出せるように、日々準備を重ねています。
ぜひ今後の作品にもご期待ください。
余談
otheroutesとしてのアルバム作品は多数出してきたわけだけども、時々まだソロアルバム作らんの?と言われる。
どうしよっか、要ります?