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合格を諦めかけた司法書士試験午前の部【体験記①】

みなさんはじめまして。

大学生活、サークル幹事長、バイト、受験生活すべてを鼎立させながら…

宅建試験に18歳の時に1か月の勉強で合格
司法書士試験に20歳の時に受験回数1回で令和6年度単独最年少合格
を達成した、かいしゅうです!

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最悪だった午前の部の話


今回から2回に分けて、私が受験した令和6年度司法書士試験の当日譚をみなさんにお伝えしていこうかなと思います。

心は安らいでいても体は緊張している


令和6年度司法書士試験の受験日は7月7日、七夕の日でした。
私はこの七夕の日を決戦の日として毎日勉強に励んできたわけですが、試験前日はやっぱり寝れなかったですね。前日の日中もほぼ勉強することはなくゆっくりと過ごして体調を整えることに注力しました。

私の精神状態としても緊張している感じはさほどしなかったのですが、体は試験本番の緊張を喰らっているのか全く休まらず。結局夜中2時ごろまで寝付けることができず、試験当日は少し寝不足の状態で試験会場である早稲田大学早稲田キャンパスへ向かいました。

いつもと違う早稲田の光景〜なんでびしょ濡れ?〜

実際の受験票

自己紹介記事で書かせていただきました通り、私は早稲田大学文学部に通う大学3年生ですので、試験会場はいつもの見慣れた大学の講義室。

↓↓↓自己紹介記事はこちらから↓↓↓


早稲田に近づくにつれていつもなら増えるはずの学生が見当たりません。
それもそのはず。当然試験日は休日であり周りは司法書士受験生とおぼしき社会人らしき方々でいっぱいでした。

いつも通り早稲田通りに降り立つと、予備校が最終確認レジュメを配っています。「LECのレジュメだけもらって講師からのメッセージは読んでね」と言われていたのでその通りにしていると、ついに試験会場である早稲田キャンパスに到着しました。

キャンパスは学生には見えない3、40代の方々で埋め尽くされています。
ところどころにさらに上の世代らしき人や学生らしき人も見えますが、それは果たして学生受験生なのかもしくは早稲田の学生なのか、私には見当もつきませんでした。

学生受験生であり早稲田の学生でもある私はこの地の勝手を知ってるだけ有利だな、とか思いながら試験教室である15号館に到着すると床がびちゃびちゃです笑。荷物を置くためのビニール袋を配っています。前日の雨で浸水してしまったようですがこれが私の心を少し安らげました。だってこんな状況見たことないんですもん笑なんでよりによって今日浸水してるの???と苦笑いをしながら席につきます。

相変わらず床は濡れていて、ビニール袋を拡げる音はするものの周囲の受験生たちの顔は至って真剣。金髪の受験生は見渡したところ私しかいませんでした笑。私の後ろに座った受験生は比較的若そうな女性でしたが、そのほかの受験生は基本的に僕の両親ほどの年齢に見え、ところどころに祖父母の世代と思しき方の姿も見えました。試験官は松野博一元官房長官に似た見た目の男性で、如何にも厳格な方という感じ。緊張感が増します笑

いつもの模試は大体集合時間の10分前くらいに着いているのですが、試験当日はもちろん余裕を持って30分ほど前に到着し、早稲田生だからこそ知っている裏のトイレに赴きます。ここなら並ぶことなくゆっくりできます。そのトイレの個室で用を済まし、準備しておいたシャツに着替えます。私は汗かきなのでわざわざ用意してきました。水を買って試験教室に戻るとまだ時間がありました。暇だなと思いつつもやることはないのでただ座るだけ。でもこの間も心拍数のボルテージが上がっていくのを感じます。いざ試験開始10分前ともなるともう模試と勝手は同じです。決戦の時を待ちます。試験開始の指示とともに僕は試験問題のページをめくります。

絶望の昼休みと最低のうどん


そしてちょうど2時間後、試験終了の指示がかかります。僕は絶望していました。完全に落ちた!と思ったからです。
憲法はできた感触がなく、民法も悪くはないけど合格点には足りそうにない出来のように感じました。会社法が唯一手応えを感じた科目でしたがそこまでの快進撃のようにも感じられませんでした。

茫然自失として試験教室を後にする私。足取りはまるでおぼつかなく、日の差す早稲田の並木通りをとぼとぼと歩いたのを覚えています。昼ごはんには早稲田通りの丸亀製麺でうどんを食べようと思ったのですが、受験生で行列ができていました。大誤算。しょうがないので代わりに近くのごんべえといううどん屋さんに入りうどんセットを注文。午後の部のためになるべく食べた方がいいと思い無料の大盛りにもしました。

結果的にこれが大失敗。午前の部のことを考えるだけでいっぱいの私には大盛りのうどんセットを食べる余裕なんてなく。半分食べて限界を迎えました。この時が気持ちの谷底でした。
気分を紛らわすため、通い慣れた戸山キャンパスのトイレに向かいます。その個室の中で午後に向けての決心をするのでした。いまだ胃袋の中ではうどんが暴れています。


次回、後がない私と午後の決戦。


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