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【R60-SETAGAYA- セミナー登壇事業者紹介・11/19(火)】地域と子育てをつなぐ力~NPO法人子育て支援グループamigo~
現在、世田谷区で実施中!「ミドルシニアの働く」と「地域の事業者」をつなぐ就業マッチング支援事業「R60-SETAGAYA-」。
R60-SETAGAYA-に登録いただいている事業者の情報は、実際のお仕事募集画面でもご覧いただけますが、掲載している情報はほんの一部。より丁寧に登録事業者の想いをお伝えしたい!ということで9月より毎月1回、事業者の方をお呼びしてセミナーを開催しています。
事前に、ご登壇いただく事業者の方に、どのような想いで仕事をしているのか、またどのような事業の在り方を目指していくのかについてお聞きし、こちらのnoteでお届けしていきます。
R60-SETAGAYA-をご利用いただくシニアの方だけでなく、幅広い方々に、世田谷区にある事業者の想いを知っていただきたいと思っています。
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第3回目の今回ご紹介するのは、11月19日の「経験を活かして地域で働く!ミニセミナー&事業者の話を聞いてみよう(子育て支援事業者編)」にご登壇いただく、NPO法人子育て支援グループamigo(https://www.kosodate-amigo.com/)。”一緒に楽しく子育てしようよ!”を合言葉に、生まれてくる子どもたちとその親が、地域の温かい人間関係の中で支えられ、すこやかに成長していくことができるよう、出産・育児の支援を行っています。
今回は訪問事業をご担当されている深田優子さんにお話を伺いました。
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NPO法人子育て支援グループamigoの事業概要はこちら
11月19日のセミナーのご案内はこちら
私たちの事業について
ーーNPO法人子育て支援グループamigoの事業について教えてください
地域ぐるみの子育てを推進するために、産前・産後の新しい家族が増えた時期からサポートを行っています。
その中のひとつ、マザリングベルの事業は、産後間もないお母さんたちの食事作りを主とした訪問事業です。産後は、近くに誰かがいてくれることで心が和らいだり、食事を用意してくれる人がいることで安心して身体を休められることがあります。新米のお母さんたちは新しい生活に喜びを感じる一方で、不安も抱えています。地域の身近な人に支えられて、安心して子育てできる環境をつくっていけたら、と思い活動しています。
また、親子で過ごす居場所「おでかけひろば」など、これまで産前産後の支援で培ってきた地域に根差す循環型の相互支援を、より多世代の方たちと分かち合うために、昨年「小さなカルチャーセンターpublico(パブリコ)」(以下「パブリコ」)という事業をスタートさせました。小田急線梅ヶ丘駅前にカフェやライブラリー、スタジオなどの設備を要し運営していますが、最近は学校以外の場所で過ごす子どもたちの居場所としての機能も果たすようになりました。
もともと助け合いの気持ちから始まったグループでしたが、サポートされてきた方が時を経て支援者になるという循環型の相互支援の形が作られてきています。
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これから目指す姿
ーーこれからどんな事業の在り方を目指していかれますか。
実は私も子どもが小さかったときに家事支援の制度を利用したことがあります。当時は赤ちゃんと二人きりで、話すと言っても役所の窓口の人くらい。大人とたわいない日常会話をすることが、こんなにもありがたいと思ったことはありませんでした。また、子育ての先輩に子どもの発達のことや保育園・幼稚園選びのことを聞くことができ、とても心強かった記憶があります。マザリングベル事業では、出産されたお母さんやその家族が安心して子育てができる社会を目指しています。また、支援する側の子育て経験者自身にとっても、新しい家族のはじまりに寄り添うことは、自分の子育て期を振り返って追体験することになります。子育て中は何もかも一生懸命で、日々を振り返る余裕がなく、記憶がないという方もいるくらいです。「がんばってきたんだな」と自分をねぎらう時間にもなると思います。支援される側もする側も満たされる、そんな幸せの循環を生み出していきたいと考えています。
パブリコは、親子でワークショップをしたり、ランチをご提供したり、ゆったり過ごす場としてご利用いただいています。このパブリコの名前には「パブリックの子」という意味が込められています。子どもに病気や障がいがあると、公共の場に出かけるのに躊躇してしまうご家族も多いようですが、パブリコは、普段お出かけしにくい方たちにとっても気軽に足を運べる場所でありたいと思っています。また、子育てに関心を持っている方なら世代を問わず来ていただきたいです。近所の方と作り上げていく、地域のコミュニティの場になればと願っています。
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R60-SETAGAYA-への想い
ーーR60-SETAGAYA-に期待することなど想いをお聞かせください。
今は、自分たちの間に生まれた赤ちゃんが「人生で初めて抱く赤ちゃん」だという夫婦が70%もいると言われています。そんな子育ての始まりに、経験や個性豊富なミドルシニアの方たちからのサポートが受けられたら、心強いと思っています。親とはまた少し違う視点からのアドバイスが、多様な価値観を学ぶ経験になり、新米のお母さんの新生活のスタートをスムーズにしてくれることを願っています。
また、パブリコには現在学校に行けない子どもたちも多く来るようになりました。他者との関係に緊張を覚える子どもたちにとって、親とも先生とも違う大人とかかわり、癒されたり気分転換する時間はとても大切だと考えています。ともに地域で子どもたちを育てようと思ってくださる方と、一緒に作り上げていきたいと思っています。
――深田さん、ご協力ありがとうございました!
11月19日には、amigoさんから直接お話をうかがえます。前半に開催される、働き方について考える参加型のミニセミナーとあわせてお楽しみに。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
今後も、R60-SETAGAYA-登録事業者のみなさんをご紹介していきます。
事業への熱い想いを感じてみてください。
ミドルシニアからの働き方をRe:DESIGNする
R60-SETAGAYA-
(運営・実施主体:世田谷区産業振興公社 三茶おしごとカフェ)