【R60-SETAGAYA- 登録事業者紹介⑨】みなが元気になる子育てを~NPO法人子育て支援グループamigo~
現在、世田谷区で実施中!「ミドルシニアの働く」と「地域の事業者」をつなぐ就業マッチング支援事業「R60-SETAGAYA-」。
R60-SETAGAYA-に登録いただいている事業者についての情報は、実際のお仕事募集画面でもご覧いただけますが、掲載している情報はほんの一部。もっともっと、登録事業者の想いをお伝えしたい!そして利用者であるシニア以外の幅広い方々にも、どんな事業者が世田谷区にあって、どんな想いで仕事をしているかを知っていただきたい!ということで、noteに場を移し、事業者のみなさんについて、更に深掘りした内容をお届けします。
松原を拠点に、子育て中のお母さんたちの居場所づくりや支援活動を続けているNPO法人子育て支援グループamigo(https://www.kosodate-amigo.com/)。 今回は同法人の石山さんと壬生さんにお話を伺いました。
私たちの事業と目指す姿
2001年に、子育て中のお母さん同士が集まって話したり、支え合う場を作ろう と、活動を始めたamigo。合言葉は「一緒に楽しく子育てしようよ!」。助産師や保育士など専門家とも連携しながら、子育て世代だけでなく地域の多世代を巻き込んで子育てを支援するプロジェクトを展開しています。
核家族化に伴って、子育てをする母親の孤立化が進む現在。お母さんだけが子育てを抱えてしまう弊害は、親世代だけでなく子どもにも暗い影を落としかねません。amigoでは、2001年の設立当初からお母さん同士が情報を共有しあえる場づくりを積極的に行ってきました。
現在では世田谷区内に2カ所のおでかけひろばを開設し、ベビーマッサージやマタニティヨガ、産前産後向けのさまざまなプログラムを実施しています。
なかでも、産前産後の大切な時期を母と子が安心して過ごせるように、家事の手伝いや赤ちゃんの世話などを行う訪問型の「マザリング・ベル」の活動はますますニーズが高まっているといいます。「歳の近い兄弟のいる家庭や双子のいる家庭では、サポートを受けたい家庭が多い」と、石山さんは話します。
世田谷との今までとこれから
――世田谷区とのつながりや、今後の展望についてお聞かせください。
今の世の中は子どもの声の騒音問題が問題になるなど、子育てがしにくい社会になっていると感じます。「マザリング・ベル」の活動は、これまでamigoが取り組んできた子育て世代同士のつながりだけでなく、多世代が地域でつながりあえる関係を作ることができる活動です。小さいころにご飯を作りに行っていた家庭のお子さんが幼稚園、小学校、中学校と成長していくのを、まるで家族のように見守れたり、たくさんもらった野菜をおすそ分けできるつながりが生まれたり。みなで子育てを見守っていける地域社会にしていきたい、と考えています。
支援を受けたお母さんたちはサポートを受けて元気になりますが、支援する方も元気をもらえ、励みになる。両方がどんどん元気になっていくような事業になればと思っています。
R60-SETAGAYA-への思い
――R60-SETAGAYA-について、どのようにお考えですか。
すきま時間に、無理なく働けるというのはR60-SETAGAYA-の良いところだと思っています。先日も、フルタイムで仕事をしながら育児をされてきたという女性が、R60-SETAGAYA-を通して活動を知り、退職後に自分の子育ての経験が役に立つのでは、と「マザリング・ベル」にエントリーしてくださいました。「マザリング・ベル」の活動は食事づくりや赤ちゃんの沐浴の手伝いなどの家事援助が中心になりますが、産前産後のお母さんがゆったりと過ごせるように上の子どもの送り迎えや、子どものお風呂の湯上げを手伝うなどさまざまなニーズがあります。これまでのご経験を踏まえ、ご自身のできることからチャレンジしていただければ嬉しいです。
――amigoさん、ご協力ありがとうございました!
今後も、R60-SETAGAYA-登録事業者のみなさんをご紹介していきます。
ここでしか聞けない、事業への想いをどうぞお楽しみに!