【R60-SETAGAYA- 登録事業者紹介⑥】高齢者が気軽に相談できる街の窓口に~NPO法人都民シルバーサポートセンター~
現在、世田谷区で実施中!「ミドルシニアの働く」と「地域の事業者」をつなぐ就業マッチング支援事業「R60-SETAGAYA-」。
R60-SETAGAYA-に登録いただいている事業者についての情報は、実際のお仕事募集画面でもご覧いただけますが、掲載している情報はほんの一部。もっともっと、登録事業者の想いをお伝えしたい!そして利用者であるシニア以外の幅広い方々にも、どんな事業者が世田谷区にあって、どんな想いで仕事をしているかを知っていただきたい!ということで、noteに場を移し、事業者のみなさんについて、更に深掘りした内容をお届けします。
世田谷区民に向けて高齢者の悩み相談窓口を開設しているNPO法人都民シルバーサポートセンター(https://tsugusapo.com/)。 今回は同法人の専務理事 大西統さんにお話を伺いました。
私たちの事業と目指す姿
独居老人の住み替え支援、身元保証、生活サポート、在宅介護の相談、認知症対策、相続の相談など……。幅広い分野での区民の高齢者や介護従事者の方からの悩み相談を受け付けているNPO法人都民シルバーサポートセンター。専門性の高い相談にもこたえられるよう、専門家と連携しながら区民の相談窓口になっています。
高齢者の問題は1つではなく、さまざまに絡み合っている、という大西さん。問題をひとつひとつひも解き、連携している専門家や関連企業をコーディネートして問題を解決していきたいと考えています。
しかし、高齢者が自ら団体の存在を知って相談に来てくれることは、ほとんどないそう。だからこそ、地域共生社会のひとつの団体として、自分たちから地域に入り込む取り組みをしています。高齢者や高齢者の問題に携わっている方々に寄り添い、そこから相談を引き出していけるようにしたい、と大西さんは言います。「どこに、何を、どのように相談していいかわからない」という人たちに、気軽に相談できる場所として認知してもらうために、都民シルバーサポートセンターでは講演会やイベントなど、さまざまな働きかけを実施しています。
世田谷との今までとこれから
――世田谷区とのつながりや、今後の展望についてお聞かせください。
現在は、問題が顕在化している状態でご相談を受けることが多いので、限られた時間の中で対応しなくてはいけないことが多くあり、余裕がない状態になってしまいます。これから少子化や核家族化が進むと、問題はより大きな形で顕在化してくるでしょう。そのとき、できるだけ前もって個人個人で問題を予測し、対策を立てていけるように……私たちができることは、予防の必要性を発信することだと思っています。高齢者が生き生きと生活できる環境を作るために、老後のお悩み相談などの講演会に加えて、脳トレや写真講座など余暇の部分を楽しむレクリエーションイベントを開催し、健康寿命をあげる取り組みも進めていきたいと考えています。
R60-SETAGAYA-への思い
――R60-SETAGAYA-について、どのようにお考えですか。
健康寿命を上げていく私たちの取り組みと、シニアの多様な働き方を応援する「R60-SETAGAYA-」は親和性を感じます。現役を引退された方が、自分らしく生活するために「R60-SETAGAYA-」に積極的に参加することは、健康寿命を延ばすことにもつながると考えています。また、高齢者の方とのかかわりの中で感じているのは、人と人が直接交流することの大切さです。コロナ禍で難しい部分もありますが、利用者と事業者のリアルな懇談会なども今後企画できたら、ますます「R60-SETAGAYA-」が活発に動いていくのではないかと期待しています。
――都民シルバーサポートセンターさん、ご協力ありがとうございました!
今後も、R60-SETAGAYA-登録事業者のみなさんをご紹介していきます。
ここでしか聞けない、事業への想いをどうぞお楽しみに!
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