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2023年1月 おっさんの遠足鹿児島編②

1日目夜、焼酎バーへ

ホテルで一息ついたら、いよいよ夜の鹿児島天文館に繰り出す。
ひとり旅だし、基本的にあまり予約とかは好きではないんだけれど、満席で予定が狂うことが多々あるので、最近は2泊3日の旅だと1〜2軒程度は予約を入れるようになった。1日目の夜に予約したのは「焼酎バー 酒々蔵(ささくら)」。
バーとはいっても、郷土料理中心に、腹にたまるメニューもそこそこあり、1軒目のお店としても使えそうだったのでここにしてみた。

焼酎バー 酒々蔵

開店時間の18時半に入店したが、地元の常連とおぼしきグループが続々やってきて、奥のテーブル席は賑わっているようだ。カウンター席に座りずらりと並ぶ焼酎瓶とメニューとにらめっこ。鹿児島の人はやはり焼酎好きなんだよねと思っていたが、地元の常連さんたちは、一杯目は生ビールを頼むようで、カウンター内の女の子は次々と生ビールを注いでいた。”とりあえず生ビール”は全国共通なんだね(笑)
かくいう私は、ビールを飲むとお腹が張っていろいろ食べられなくなるといけないので、まずは無難に薩摩宝山のロックを。
料理は鯛の酒盗、地鶏の刺身、キビナゴの天ぷらを注文。刺身は九州独特の甘い醤油でいただきました。

薩摩宝山のロック
鯛の酒盗
ずらりと並ぶ焼酎瓶
地鶏の刺身
キビナゴは刺身、唐揚げ、天ぷらがあり天ぷらをチョイス

芋焼酎は長年苦手で、ずっと麦焼酎派だったけれど、なぜか歳をとると味覚が変わって飲めるようになった。なので二杯目も芋焼酎、鹿児島県外ではなかなか飲めそうにない「鹿実」というのをいただく。
これは、スポーツ強豪校として知られる鹿児島実業高校同窓会が商品化した、 全国初であろう高校名を使った焼酎らしい。 味は、鹿児島実業高校らしさをイメージした、 のどごしスッキリでいてまろやか、芳醇な香りの焼酎。 表ラベルには、創立以来伝承されている校訓の「不屈不撓」と教育指針である 「誠実一貫」「静心無言」をデザインしている。また、裏ラベルには、校歌が掲載されているとのことだが、裏ラベルまで見なかった(汗)
隣に座っていた地元の方と少しお話をして、桜島の観光情報なども教えてもらい、楽しいひとときを過ごすことができました。

全国初であろう高校名を使った焼酎「鹿実」


あっさり鹿児島ラーメン「のり一」

一軒目が焼酎バーで軽めだったので、二軒目に刺身盛りの美味しい店を考えていたのだが、あいにく満席。店を探すのも面倒なので、シメのラーメンへ。
店名の読み方は、「のり〜」ではなく、「のりいち」なのでお間違えなきよう。

券売機で食券を買い、カウンターに着席すると、水ではなくお茶、そしてたくあんが出てきた。ラーメン(中)は600円と、このご時世に非常に手頃な値段。それだけにビジュアル的には素っ気なさも感じるぐらい。
そして味だが、調味料入れ忘れたの?ってぐらい見た目通りの味の薄さ。でもジワッと味わいが増してくるのはさすが人気店。
おじさんの〆ラーメンはこれぐらいがいいんだよね。
卓上のニンニクで味変すれば格段に美味しくなること請け合い!

老舗らしい店構え
お茶とたくあんが出てきた
ラーメン(中)600円

2日目ランチは回転寿司

翌日朝はコンビニ飯で済ませのんびりした後、港の方に向かって歩く。桜島観光をする前に、途中にある回転寿司でランチを食べることに。11時の開店を前に行列が出来ていて、30分ほど店内で待って着席。

開店前から行列

板前さんは当たり前だが威勢が良く、活気のある店内は、普段聞き慣れない地魚のお品書きが沢山貼り出されており、期待が高まる。
青魚3貫盛りの「ブルースリー」で、鹿児島名物キビナゴなどを味わうと、星カツオ、ヘダイ、クロマツの握り、そしてキビナゴの唐揚げなどをいただき、お腹パンパン、ご馳走様でした。

威勢のいい板前さんと地魚のお品書きが沢山吊り下げられた店内
青魚3貫にぎり「ブルースリー」シメサバ、キビナゴ、アジ
先ほどのアジの尾頭は唐揚げにしてくれます
星カツオ
ヘダイ
クロマツ
ウスバハギ
欲しくなるオリジナル湯呑み
キビナゴの唐揚げ
水イカのかぼす塩


腹ごなしに桜島観光

腹ごなしに桜島に向かう。桜島へはフェリーで15分ほど、船内には有名なうどん屋さんもあるが、お腹一杯だし、天気もいいのでデッキから桜島の眺めを楽しむ。

船内から見る桜島
船内にはうどん屋さん
デッキからの素晴らしい眺め
桜島港に到着

15分ほどで桜島に到着。日帰り温泉に入るという手もあったが、昨日の焼酎バーで話をした人が、酒でも買って、足湯につかるといいと勧めてくれたのでそうすることに。酒を買うのを忘れたが、桜島を眺めながら、しばし脱力タイムを満喫。

桜島港からすぐのところに無料の足湯
天気もいいし気持ちよかった

足湯だけで帰るのも勿体ないので、長渕剛が2004年に7万5千人を集めてオールナイトコンサートを行ったメモリアルとして建てられた「叫びの肖像」を見に行く。小一時間歩いたけど、人も歩いてないし車もほとんど通らないし、よくこんなところに7万5千人も集めたなぁと感心。
さすがに歩いて戻るのも辛いので、帰りはバスを利用しました。

うぉーうぉーうぉーうぉーうぉうぉー うぉううぉうぉうぉー🎸♪
うぉーうぉーうぉーうぉーうぉうぉー うぉううぉうぉうぉー🎸♪

2日目夜、創業70年余りの郷土料理店へ

桜島観光で心地よいウォーキングをして、2日目の夜は創業70年余りの歴史を持つ郷土料理屋さんを予約しておいた。
その名も「吾愛人」と書いて「わかな」と読む、とても名前からして心惹かれるお店。
以下、お店のHPからの引用、

愛する人に接するように、
迎えるように。
「吾愛人」の名を授けてくれたのは、先代と親交のあった児童文学者の椋鳩十氏。『大造じいさんとガン』、『マヤの一生』ほか多数の児童文学作品で知られる文学者で、教師として鹿児島に赴任し、その後、県立図書館長を十九年間務めるなど鹿児島と縁の深い人物です。
氏は当店創業当初、割烹の頃から通ってくださり、時代がかわって郷土料理店になった後もかわらず通い、応援し続けてくださいました。
「愛人」とは、鹿児島・奄美大島の方言で「愛しい人」「大切な人」の意味です。西郷隆盛が奄美での生活を共にした妻の名は「愛加那(あいかな)」といい、西郷が好んだ言葉に「敬天愛人/天を敬い、人を愛する」があります。
椋氏が名付けた「吾愛人」は、自分が愛する大切な人に接するように、お客様に最高のおもてなしをご提供しなさいという願いが込められています。

お店のHPより

とても由緒正しいお店なんだなぁ。鹿児島市内で4店舗あり、今回お邪魔したのは中央駅東口店。

吾愛人中央駅東口店

まずはヱビスビールをチョイス、ここはお一人様も歓迎で、ハーフメニューが豊富ということで、ここから選んでいくことに。
まず、こっちに来たら是非とも食べたかったのが首折れサバの刺身。サバは傷むのが早いのでシメサバでもない生食は厳禁なのだが、鹿児島では水揚げしてすぐに血抜きをすることで生食できるということで楽しみにしていた。
しかし、この日は3連休の中日だったこともあったのか、入荷がなく残念…
かわりにシメサバを注文、後はまたまた鳥刺し、さつま揚げを。

ビールはキリン、アサヒ、恵比寿が揃う
お一人様用メニューも豊富
シメサバ
地鶏の刺身
さつま揚げ

美味しい料理に酒もすすみ、芋焼酎にチェンジ、まずは「出水に舞姫」。

出水に舞姫

そしてお目当てのひとつ、1人用黒豚しゃぶしゃぶ。甘みのある肉が美味しかった。
そして焼酎おかわり、よく分からないから名前で気になるのを注文、古酒「蛮酒の杯」。いい感じで酔ってきたなぁ〜。
カウンター席も1人で2席使わせてもらい、隣の席やお店の人とも程よい距離感で食事を楽しめ、とてもいい感じのお店だった。

六白黒豚しゃぶ1人前
蛮酒の杯

夜の鹿児島中央駅をぶらりと

店を出て、夜の鹿児島中央駅近辺をぶらりと。駅の階段の途中にベンチがあって、学生さんが座って本を読んだり何か食べてたり不思議な感じ。
観覧車もあるし、ライトアップも綺麗で、結構都会だね〜。

階段の途中にベンチ、何故?
駅のライトアップが素敵
駅のライトアップが素敵

シメは禁断のラーメンチャーハン(笑)

そしてシメはホテルの近くに戻ってラーメン小金太。
ここは鹿児島ラーメンの中でも結構な人気店で、おっさんYouTuberの雄、某たっちゃんが2泊3日の鹿児島旅行で、3日連続で通ったお店。

店の前にある公園もライトアップされていて綺麗。
そしてやはり行列が出来ていた。

30分ほど並んだろうか、ようやく入店し着席、昨日のラーメン「のり一」に続きここでも漬物が出てきた。鹿児島のラーメン店って、漬物が出てくるのがデフォルトなの?
ラーメンがS,SSサイズも選べ、セットチャーハンつけて1,000円しないので、たらふく飲み食いしたあとのおっさんでも食べられるのが嬉しい。

でも東京に戻ったらダイエットしなきゃなぁ(汗)

席に案内されると漬物が用意してあった

3日目、昼前の便で東京へ

そんなわけで、3日目はお昼前に鹿児島空港を発ち、東京へ。
今回の総費用は7万円弱、去年の函館旅行が9万円オーバーかかったのに比べると安く上がった。函館はかなり贅沢したこともあるけど、鹿児島は食べ物が美味しくてお値段も安い印象。
あぁ、首折れサバ食べたかったなぁ〜
(おわり)


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