2023年3月 おっさんの遠足・富山/高岡編
富山湾の魚が食べたくて、今回は高岡に向かう
昨年の3月、富山・氷見に行って、富山湾の魚がとても美味しかったので、また行きたくなった。毎年この時期に人間ドックで有休をもらうので、人間ドックを金曜日に受けて、午後から新幹線で新高岡に向かうことにする。
胃カメラを飲んだ後にお酒を飲むのは気が引けるが、検査結果は良好だったし、まぁ初日は軽めということで(笑)
あいにく富山名物の寒ブリは2月で終わっているけれど、他に美味しいものは山ほどあるのでレッツゴー!
高岡駅前のホテルにチェックイン
東京から新高岡までは2時間半ほど、新高岡から高岡駅は歩けなくもない距離で、電車でひと駅だが、JR城端線は1時間に1本ぐらいしかないようで、頻繁に走っているバスで高岡駅へ。高岡駅に着いたらもう夕方5時半頃なので、早速ホテルにチェックイン。今回の宿は高岡駅と直結している高岡マンテンホテル駅前。全国旅行支援クーポン3,000円分を受け取るが、富山県では「とやマネー」というアプリをダウンロードしてクーポンを読み込んで使えるとのこと。スマホ持ってない人はどうするんだろうね。
ひとり旅だけれど、部屋はツインで広かった。窓の外の眺めもなかなかだった。残念だったのは空調の調整が各部屋ではオンオフしか出来なかったこと。この日は3月上旬とはいえ気温うなぎ登りだったため、暖房でクソ暑くなった部屋を、窓をあけて少し冷やしたほど。
手始めにお寿司を
クーポンをとやマネーにチャージしたら、さっそく晩ご飯へ。胃カメラ検査の後でコンディション次第ではお酒を控える必要があったので、予約無しで入れる回転寿司へ。幸い検査後の状況は問題なく、お酒も楽しめそう。
今回訪れたのは、氷見港・金沢港の 新鮮なネタで握る、本場北陸の回転寿司。
高岡駅から歩いて15-20分とちょっと遠い。夜道は何もなくてちょっと寂しい。
夕方6時過ぎの早い時間だったからか、カウンターは私ひとりにレーンの中に板さん5名ほどだったか?
まあタッチパネル注文なので元々回転寿司とは思って来ていないが、店員さんがコミュニケーションをとってくるでもなくタッチパネルで注文したネタが淡々と差し出されてくる。
美味しかったけれど、地物はほとんど品切れをしていたので、ランチで訪れるのがベターだったかも。
2日目朝、氷見漁港へ
今回の宿は素泊まりにしたので、2日目は氷見に向かい、漁港で朝ご飯を食べることに。JR氷見線はICカードが使えないので、切符を買う。
途中、雨晴海岸という富山湾越しに立山連峰を見ることができる絶景スポットがあるのだが、昨年行ったので今回は割愛。社内広告にあるような景色は年に何回も見れないらしい。
藤子不二雄Aワールド満載の氷見
氷見市は、漫画家の藤子不二雄A先生の生誕地で、先生は光禅寺というお寺の住職のとして生まれたそう。光禅寺には忍者ハットリくん、怪物くん、プロゴルファー猿、喪黒福造の石像があり、町のいたるところでこれらキャラクターに会うことができる(光禅寺は昨年お邪魔したため今回はスルー)。
ひみ番屋街で朝ご飯と足湯を楽しむ
少し遅めの朝ご飯はひみ番屋街で漬け丼とかぶす汁のセット、缶ビールをプラスして🍺
「かぶす」とは氷見の漁師の言葉で「分け前」みたいな意味合いらしい。つまり、決まった魚が入っているものではなく、サイズが小さかったりで市場に卸さず、本来捨ててしまうような魚を使うようだ。
非常にシンプルな料理で、小骨との闘いにはなるが、おつまみにもおかずにもなるなかなかの逸品だった。
足湯を楽しんだら高岡に戻って軽く市内観光しよう。
高岡駅に戻って富山ブラックラーメンを
高岡駅に戻るとちょうどお昼時、ランチはホテルの下にあるラーメン屋さんと決めていた。
ちなみに氷見は藤子不二雄A先生の出身地で、高岡は藤子F不二雄先生の出身地。お店の前にはドラえもんキャラの銅像が並ぶ「ドラえもんの散歩道」が。
さて、目的の富山ブラックラーメン、昨年富山でブラックラーメンの元祖のお店に行き、メチャメチャしょっぱかったので一抹の不安を覚えながら店に向かう。
今回お邪魔したのは、「らぁめん 次元」。
メニューを見ると「塩分を抑えた」とある。高岡名物だというコロッケ、そして富山といえば昆布、ということでとろろ昆布おにぎりがセットになったご当地ぐるめセットをいただくことに。ラーメンはちゃんと焦がし醤油の風味が立ったまろやかな味わい、そして富山名物2品が味わえて、お得感あるメニューでした。
夜は居酒屋で富山湾のめぐみと日本酒を堪能
食べてばかりなので(そもそも食べることが目的の旅だがw)少し観光も。しかし腰痛の具合が今ひとつなのと、朝昼ともビールを飲んだので、眠い( ̄○ ̄)
でも高岡の大仏だけは見ていこう。これで日本三大仏制覇だ。
街中に突如姿を現した大仏様。思ったより小さいという声もよく聞くけれど、そんなことなかったよ(奈良の大仏と比較するとどうしても小さく見えるけどね)。
高岡の市街地は休日でも余り人は歩いていない印象だけれど、ここだけは観光ツアー客の姿が。
「真正面から少しづつ近づいて行くと大仏様の目が開いていくんですよ」
とのツアーガイドの説明に、
「そうやって洗脳されるんやね」
という罰当たりな観光客の反応にクスッとしてしまった。
そしてホテルで少し休んで、夜はあらかじめ予約を入れていた魚がうまい居酒屋、「かめ蔵」へ。ミシュラン掲載店で、高岡市で唯一ビブグルマンがついたお店、ということで期待が高まる。
カウンター席に着席。1人でも落ち着いて飲める雰囲気で心地よい時間を過ごせそう。
富山に来たら食べたい魚は沢山あるが、ここはお造り盛り合わせから行ってみよう。
富山名産の錫の器に盛られたお魚たちが実に美しい。富山に来たら絶対にはずせないブリ、白エビもあって、これで1,100円はお得感あり。
とりあえずの生ビールを空けたら日本酒「勝駒純米」を。もちろん錫の器で提供される。富山に来たら日本酒のお供には是非オススメしたいのが「黒造り(イカの黒造り)」。スルメイカの身を細かく切り、イカスミ、肝臓を混ぜ合わせ熟成させた、塩辛の一種。
ビジュアルが真っ黒だからちょっと身構えてしまう人もいるかもしれないが、これが意外と臭みもなく、イカの甘みと塩味がいい塩梅に調和してメチャメチャお酒の旨味を引き立ててくれる。こう書いていてまた思い出して食べたくなってきたので、通販で探してみよう!
その他に頼んだのは、ガメエビ焼き、富山ボール、白子昆布焼き。ガメエビは、地域によってガスエビとかいろんな呼び方があるんだろうか、それとも微妙に違うのかな?見た目はちょっと茶色くて良くないけれど、甘エビよりも甘いとか。刺身、唐揚げなどの食べ方もあるが、塩焼きも酒のつまみにいいね。
富山ボールは魚のすり身が中に入っていてアツアツで美味。そして白子の昆布焼きは昆布愛に満ちた富山らしいメニューで、焼き上がると昆布の味がほどよく白子に染みてくる。
一人前のメニューはどれもボリューム、お値段とも程良くて、ひとり旅で立ち寄るのに丁度良いお店でした。
旅の締めくくりは氷見牛の焼肉ランチで
2泊3日の旅最終日、10時にチェックアウトしてしばし街を散策した後、高岡駅のクルン高岡という商業施設の地下1Fでランチ。日本海側の町に来ると魚が美味すぎて肉にまで手が回らないので、今回は旅の終わりに氷見牛をいただく。
開店と同時に入店、ひとり客だが個室に通してもらい、落ち着いて味わえました。
今回の総費用は…
さて、今回の総費用は、東京からの往復新幹線とホテル2泊分はJR東日本のダイナミックレールパックで39,800円、全国旅行支援が適用されて後日7,960円返金されて31,840円。全国旅行支援クーポンが3,000円、現地での飲食費が18,890円、現地交通費が980円、締めて51,710円と結構コスパのいい旅になった。
さて、次の旅行チャンスはゴールデンウィークだが高いし、夏休みのプランをおいおい考えておこうと思う。
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