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文質彬彬

小学校卒業の時、担任の先生が1人ずつ四字熟語を色紙に書いて渡してくれた。
私の色紙に書かれていたのは「文質彬彬」、もちろん当時は読めなかった。
後にその意味を調べ、「外見と内面の調和がとれているさま」という意味だと知った。
その言葉が何となくかっこよくて、今では座右の銘にしてみている。

外見、というのは見た目のことだと思っていた。
服装、髪型、お化粧、など。
でも最近は、外見というのはもっと広義の「外見」だと思っていて、例えば行動やその人が生み出した成果や結果なども「外見」なのではないかと考えている。
つまり外見というのは「外から見えるもの」すべてを指す。
そして内面は、性格のことだと思っていたけれど、視座なんかも「内面」なのではないかな?
もっと広く見れば、発言も内面かもしれない。
発した言葉はその人の内面を映し出す鏡だ。

周りで結果を出している人を見ても、尊敬できないときがある。
それはその人が「文質彬彬」ではないから、という気がする。
内面の釣り合っていない結果は、どこかちぐはぐに見える。

今までは、文質彬彬とは何だろうと思っていて、外見を磨く=容姿を磨く、内面を磨く=性格をよくする、と分けて考えていたけれど、外見の定義を広くとることで、文質彬彬の本質が少し見えてきた気もする。
行動と視座は密接に関係しているはずで、文質彬彬とはそういう意味かもしれない。
行動するだけではだめだし、視座を高くするだけでもダメだ。
行動だけではただの虚勢で、視座の高さだけでは傍観者になってしまうから。

さあ、文質彬彬な在り方を目指して頑張ろう。

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