終わりの続き
他者との関係は刹那的で、次々と、新しい人と日々を紡いでいく。
ただ細々と、大好きだったそれぞれの関係が続いていくことを願っている自分がいて、それを歌にしてみました。
この前、自分を曝け出すのを躊躇したときに、もう10年来の仲なんだから、いまさら何を言われても驚かないよ、と言われ、その人と私の間にはそんなに長い年月が確かにあって、わかり合うことができて、それでも隣にいないことをとても不思議に思いました。
それはその人との関係だけに言えることではなくて、どの関係についても言えることなんじゃないかな、と思っています。
同じ方向を見て笑い合って、それでもそういう日々はずっと続くものではなくて、いつか終わりを告げて、それぞれの道を歩いていく。
それでも、その先でまた、少し交わることができたらそれはすごく嬉しいことで、交わらなかったとしても、それはそれで、自分の道を行くことを、誇りに思えばよいのかもしれません。
最後に、私と一緒にいなくても満ち足りてゆけるあの人が、私と一緒にいる時間を大切にしてくれたらうれしいです。