【現在進行形就活体験記】最終面接を終えて
就活が、終わった。
そう、無事、、
最終面接に合格することができました!(嬉しい~!)
最終面接
最終面接は、2時間半にも及んだ。
面接では、私がどう形作られたか、というところに焦点を当てて質問が投げられているように感じた。
幼少期から、現在に至るまで、やってきたこと、感じたこと、考えたこと、全てが「私」で、その「私」の人生を、そのストーリーを欲している、という様子だった。
それは私の得意分野(だと思っているところ)で、私は思いの向くまま話をした。
1つ印象的な質問を挙げるとすれば、私が志望業界を志す動機を話した時の質問だろうか。
「人の意識を変える」ことになぜそこまでこだわっているのか、魅力を感じるのかを問われ、この記事に書いてある経験をお話した。
その話を一通り聞いた社長は、「面白いねえ」と一言(と深いうなずき)を添えた後、このような質問をされた。
この質問には、うまく答えることができなかった。
確かに、他者にとっては些細な(些細なことかもしれない)経験を、どうしてこれほどに強い支えとしているのだろう?
社長は、答えに詰まった私を見て、たしか、こう続けた。
入社前の課題をもらったようで、なんだかワクワクした。
私の自己分析も、まだまだだなあ、という、反省の気持ちも少し。
そんなこんなで面接を終えた。
終わってすぐ、面接の結果をとりあえずお伝えします、という前置きの上で、ぜひ一緒に働きましょう、と言っていただけた。
歓喜!!!!
人生を差し出すこと、評価されること?
以前こんな文章を書いた。
私自身を曝け出し、生々しい体験を、生々しく語り、自分の人生をすべて差し出すこと。
そのうえで評価をされること。
それが怖い、と。
ただ、今回の面接で少し、ほんの少しだけ考え方が変わった。
私が、私を、私の言葉で語り、それを「伝える」こと。
その先に「伝わる」という、相手の心の動きがあること。
その心の動きの副次的な結果として「合格」「採用」があるのではないか?
ただ「評価される」と身構えていては、自分を伝えられず、相手の心も動かず、結局不合格になってしまうだけなのではないか。
評価のことを考えるよりまず、相手の心に「伝わる」ことを目指す方が、結果的に合格にも近づくのではないかと、ふと考えたりした。
全くテクニックではないし、全ての面接に当てはまることではないかもしれないけれど、今後の人間関係に示唆を与える経験だったな。
余談:「誰が一番自由なんだろうなあ」
余談として、面接前夜の話を、少しだけ。
今回の面接は前泊をして臨んだのだけれど、1人でいたって思い詰めてしまうだけだし、ここまで来たらもう結果は決まっている!という気持ちになり、高校の頃の同級生と食事に。
バーでお酒をたしなみながら(大事な面接前夜なのに)語らっていると、突然相手が私に質問をぽつり。
「今、中高のメンバーの中で、誰が一番自由なんだろうなあ、どう思う?」
私は、その言葉を聞いて、自由に思いを馳せ。
誰が一番自由かは、わからないけどさ、と、つぶやき、言った。
なんにでもなれる、という感覚が、私たちを自由にしてくれるんじゃないかな、と。
その感覚を持っている人が一番自由なんだよ、きっと、なんて。
面接前夜、私は明日面接を受ける。
面接を受けて、進路を決める。
それは確実に道を選び狭める行為なはずなのに、私はその時確かに「なんにでもなれる」という感覚でいた。
だからこそ、そんな言葉を返していた。
どうしてそんなにすがすがしく、無数の未来の中にいる感覚になったのだろう?
私はあの瞬間、確かに、誰よりも自由だった。
またね~。