仮面ライダー第8話「怪異!蜂女」 のレビュー

仮面ライダー初の女性怪人蜂女の登場です。

時は流れ、令和となった50数年後にはハチオーグとして再び仮面ライダーの前に現れますが、コチラが元祖です。

*多分にネタバレを含みます。ご注意ください。


第8話 「怪異!蜂女」

ある一家の他愛のない生活。
パパと暮らすユキコちゃんがパパの眼鏡を足で踏み壊してしまう事からスタート。

いくら家の中とはいえ、人が歩く所に眼鏡を置いていたパパが悪い。

翌日、新しい眼鏡を買いに眼鏡店「影村めがね」へ。

お気に入りを見つけ視力測定もせず購入するパパ。

眼鏡屋のご主人の顔つきは悪。
ショッカーの存在など知らない親子は公園で寄り道。
するとパパに異変が。
パパの視点では景色がぐーるぐる。
眼鏡を外そうとするが外れない。
更に怪人蜂女の姿が映り催眠術でショッカーに勧誘されてしまう。

ユキコちゃんの制止も聞かず、パパはショッカーへ歩みを進める。

どうにもならないユキコちゃんは、芝生で昼寝している呑気なお兄さん発見、助けを求めます。

昼寝していたのはご存知本郷猛。
改造人間も昼寝するんだぁ…いや考え事していたかも知れんし。

ユキコちゃんの助けに引き止める本郷だったが、パパに簡単に投げ飛ばされ失敗。
パパは行ってしまった。

某所の地下室を進むパパ。
扉が開くと派手なメイクの蜂女様がお出迎え。


とりあえずユキコちゃんはアミーゴで保護する事になったが、パパが行方不明になってから既に3日が経過していた。
時を同じくして、42人が行方不明になる事件も発生。
本郷により捜査進めると、行方不明者全員が「影村めがね」を利用していた。

つまり、眼鏡屋を訪れた客をショッカーに勧誘することが今回の作戦。

話を聞いたルリルリは独りで「影村めがね」へ潜入。
本郷は実験があるから行けないって、どう考えてもルリルリ独りで行かすべきでは無い事は捜査して分かっているだろうよ。

ルリルリに危険が及んでも行いたい実験とは、パパを制止した時に聞こえた音波がショッカーアジトに誘導された原因ではないか調べる為だった。

そして、実験から導き出した結論は、改造人間である自身には聴こえたが、普通の人間には聞き取れない周波数と映像が眼鏡から発信されていたと断定。

直後にルリルリから連絡。
眼鏡をかけてはダメだと忠告する本郷だったが、ウキウキで購入したサングラスを着用してしまうルリルリ。
…そのままショッカーアジトへご案内。

「影村めがね」の店主が怪しいと睨んだ本郷は、閉店後に店主を追跡。
そのままショッカーアジトへ簡単に到着してしまう。
そうなるとルリルリを「影村めがね」へ潜入させる意味があったのか?なんて思いますが…。

今回のアジトは毒ガス製造の工場を兼ねており、蜂女工場長の指揮により多くの行方不明者が強制労働や毒ガスの実験体にされていた。

突入を試みた本郷だったが、その行動はショッカーに読まれていた。
IQ600の割に勢いでワァーって行動する傾向があるよね。

「影村めがね」の店主(既にショッカーメイクしています)に人質ルリルリを盾にされ攻撃する事が出来ず、蜂女工事長の毒ヤリを刺され拘束されてしまう。

意識が薄れ拘束されるIQ600。
鋭利な物を握っていた事で気絶は回避。
拘束を外すと見張りをしている影村ショッカーを脅して人質を開放させる。

しかし、あっさり蜂女工場長に見つかり落とし穴に落下してしまう。

コレがショッカーの駄目なところ。
ここ数回は落下時の風力で仮面ライダーに変身しているのにわざわざ変身を手助けしてしまう。

ライダーに変身した本郷は反撃開始。
ルリルリやユキコちゃんパパ、その他の行方不明者を救い出す。

アミーゴに戻った本郷とユキコちゃんと再会するパパ。

その頃ショッカーアジトでは全ての責任を押し付けられた影村ショッカーの処刑が行われた。

そして「あの女はわざと逃したのだ〜ワァハハハ」と余裕の高笑いする工場長。
多分ルリルリだな。

計画的なら影村ショッカーは処刑しなくても…。

その頃アミーゴでは、本郷達にコーヒーを煎れてくれる優しいルリルリ。

何か怪しい…。

異変に気付いた本郷は、立花氏がコーヒーを呑もうとした瞬間にコーヒーカップを叩き落とす。

ルリルリに触る本郷。
思わず「離れろよ!」と声が出ます。

ルリルリの着用していたイヤリングは、蜂女工場長の音波指令を受信するイヤリングだった。

イヤリング外しの音波を辿り、場所を特定して蜂女工場長の所に向かう本郷。
つい先程まで居ただろうよ。

蜂女と所属する働き蜂戦闘員が現れる。

久しぶりにサイクロン号で仮面ライダーに変身して戦闘開始。
働き蜂を始末して、奪った剣で蜂女と戦う。

剣術はライダーが勝っていた。

最後は剣を捨てライダーキックを放つ。

倒れた蜂女は蜂蜜の様に溶け出して絶命。


個人な感想等を少し

蜂女は、ショッカー怪人初の女性モデル。
ショッカーに市民を勧誘して毒ガスの製造・実験等を担当する工場長。
立場的には第5話登場のサセロニアンの様に人材確保に能力を使う怪人です。
面白い事に彼女の部下達は、見た目は男の戦闘員ですが女性の様に甲高い声でした。

今回のショッカー アジトですが、特撮ロケ地として有名な町田にあった通称「お化けマンション」で一部撮影。
このマンションは、裁判沙汰なり未完成のまま放置されていた分譲マンションで、取壊しが行われたのは1991年。
取壊し前は仮面ライダーの劇中でちょいちょい使われたりウルトラマンシリーズでも使われていたかと。
現存していたらユーチューバーが好きな心霊スポットになっていたかも。…知らんけど。

第8話を要約すると…

  • 今回のショッカーの作戦は、毒ガスの製造及びその人員の確保

  • 本郷の最初の登場シーンは公園で昼寝中

  • ルリルリは今回もショッカーに捕まる

  • 人々がショッカーに捕われ原因をあっさり謎解くIQ600

  • 1回潜入したアジトにルリルリに付けられたイヤリングの音波を頼りに再訪する本郷。

  • 蜂女の部下は、見た目は男性中身は女性の働き蜂(戦闘員)

  • 決め技はライダーキック

  • 蜂女は、ライダーキックを受け蜂蜜の様に溶け出し絶命

以上

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