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半導体メーカーの業績改善提案4つのポイント

高額の先行投資やハードワークに見合わない技術者の低待遇を憂いている私が、
今回は古巣である半導体業界に的を絞って、メーカーの構造改革案を真剣に提案したい。

半導体デバイスとは、PC、家電などあらゆる電気機器に幅広く搭載される電子部品である。
産業のコメともいわれ、いうまでもなく、製造業には欠かせないモノだ。
おおざっぱにいってしまうが、冒頭の画像の中の黒い長方形や正方形の部品だと理解していただきたい。

この内部の回路の設計開発もかなり大変なので、
携わる人が少しでも厚遇に受けられるようになることを願いつつ、
さしあたり4つのポイントをまとめてみた。

1.開発ツールについて
  導入時に初期費用を取られ、使用するたびにライセンス料を課金されるものが存在するが、
 よほどの大きなバグ修正が発生しない限り、運用コストは0に等しいだろう。
 濡れ手で泡状態なので、価格交渉の余地がないだろうか。
 実現できれば開発費削減だ。

2.デバイスの小型化
 民間利用の電気機器の小型化はもう不要だろう。
 デバイスの小型化にも金がかかる。必ずしも全社がやる必要はないのでは。
 これで開発費削減。

3.不良品出荷の許容について
 設計マージンが過剰だったり、出荷検査がきびしすぎることで
 開発チームに負担がかかっているだろう。
 車載のような命にかかわるもの以外は不良をもう少し許容してもいいのではないか。
 不良対応のコストは上がるだろうが、実質的な開発コストは削減できると考える。

4.営業(価格)戦略
 自動車や半導体製造装置メーカーなどにもっと高く売れないだろうか。
 車なら、200万の新車をいきなり30万値引きするということは、
 希望小売価格の設定が適切でないと考えるのが妥当だろう。
 下請け部品の仕入れ値から最適化したうえ、完成品の小売価格を
 決めたほうが、下請け各社の業績が向上し、
 世の中のより多くの人が潤うことを期待できないだろうか。

簡単だが、とりあえずこんな感じで。
前の記事で書いた提案と連動すれば、より効果的に業績改善を図れないかなあ。

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