SAO #9 剣と拳
ネタバレ
要約
戦争のキーマンであるアリスの存在を知った闇軍の長は、彼女を捉えるべくさらに進軍をした。
最前線では、先陣をきってきた敵の5,000名から構成される1部族と健闘する、たった一人の女性騎士がいた。
彼女は使命を全うしつつも、敵兵の強さに感化され、正面から戦う楽しさに胸を踊らせていたのであった。
時を同じくして、奇襲を仕掛けるために兵を分散させた人間軍。
だが、後衛の補給部隊を配置した場所には、敵兵が待ち伏せをしていたのだった。
奇襲をかけて敵兵の進軍を遅らせるか、安全を喫して補給部隊の救助へ向かうか、騎士団長は選択を迫られる。
補給部隊で匿っているキリトに想いを寄せるアリスに配慮し、補給部隊の救助にはアリスを向かわせた騎士団長。
敵兵に動きを察知されたくないアリスは飛竜には乗らず、愛する人を守り使命を全うすべく、全力疾走で救助に向かった。
潜伏していた敵兵の殲滅力は高く、アリスの努力も虚しく終わり、間に合わずに補給部隊は敵の手に落ちてしまう。そう思われた。
そのとき、空が輝き光に包まれた一人のプレイヤーが舞い降りる。
そのプレイヤーは地を裂いて敵兵を一網打尽にしていったのだ。
そのプレイヤーの正体はアスナ。かつて最速の剣士と謳われた「閃光のアスナ」であった。
現実世界の命をかけたゲーム、デスゲームと呼ばれるゲームでキリトと共闘した閃光のアスナ。
キリトに洗脳を解かれ、家族、そして人生を取り戻すきっかけをもらった光の巫女アリス。
キリトの妻の座を掛けた戦いが今、幕を開けた。