ウェイカーの使い方

当記事は実戦を主眼に(スキルやPAの網羅的な説明は省いて)、「やれることを少しずつ増やす、DPSを少しずつ上げる」をテーマにウェイカー(以下、Wa)の立ち回りを記したものです。「基本」として分類した項目を最初に意識しながら戦闘経験を重ね、慣れてきたら「応用」として分類した項目に目を通し直していただくといいのではと思いますが、結果的に取り留めのない内容になってしまった気もします。
ともあれ、当記事がWaへの理解を深める一助となれば幸いです。

細かい説明を省いているので、最低限の用語や、各PAがどういう動きをするか程度は理解してから読み進めて下さい。

内容は執筆時点のものです。随時追記を行っていく予定ですが、アップデートにより情報が古くなっている可能性があるためご注意ください。
24/01/06: ヴォルファーレイドのテックアーツカスタマイズについて追記しました。


スキル振り

Waのスキル振りは至って単純で、「レスタエフェクトコンティニュエンス」以外を全振りし、余りをレスタエフェクトコンティニュエンスに振ればよいかと思います。
それぞれの効果の詳細については必要に応じて後述しますが基本的に割愛します。

立ち回り1:ファミリア

基本

Waの火力の柱の一つがアクティブスキル「ファミリアユニゾン」です。
フレドラン、ヴォルファーのPAをある程度エネミーに当てることでギアゲージが溜まり、両方が1以上になると発動可能です。
Waの火力はユニゾンをどれだけ出せるかに懸かっています。こまめにギアゲージを見てどちらのギアが足りてないか把握する癖をつけるのがWa上達への第一歩だと思います。

ギアゲージをより速く・バランス良く貯めるために重要なのが「ファミリアアシスト」です。PAをある程度エネミーに当て続けると書きかけのト音記号らしきマーク(トレブルクリフマーキング)が付与されるので、その後で通常長押しをヒットさせる(以下、起爆と呼ぶ)ことで、最後に使ったPAのファミリアと同じ色の追撃が20秒間出るようになり、この追撃がギアゲージの蓄積を助けてくれます。
ファミリアアシストの扱いは実戦で養う部分が大きいので、最初の内はマークが点灯したらギアゲージを見て、ゲージが足りない方のファミリアのPAを使ってからマークを起爆することだけ意識します。
また、マーキングは派生(長押し)PAの方が速く点灯します。ダウン中のエネミーに用いる主なPAはフレドランライディングとヴォルファーレイドですが、これらはどちらも派生PAを2回前後撃つことでマークが点きます。

応用

ユニゾンとファミリアアシストについて少し立ち入った話をしていきます。
アシストは、効果時間中に再度発動することで追撃のギアゲージ蓄積量を増やせます。1回で1.5倍、2回で2倍(ここが上限)ということで、あんまりバカにできません。
ヴォルファーのPAの方が基本的にDPSが高いため、PAでゲージを貯める時の基本の立ち回りはヴォルファー主体になるかと思います。したがって、ユニゾンの回転率を高める上では、アシストを利用してなるだけフレドランのPAを使うことなくギアの蓄積量を釣り合わせる動きが重要になってきます。
※ブジンなどの非常に攻撃密度の高いエネミーや、リゼントスなどの攻撃判定が攻撃部位周辺よりも外側に出るようなエネミーの場合にはフレドランを多用することもあります。

基本的にはアシストを継続していきたい一方で、マーク自体にPAの与ダメージ増加(1.03倍)とダウン値増加(1.2倍)の効果があるため、アシスト管理に余裕が出てきたら多少起爆を温存する動きを意識してみるのも良いと思います。
ユニゾンの発動時にもマークが点灯するので、起爆→ユニゾン→PA…とすると、マークなしでPAを撃つ時間分の火力損失がなくなってお得です。マークの与ダメージ増加はPAにのみ有効なので、ユニゾンやマルメロ(後述)の撃つタイミングは勘案しなくて大丈夫です。

最初に述べた通り、Waの火力の要はユニゾンなので、BREAKダウンが近い時などはユニゾンを温存し、ダウン中に一気に使い切るような動きができるとさらに効果的です。

立ち回り2:マルメロ

基本

Waの武器アクション(以下、武器アク)はガードです。ガード成功時に通常を押すことでカウンターへの派生も可能ですが、3回ガードしてから武器アクを長押しすることによってマルメロを投げ、高威力の反撃が行えます(マルメロストライク)。これがWaの火力のもう一つの柱です。
マルメロストライクは投げモーションに入ってすぐのところまでならステップでキャンセルが可能です。投げようと思っていた部位が破壊されたり閉じたりした時に有用。

注意点として、マルメロのゲージは「目盛りの数」と「目盛り最大までに必要なガード回数」が一致しておらず、自分が今1回ガードしているのか2回ガードしているのかは自分で記憶しておかなければなりません。そのため当記事では「自分が今何回ガードしたか」を「カウント」と呼んでゲージと区別します。

マルメロに関連して、Waには「ホットマルメロパリィ」という、非常にトリッキーなアクティブスキルがあります。発動することで、1.5秒の間ガード判定を発生させます。
これは大体の動作中に発動可能で、ヴォルファーレイド派生中のキャンセルが効かない時などにも使えます。諸々のアクションに隙の多いWaの防御性能はこれありきと言っていいでしょう。
また、このスキルによるガードもマルメロのカウントを上げてくれます。ゲージの見た目もあいまって3回のガードを正確にカウントするのは結構大変になりますが頑張りましょう。
ホットパリィの使いどころはPA中の緊急回避の他に、通常長押し中の後隙や、マルメロストライクの後隙を消すのにも有用です。基本10秒、クエスト開始直後に30秒のリキャストがあることには注意してください。

応用

ユニゾンとも絡んできますが、「ファミリアユニゾンマルメロプラス」というスキルにより、マルメロのゲージがある状態でユニゾンを行うとマルメロのゲージが減る代わりに威力が上昇(1200→2000)するようになりました。
より短い時間でマルメロストライクと同じ威力が出せるので、基本的にはマルメロのゲージがある状態でユニゾンを出すほどDPSは上がります。マルメロストライクはユニゾンが撃てないままマルメロゲージが最大になった時の妥協策のような立ち位置になったと言えると思います(逆に、マルメロゲージなしにユニゾンを撃つ強みも特にありません)。
火力向上の面で嬉しいスキルではあるのですが、マルメロのカウントが激しく上下するようになるので混乱しやすいのが難点です。このスキルによって消費されるカウントはガードした回数により異なり、2回以上ガードした状態でユニゾンを出すと、2回分のカウントが消費されます。
すなわち、
ガード1回でユニゾン→カウント0
ガード2回でユニゾン→カウント0
ガード3回でユニゾン→カウント1
となります。DPS的にも、1回ガードしてすぐにユニゾンを出すのが最大火力ということになりますが、実戦だとユニゾンのゲージが貯まる前に2回以上カウントを蓄積してしまうことも多いので、あまり気にしなくても良いと思います。

加えてマルメロストライクを出すタイミングについて少しテクニカルな話をここでしておくと、Waのパリィカウンター(とステップカウンター)は他クラスに比べて弱いという点には注意が必要です。したがって、3回目のパリィは長押しで行い、そのままマルメロストライクに派生する方が3回カウンターして投げるよりもDPSは高くなります。
レーザーなどの判定が持続する攻撃に対しては、マルチウェポンでブーツを装備してカウンターを適宜行った方がDPSが高まる場合もあります。

スキル「マルメロペイシェンス」についても述べておきます。
武器アク長押し中に攻撃を受けるとダメージを半減させ、マルメロゲージのカウントを増加させます。使っている間反撃できない分DPSが減るのであまり使いどころはないですが、DFソウラスの迫る壁や柱投げ→礫飛ばしといった攻撃であっても(ガード不能にも関わらず)効果が発動するため、攻撃できない間にもゲージを蓄積することができるという長所があります。
さらにニッチな使い方ですが、ルシエル探索でバリゲール部屋の時限爆弾が解除できない時に使うことで生還できたりもします。

各PAの用法

Waのアクション全体に言えることですが高低差にやや弱いです。特にユニゾンやヴォルファーレイドは上下をしっかり合わせてから撃ちましょう。

フレドランブレス

主に範囲攻撃に用います。
長押し派生は部位の多いエネミー(フォートスなど)を多重ロックオンすることで高いDPSを出せますが、立ち位置やウィークバレットの有無など諸々の要因から結局ヴォルファーで攻撃する方が良い場合も多く、あまり使われません。

フレドランライディング

フレドランのギア蓄積やマーク起爆の起点は主にこのPAです。
短押しは自分の立ち位置が上に動いてしまうので、ガードに支障が出ることがあります。そういった懸念のある場合はフレドランブレスを代わりに使います。
長押し派生はかつてはフレドランに乗れるだけのPAでしたが、威力が上方修正されヴォルファーレイドと同じDPSが出せるようになりました。ダウン中に素早くフレドランのギアを稼ぐ際に有効ですが、著しく前に移動するのでボスの裏側に回り込んでしまったりすることもあり、使い勝手は悪いです。
ややニッチですが、移動しながらできる出待ち(エネミーが出現した瞬間に出す)技としての使い道もあります。移動が不要ならヴォルファーデモリションを使いましょう。

ヴォルファーデモリション

短押し、長押しノンチャージ、長押しチャージの三段階ある変わったPAです。
短押しはそこまで使われませんが、ヴォルファーレイドのように突進を行ったりしないため、位置を変えずにヴォルファーでマーク起爆を行いたい場合などに出番があります。
長押しノンチャージはいわゆる置き技で、ダウン中のエネミーにこれを撃ってからヴォルファーレイドを撃つというのが鉄板の立ち回りです。
そして長押しチャージは2.5秒という非常に長いチャージの後に高い威力の範囲攻撃を行います。上で述べた通り、あらかじめチャージしておいてエネミーが出現した・攻撃できる位置まで近付いた時に撃つ「出待ち」のPAです。
DFエイジス、DFソウラスのように暴れながら攻撃可能部位を晒すエネミーにはホットパリィとの組み合わせが効果的です。

ヴォルファーレイド

Waの主力PAです。
ダウン中に長押し派生を撃ち続けるのが主な用法ですが、ダウンしていなくてもホットパリィと組み合わせれば長押し派生を完走できる場面は多いです。
短押しもダウン(攻撃可能時間)終了直前やマーク起爆の起点として撃つなどの細やかな使い道があります。

補遺

Waの立ち回りに関する基本事項は以上です。追記すべき事柄があれば以下に追記します。

テックアーツカスタマイズについて

23/12/06に追加されたテックアーツカスタマイズについて、簡単な所感を述べます。

・ヴォルファーレイド
派生を撃ち切れない場面が多いならタイプ1、フレドラン多めになっても大丈夫ならタイプ2、アシストを素早く使いたいならタイプ3でしょうか。どれでも強いのではないかと思います。
【タイプ1】
全体時間の短縮によって、より細やかに派生を完走できるようになる。DPSも微増するため、悪くない。
【タイプ2】
無難なギア蓄積強化。ユニゾンの回転率が上がるので火力への貢献も大きそうだが、ヴォルファーのギアは黙っていても貯まることが多いので、溢れて無駄になってしまう場面もあるのではないか。フレドランの出番を増やすことで減る分の火力と相談。
【タイプ3】
非派生で3回撃てば起爆可能になる。高速で起爆を繰り返すことでアシストの立ち上がり(ゲージ蓄積が2倍になるまで)が速くなるのは潜在的なDPS向上に繋がるかもしれない。

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ユウ(黎明さゆり)
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