中小企業診断士一次試験に挑む人へ ②合格点へのアプローチ

中小企業診断士一次試験は七科目を受験してそれぞれ60点以上、全部で420点を取れば合格できます。仮にいくつかの科目で60点を下回っても、他の科目で挽回して420点を取れば、やはり合格です。ですが一科目でも40点を下回れば、仮に420点以上を取っても不合格になります。もちろん、420点を取れなかった受験生は不合格です。

私は診断士一次試験を4月からスタートして1発合格することを目標に勉強してきましたが、その中ではどうしても勉強内容に強弱をつける必要がありました。得意科目ばかりやっていても苦手科目で足を引っ張れば合格は遠のきます、それに伸び代を考えたらむしろ苦手科目に時間を使う方がコスパはいいのです。ですが、苦手科目が3つも4つもあると思うと勉強のモチベも下がってしまうし面白く無くなっちゃうのですよね。

私は七科目を独自の分類に区別しました。

A 70点以上を目標にする、得点源科目・・・経済、財務会計

B 65点を目標にする、あわよくば科目・・・経営理論、運営管理、情報システム、中小

C 足切りの回避を目標にする、後回し科目・・・法務

Aは難易度が高い年でも70を取れる実力をつけるだけの勉強を

Bは基本65点狙いで、難易度が高くて下振れしたら他の科目に介助してもらう

Cはやることを絞りつつ大崩れしない、最低でも40最高でも60の勉強をしました。

自己採点の結果は

経済72 財務88

経営理論55 運営管理67情報システム64中小55

法務52

だいたいこんな感じで、狙い通りの点数に落とし込むことができました。


私は6月に「毎日1時間は財務会計の問題に取り組む」という目標を掲げて、30日間集中的に(他の科目と並行して)トレーニングしました。また、経済は石川先生の速修シリーズで効率的に理解を深めることができました。得点源にするのなら、私はこの二科目をお勧めします。エンジニアの方なら情報システムなんかを得点源にしても良さそうですね。

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