ホタテの矢印 GO to fisterra #15サンジャンまであと少し!!
2019年 10月23日 スペイン巡礼をする多くの人の、スタート地点「Saint-Jean-Pied-de-Port」サンジャンが目と鼻の先の一個手前の町「サン-パレ」まで、32km張り切って歩いていこうと思う。
やっとと言うよりはもうスタート地点の町まで来るのか、もう約250kmの道のりを歩ききってしまうのか...という時間の流れの速さへの、驚きが強いです。
今日のバナナはチーズと一緒に!!
まずくは無かったが、美味しいわけでもない...
g「Perro」 「dog」 「犬」
猫目イヌ科イヌ族に分類される犬という名前の哺乳類を、ご存知だろうか?近年「令和」生まれの人は知らない人も多いと思う。
このボルドーからの道には、非常に犬が多い。家に居る奴は吠えてくるだけで、少し耳障りだが可愛いもんです。
ただ放し飼いされている犬も多く、「狂犬病のワクチン」を打ってない僕にとっては、恐怖の対象でしかないのだ。
小さな犬でも吠えながら追いかけてくるのを、内心ビクビクしながら軽くあしらっていたのだが、今回そんなレベルじゃない奴に遭遇した。
中型犬が追いかけてくるのだ、大人しそうな顔をしながら大きな声で吠えてくる犬に、お前の飼い主は何をしてんだと思いながらストック(トレッキング用の杖のこと)で追い払おうとする。
車が走ってきて犬は危ないと思ったのか、どこかへ行ったので難を逃れたが、なかなか冷や冷やした。
と思ったらなんと言うことでしょう...
本日二回目の逃走です。
さっきの中型犬が子供に見えるサイズ、立ったら僕より背の高そうな猟犬「シェパード」が凄い勢いで吠えながら駆け寄ってきて、僕の進路に回りこんで動かないように牽制してくる。
シェパードは訓練された猟犬のようだった。コイツ(追い詰めた獲物)どうする?と言わんばかりの顔で飼い主の居るであろう方向を見つめてた。
飼い主はすぐに気づいて犬を呼び、大人しくさせてくれたがもう少し見といてよと思わずには居られなかった。おそらく狩猟中だったんだと思いたい。
食べられるかと思った...初めて犬に本気で恐怖を感じた。
我が家の愛犬は元気だろうか...
途中に食肉(何の鳥だろ?)かなり離れた山の上に居たが、おびただしい鳥の数による鳴き声は、あたり一面にこだましていた。
街に到着後
この街の宿は地図で調べても出てこなかったので、人に尋ねる事にした。話しかけた相手は犬ずれのお婆ちゃんで、お婆ちゃんに似て優しそうな犬でホッと一息。
そのおばあちゃんはそのまま案内してくれた。少し道に迷ったようで時間は掛かったが、おばあちゃんの愛犬ジュンヴィーは僕の指示も少し聞いてくれるようになって、さっきは怖かったけどやっぱり犬は可愛いなと改めて思った。
今日も優しい人にめぐり合えたことに、何かが味方してくれてるのかな?と思うようになった。
感謝しかできないから感謝し続けよう
コーヒーショップと一緒に営業しているALBERGUEでホームステイのような感じだった。夕食など一切頼まなかったのに、自分が使ったお皿を洗ってくれたりと、とても良くしてくれた。
2人の僕以外の巡礼者にサンジャンの手前の街でやっと会えた。居ないと思っていた仲間に出会えたことは、結構嬉しかった。
カートを引いてパリから歩いてきたという女の人に出会えて、前歩いた時には見なかったスタイルと、パリからの道をボルドーで存在することを知った僕は、本当に歩いている人を目の当たりにできて凄いなと感じた...何kmあるんだろう??
怖い思いもしたが今日も良いことだらけで、今日も優しい人に助けてもらえたこと、忘れないでいこう。
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