ホタテの矢印 Go to fisterra #21
2019年 10月29日 朝から昨日味が濃くなりすぎたパスタを、一回水で洗ってから作り直して、美味しく食べれる濃さに度した。準備が多くの人より遅めになってしまっていたが、Puente la reine(プエンテ ラ レイネ)という町まで22kmなので、急ぐ必要はない…
朝から天気が悪そうだ…雨は勘弁よと思いながら朝から歩く
kiさんが先に出発して僕は後から出発!!久しぶりに一人な気がした。
街からの道
この日の道のりは、当たり前だが町を抜けるところから始まる。大きな街ではサインの位置がとても分かりにくくてすぐ見失う。
当然サインを見失えば迷子になる、道に迷うんです…
僕の少し後ろを歩いていたスペイン人(後で聞いた)の人が、2,3回連続くらいの勢いでサイン見落とす僕に笑って、何度も教えてくれた。
何度も教えてくれるので話しかけたら、流れで一緒に歩くことになった。
彼 サオルはとても優しい人で、スペイン語だけでなく英語もろくに喋れないのに何とか理解しようと聞いてくれたり、分かりやすい英語でゆっくり話してくれた。
サオルにはスペイン語をたくさん教えてもらった。
腹が減った、自己紹介、ご飯が欲しい、などなど色々教えてもらって、逆に日本語でサオルが聞いてきたものを教えてあげたりもした。
日本語はやっぱり難しいらしくなかなか苦戦していたが、発音の仕方などがもともと日本のアニメが好きらしく上手く発音できてた。
サオルと途中で別れて、僕は久しぶりに一人で歩いていた。僕が追い越す人僕を追い越していく人に「Buen camino」と声をかけてかけられて、そんな時間がどこか居心地がいいななんて思いながら歩いてた。
Perdon峠
今日の道はパンプローナまでの道の山や森とは違い、草原のような場所で開けた景色と一本道をずっと歩く。
工程表の情報ではアップダウンが少なく、峠をひとつ越えるだけで特に苦労することはなさそうな道で、一回上って下りるだけと自分にやる気を出させるために言い聞かせる。
峠を上ってから「久しぶりに見た景色」今でも覚えているPerdon峠のオブジェに興奮しつつ、せっかくなので休憩することにした。
辺りを見渡すと、そびえ立つたくさんの風車が続いていて、心地良い風がプロペラを回し、巡礼者を癒やしてくれる。
七年前も遠くの風車を眺めながらぼーっとしていた自分を思い出しながら、懐かしさと興奮でおかしなテンションで休憩してました。
あの頃見た景色とは違う見え方をしているけれど…
その後は歌って叫んでと、ルンルンで歩きました。とても気分が良かったので、ほとんど休憩を取らずに歩いていたらとても早い時間に目的の街についた。
知らない間にkiさんを追い越してたらしい…
町に着いて
町に着いて一番安いALBERGUEに向かい中に入ったら、全く人が居なかった、二番乗りだった(笑)人と競ってないが、早く着いた時は多くの人より早く着いたことに喜ぶと良いと思う。
自分が勝手に喜ぶことは自分にとってプラスでしかないので、喜べる時に喜んで行こう!!ってスタンスを僕は好きでやってます。
買い物をしに10分程歩いてスーパーまで行ったのに、選んでる途中で遅い来る強烈な便意に負けて、買い物できないまま宿まで走って戻った。
済ましてからまたスーパーまで行きなにやってんだろと思いながら、慰めも兼ねたご褒美にサラミ一本を購入した。
夕飯にフランスパンとサラミとバナナ「三本の矢」を食べて、明日も歩きますよとゆっくりします。
宿代5€の歩いた距離22km、 Living for today(今日の為に生きる)
koさんに教えてもらった John Lennon の Imagine にはまりました。
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