さらば青春、輝く推し

誰が言ったか、推しは推せるうちに推せ、なんて言葉がある。

だから東京まで来た。

この旅、わたしにしては珍しいことに、THEイナズマ戦隊は一切関係ない(記事タイトルこんなんだけど)。イナ戦以外の理由で新幹線に乗るのなんて初めてかもしれない。イナ戦をきっかけとして、フットワークがもうバカになっているとしか思えない。

文学フリマ東京に行きたかったのだ。
わたしの推し歌人、伊舎堂仁さんにお会いするために。

わたしからすれば伊舎堂さんなんて、いつ大人気になって全く会えなくなってもおかしくない人だから。あと今年5月の梅田ラテラルのイベントに行けなかったことを未だにちょっと引きずっているから。(イナ戦熊本とかぶってたから本当にどうしようもなかったんだけど)


いよいよ憧れの伊舎堂さんに会える……!と思うと、前日の夜からDo-Daiの歌詞ぐらいバタバタした。全然眠れん。

朝5時にセットしていた爆音のジャパニーズドリームで目を覚ますと、外から雨の音が聞こえて「今回の遠征もダメなんだ」と思った。

そして髪はぐしゃぐしゃ。ヒールはなんとかあるけれど、しかし涙目になろうと、わたしには「いつものキミでもよかった」なんてナデナデしてくれるプリンスはいない。

ω

そして東京行きの新幹線の中でファンレターをしたためつつ、ふと気がつくと、お気に入りのストッキングが伝線していた。浜松町駅ではエスカレーターで派手に転んだ。どうやら、ダメです。今回の遠征も、ダメでーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!


とは言え文フリにはちゃんと行けた。伊舎堂さんのお姿を遠くに見つけ、「絶対あの人だ……!」とテンションと緊張が高まりすぎて軽い過呼吸になったりしたが、なんとか接触に成功した。それは本当に最高だった。
名乗ろうかなどうしようかな、と思っていたら「一発で分かりましたよ笑」と言ってくださったのでなんかもう、そこからは、なんかもう、である。これ以上書いてもわたしのキモ・オタク・ムーブが炸裂するだけなので差し控えるけれど。
わたしはもうちょっとまともに人と会話ができる大人だと思っていたのだが、推しを前にオタクはあまりに無力であった。新幹線で書いたへろへろの字のガチファンレターを渡すので精一杯だった。そういえば伊舎堂さん、正式なファンレターの宛先とかあるのかな。

本を買ったらサインと、全然見たことないラーメンもいただいた。(ラーメン?)
大切にします。ありがとうございます。



ちなみにこれは今回は関係ないとは言え、一応連れてきた思想の強いクロミちゃん。

今日、思想がちぎれて普通のクロミちゃんになった。
なんなんだよもう。

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