ちょうど38度のお湯
いちごのシャンプーを買った。
急に、甘い香りの女になりたくなったからだ。
いちごの香りに包まれたバスタイムなんて、なんて女子なのだろう!よし、今日は美顔器とパックもやっちゃおう!
で、BGM。
ラジオ『プーサンプーサンプーサンプーサンプー……』
わたし「キャハハ」
じゃ、ないんだよ。
バスルームには湯気といちごの香りとプルピィが充満していた。女子かどうかはともかくとして、バスタイムなんて自分が満足すりゃそれでいい。誰も見ちゃいないのだから。
今は満足と「結局なんだったんだ」という疑問でいっぱいだ。
肌の調子は、別に良くない。