ようこそ終わりの始まりへ

ジャニーズだけはハマったら本当に終わりだと思っていて(界隈がデカすぎるし本当にキリがなさそうなので)、とはいえダメだダメだとわざわざ自制しなくとも、相貌失認気味のわたしがあんなに大量の若い男をはいどうぞと差し出されてもろくに区別がつくわけもなく、とにかくあまりジャニーズの情報には触れずに生きてきた。上中丈弥提供の楽曲だけは聴いてみても、そのグループが何人組なのかさえ知らないこともしばしばだ。

ここにきて、角紳太郎の登場である。

2007年生まれ、15歳の少年だ。
マホレスやおは朝にちょくちょく出演しているので、関西圏の人なら見たことがあるかもしれない。一発ギャグが特技の彼だ。

ジャニーズだけはハマったら終わりだと思っているのだが、気が付いたらYouTubeや Twitterで手が勝手に角紳太郎を検索している。
藤原丈一郎に「ペット飼ってるやろ?」と聞かれた角紳太郎が「死にました!」とかわいい声で即答する4秒ぐらいの動画(Twitterで「角くん 死にました」で検索するとすぐ見られる)をもう何度見たか分からない。この動画のインパクトで角紳太郎が界隈で「死にましたの子」と認識されているのも面白い。


数年前のマホレスで見たのが初めてだったと思う。一緒に食レポをしているDJ KOOが食事を始めると、自分はちゃんと箸を置くというテレビ用の所作を12歳やそこらでやってのけた角紳太郎に感動したのだ。この若さでこのプロ意識、こいつは大物になるぞと思った。もしくはもう大物なのかもしれない。

なにより角紳太郎は舞台度胸が凄いのだ。「特技:一発ギャグ」というだけあってギャグをふられたら全力でやってのける。しかもギャグの弾数も半端ない。自己紹介ギャグが数個あるような程度ではなく、本気でギャガーでやっていこうとしているのだ。わたしの半分くらいの年齢の子だが、ここまでくると尊敬しかない。そして一発ギャグを全力でやる少年を見ると元気になる。なんて元気で、一生懸命で、かわいいのだろう。

おは朝では月一で出演しているが(ちょくちょく見逃すけど)、なんか見るたびにどんどん成長している気がして、「大きなったなァ」「ちょっと声も低くなった?」と親戚のオバハンみたいなことをテレビに向かって毎月言っている。元がそんなショタ顔というタイプでもないので、成長するにつれどんどん顔立ちがしっかりしてきて男前になっている。こんなの、先が楽しみすぎるだろ。


わたしは角紳太郎に、とんでもない沼に連れて来られたのかもしれない。

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