おジャ魔女はココにいた

おジャ魔女どれみアニメ全シリーズを見た。

Blu-rayを買ったのが去年の4月なので見終えるのが遅すぎるが、まぁ、とにかく全部見た。もちろん全話知ってはいたんだけど。再放送もあったから何回も見たことあるんだけど。だけども。

改めてすっごいな、このアニメ。

おジャ魔女どれみドッカ〜ン!の39話あたり〜最終話までを先日まとめて見たのだけれど、さすが最終章。4年続いたシリーズの最終章は重い。キャラの掘り下げも深い。「どれみと魔女をやめた魔女」「ずっとずっと、フレンズ。」あたりの回の演出もすごい。プリキュアの最終章とはちょっと毛色が違う。おジャ魔女の感覚でいると、プリキュアシリーズに対して「1年じゃ足りねぇ〜!もっと時間かけてキャラを掘り下げてくれ〜!4年放送してくれ〜!」みたいな気持ちになる。そして最近はプリキュアも登場人物の成長後のストーリーとか出してくれて、その需要に応えてくれている。

プリキュアは明確な敵組織があるから最終章にどうしても戦闘の要素が入ってくるけど、おジャ魔女は登場人物の心理描写を中心に進んでいくのが改めて新鮮だった。なんなら魔法を全く使わない回もちょこちょこある。最終話のひとつ前でもうすでに魔女見習いの力を失っているし。

戦闘によって脅威を排除(浄化による無害化を含む)してきたプリキュアにとって「日常に戻る」ことは基本的に良いことなのだけど、魔女になるために奮闘していたどれみ達にとっては「日常に戻る」は「魔法に頼っていた過去との決別」である。魔女になったら人間でなくなる(人間と時間の流れ方が変わり、長命種になってしまう)とは言え、小学6年生でよくここまで考えて結論出せたね!?!?「自分が魔法に望んでいたことは、魔法がなくても叶えられることだった」とよく思えたね!?!?!?マジョリカやハナちゃんとの別れをよく決断できたね!?!?!?
わたしだったらズルズルと「いや、今までも魔女見習いやめるやめる言うても新シリーズの度に元に戻ってたし、別に、ねぇ?」とかグダグダ言っちゃうと思う。


さて全214話見ちゃったわけだけど、これからどうしようね。小説版読み直そうかな。そういえば、小説版の最後の一冊だけ読みかけになっている。はづきちゃんが自宅マンションにまさるを泊めた朝の多幸感の描写でなんか嫌になってしまったからだ。わたしは「セックスまでの描写が丁寧な少女漫画苦手病」なんだ。幼いころから親しんでいたおジャ魔女たちのうちの誰がデキ婚したとか聞きたくないんだ。

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