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皆さんはじめまして。訪問ありがとうございます。リーチといいます。施術をお仕事にしています。
現在は寝たきりや一人で外出できなくなってしまった方のお宅に伺って施術をしています。今回は私がこの仕事を続けている理由と今後のビジョンなど、簡単な自己紹介をさせていただきます。お付き合いください。

【理念とビジョン】

私は整骨院修行時代から現在までの20年間、0歳児から105歳まで様々な世代と症例を経験してきました。特にここ数年は医療関係者からの依頼が増え、患者様の難易度もそれに伴って上がってきました。

末期がんや進行性の難病の方に寄り添ううち、在宅療養をしている患者様とご家族にこそ訪問マッサージ施術が必要であり、全ての家庭に心と身体を癒す腕と経験のある鍼灸マッサージ師を届けたいという思いが強くなりました。

また、鍼灸マッサージ師にとっても最も輝ける場は訪問の現場だと確信するに至りました。

きっかけは数年前に経験した、とある末期がん患者様への施術でした。
余命数週間だがマッサージを希望されているからぜひ入って欲しい」とドクターから依頼がありました。

胃がんが周辺リンパ節と肝臓、背骨に転移して寝返りすらできず、夜もウトウトしては起きるの繰り返し。ご本人曰く「ずっと夢の中にいるような感じ」とのことでした。

医療用麻薬でがんの痛みは抑えられているものの倦怠感が強く、ご家族や看護師さんがさすってあげるのがやっと。はじめは気持ち良いと言っていたものの、それすら最近は痛がるようになってきて、ご家族も余計痛い思いをさせてしまうのではないかと怖くて手を出せない状態でした。

皮と骨だけしか残っていないほど衰弱した患者様にマッサージとお灸を行ったところ、涙を流して「とても気持ちよかった」と喜んでいただけました。終始枕元で不安そうに私の施術の様子を見ていたご家族も、それを見て泣いていました。

その時「あぁ、これまで修行してきたことは全てこの瞬間のためにあったんだ」と思ったのです。そして同じように在宅で療養している方はまだまだ多いはず。もっと役に立てるはずだとも考えました。

しかし、私一人でできることには限界があります

【冬眠マッサージ師復帰サポートコーチ】

そこで思い至ったのが、現在、治療院で勤務している施術者さんに訪問の素晴らしさを知っていただき、外の出てもらおうという考えです。

きっかけは『子育てがひと段落したのでまた現場に戻りたい。でも今さら整骨院や鍼灸院でフルタイム勤務は嫌だし、体力にも技術にも不安がある』という悩みを持つ女性の友人からの相談でした。


また、同時期に訪問マッサージを立ち上げたいという整骨院経営者のサポートを行い、こういう形でなら自分の患者様を抱えながらでも「一人でも多くの鍼灸マッサージ師を在宅療養家庭に届ける」活動はできるのではないかと考えました。

訪問マッサージで必要なのは腕だけではありません。腕よりもむしろ、身嗜み、失礼のない態度や言葉使い、粗相のない振る舞い、寝たきりでストレスを抱える患者様やご家族の思いを傾聴するスキルなど、技術以外の人間としての力が重要視されます。

臨床経験よりも人生経験の方が活かせる現場とも言えます。この現場に子育てや介護など様々な経験を積んできた女性施術者は「最適な人財」ということができます。

全ての在宅療養家庭に訪問マッサージ師を。これが私の願いです。いずれこのブログやSNSなどでも現場で必要な技術のシェアや、復帰に必要な様々なことを配信していくつもりです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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