化石旅行記 前文

私が今回、化石旅行記なるものを書こうと思ったのは「キナリ杯」というイベント告知がきっかけだった。作家の岸田尚美氏が主催するnoteのコンテストである。
私は素人だが、Twitterで見かけて俄然興味が湧いたので詳細を調べてみた。だが彼女の食指が動きそうな内容は、とても書けそうにもなく落胆した。
そこにフォロワーの女性が「化石日記が読みたい!」と声をかけてきた。私が古生物の化石写真を趣味で集めているのを知っていたのだろう。最早キナリ杯とは全く関係ないが、私が何か書くならこれだと思った。
とはいえ、書くのはいいが何の知識も無い人と私では興味に温度差がある。前提知識も説明した方が丁寧なのは明白だ。しかし古生物の研究は謎が多く難解である。大半の人は恐竜の定義を知らないのが現実ではないだろうか。
知らない世界を楽しむには、前提の知識があった方が良い。それにも関わらず、最初を適当に教える人をこれまで何人も見てきた。私は麻雀が趣味だが、やはり教え下手も多い。それでは初心者に敬遠される。
まずは学者でも何でもない、素人同然の私が考えている必要最低限の知識を読んで欲しい。ほんの少しだけ彼らの世界を知るだけでも、見える光景は別世界になる。
尚名称を旅行記としたのは、博物館への道中や周辺の事も多少書きたかったからだ。多くの人は、わざわざ化石だけを目当てに遠方には行かない筈。なのでその土地に何があるのかも伝えようと思う。
素人の書いた稚拙な文章だが、皆さんの観光旅行の際にでも参考にして頂ければ幸いである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?