背景を知り魅了される
季節の花になぞらえて呼び名が変わるぼた餅とおはぎ。
日本語って、なんて奥深いんでしょ♥
牡丹の季節のお彼岸に食べるのは牡丹餅
大ぶりで丸い形と、赤い小豆の色が牡丹の花にたとえられました。
萩の季節のお彼岸に食べるのはお萩
春の彼岸は農作業が始まる時期、秋の彼岸は収穫の時期です。
春には収穫をもたらす神様を迎えるため牡丹餅、秋には収穫を感謝してお萩をご先祖様にお供えします。
私はこし餡派なんですが…ぼた餅とおはぎは、こし餡と粒餡でも違いがあるようです。
秋は、小豆の収穫時期で取れたての柔らかい小豆をあんにするので、柔らかい皮も一緒に潰して使います。一方、春の彼岸には冬を越すので、皮が硬くなった小豆を使います。固い皮をそのまま使っては食感が悪くなるので、皮を取り除いた小豆、こし餡になります。
だから、ぼた餅はこし餡で、おはぎは粒餡。
昔から伝えられてきたものってそこにはちゃんと意味があって、その背景を知るのは面白いし、モノや物事を大切にするきっかけになってくれます。
こし餡派の私ですが「粒餡の食べ比べ」にそそられてしまいました♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?