「京都の未来像について特に力を入れたい分野・政策」 ——京都市長選立候補者討論会第3戦 (KBS) Part4 ——
書き起こし元:https://www.youtube.com/watch?v=S0hAgfB4oTA
司会
はい、さあ今度は、それぞれが考える京都の未来像について特に力を入れたい分野・政策をお聞かせください。
それぞれの発言時間は1分半とさせていただきます。
二之湯さんからお願いします。
二之湯真士
二之湯真士
はい、さっきの議論でもありましたけれども、もう公共事業でも今あるものを維持をするっていうのが、もう精一杯なんですね。
これはもう全国どこでもそうなんですよ。だからこれ北陸新幹線のこと言ってますけども、環境で良しとされたら通すのかと。
通したらもう今まで話したこと、もう何もできなくなってしまいますよ、ということなので、まずそれは絶対に米原ルートに変えるということが前提にあって。
京都というまちは今、古都と言われてますけれども、この1000年の都の間は常に、日本の最先端のもの、もっといえば国際的なもの最先端のものが、各時代に積まれてきたという、やはり先端で挑戦するという精神が大事だと思います。
私は若い人が流出している周辺部が住みにくい、こういうものを解決するために、まず最先端のLRT路面電車、これを導入する。
例えば清水から五条通にずっと西に旧芸大跡まで、そういったことをやるとか。
あとは、大学の力ですね、京都といえば大学、ノーベル賞といえば京都大学です。この研究の力をですね、いろんな事業にしていく。
ボストンが参考になるんです。10年で700億円の投資、オフィス作った実験施設作った、そして10年700億円で資金調達。その間にできた事業が資金調達したのが2兆円なんですよ。投資700億の30倍の成果が出る、こういうことが京都でもできますよと言ってですね、京都に移住して頑張っておられる方もおられる。
京都は10年かけたらそういう大学からいろんな事業が生まれる豊かな町になります。そういう先駆的な挑戦をしていきたいと思います。
司会
続いて福山さんお願いします。
福山和人
福山和人
はい、町の発展これはやはりそこに住んでおられる住民の皆さんがいかに豊かに安心して暮らせるかということに関わっていると思います。
私は暮らしやなりわいを全力で応援をする、このことによって京都の未来を切り開いてまいりたい、このように思っております。
それと町の未来を考える上で、やはり防災の問題点は極めて重要です。今回の能登半島地震でもですね、多くの住宅が倒壊をする、あるいは救援がなかなか困難、こういう状況にありました。
この間京都市は消防職員を380人以上も減員をしてきましたけれどこれをしっかり元に戻す。
あるいは耐震リフォームあるいは防火フォームこういったものに対する助成をきちんと復活をさせて、災害に強い街を作ります。
また町の未来を脅かすものは、やはり若狭原発。これに万が一のことがあった時に大きな問題になりますので、やはり脱原発に向けて京都市として舵を切ってまいりたいと思います。
また、気候危機の問題も本当に深刻です。何十年に一遍という災害が発生をする中ですから、やはりこれに立ち向かうために京都市は温暖化条例制定しております。
非常にこれ意欲的な条例でしたけれど、東京などにすでに追い越されてるという状況ですから、これをさらにブラッシュアップを図ってまいりたいと思います。
ジェンダーの平等やLGBTQの支援、そしてまたケアラー支援。こうした形で多様な市民がですね、本当に安心して暮らしていけるこういう京都にして京都の未来を切り開いてまいりたい、このように思っております。よろしくお願いします
司会
はい続いて松井さんお願いします。
松井孝治
松井孝治
はい、私のキャッチフレーズの1つは、突き抜ける世界都市京都を作る、ということです。
先ほどの話にもありましたけれど、世界中から本当に素晴らしい才能、それは一芸に秀でたような伝統工芸の世界も含めてです、科学者アーティストいろんな優れた才能を世界中から呼び寄せる、吸引する、そしてその人たちを1つのコアにしていろんな交流が広がる町にしていきたい。
これが1つ目です。
2つ目はですね、古きを慈しんで新しき世を切り開く、このことです。
京都の伝統があります。私も京都生まれ京都育ちでありますが、京都の町衆たちは明治の2年に番組小学校というのを、かまど金という自分たち1人1人が出資して、文部省が小学校作る前に小学校を作ってきた伝統があります。
私は新しい公共すなわち民が公共を担う、自助共助公助という言葉がありますが、何でも税金で公助でということでは、これは財政は持ちません。
かといって自己責任の冷たい社会を作るんではない。人々が住民がお互いが支え合う。それは教育もそうですし福祉もそうですし、あるいは先ほどお話になってるような災害の時にどう支え合っていくのか、ある程度強靭なインフラも命を守るためには必要です。
そして、京都市のビジョンとして大事なことは、結局市長というのは住民の生命財産そして生活を守るリーダーでなければならないんです。
そのために自衛官あるいは府・国と連携して、警察消防しっかりと連携して、そして災害ボランティアの人たちもしっかり働いていただけるような環境を作っていく、それが私が目指す居場所と出番のある京都を作るということです。
どうぞよろしくお願いいたします。
司会
村山さんお願いします。
村山祥栄
村山祥栄
はい私から最後に申し上げたいのは3つ。
1つは現状の課題をまず解決をするということ。例えば市バスが大変混雑をしています。
私は市民が乗るバスと観光客が乗るバスを完全に分離をして、乗車券も全部分けて、そして地下鉄にできるだけ市民の皆さん観光の皆さん乗り換えていただく、ということで市営地下鉄の乗り継ぎの無料化と路線の分離というのをやろうと言ってる。例えばこういった現状の課題をまず解決する。
そして次に今この16年っていうのは洛中中心主義でした。街中に経営資源が全部いってた。これが1つのしわ寄せが今は歪みが生まれてるわけですが、周辺部に移行させていく。
今回私はYouTubeなんかでも、ずっとわざわざCGを作ってどういう周辺部の街作りをしていくかっていうことを1つずつの街づくりを提案をしています。こういう周辺部への資源の集中投下をやる。
そして3つ目は発想を変えて新しい街を作るということでございます。
例えば公立小学校中学校に塾に入ってきていただいて、塾に経営していただく、新しい学校を作っていこうと。
5G最先端都市にするために、京都市の街路灯の上にアンテナを貸そうと。そうすれば収入も京都市は入ってくるし、なおかつあっという間に5Gが京都中に広がることができます。
そういう具合にいろんな政策、今までやってなかったことをいっぱいやって、ガラっと街を変えていこう。
そして今まで市民の声が届かないと言われました。だから今回市民の政策枠を作って政策予算っていうのを用意しています。
市民の皆さんから具体的に提案頂いたものに予算がつく、ないしは市民の皆さんの声をアンケート形式でしっかり集めてそれを政策に反映する。こういうことをしっかり進めていくことで京都をもう1度発展させていきたい。
変わらずに残るために変わらなければいけない、これが京都の今の課題だと思っています。
以上です。
終わりの挨拶
司会
この時間は市長選挙に立候補を予定されている主な4人の方にご出席いただきまして、テーマごとに議論を尽くしていただきました。
政策そしてそれぞれの熱い思いを視聴者の皆さんに届けていただきました。
さて京都市長選挙はいよいよ明後日告示となります。
2月4日の投開票まで2週間にわたる選挙期間中も、より活発な政策論争を展開し、京都市長選挙への関心を高めていただきたい、と思います。
立候補予定者の4人の皆さん本日はお忙しい中、時間を割いてくださり本当にありがとうございました。
福山・松井・村山・二之湯
ありがとうございましました。
司会
京都市長選挙はいよいよ明後日告示となります。リーダーを決めるのは京都市民のあなたです。
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