質疑「財政再建を含めた京都市として目指すビジョンについて」 ——京都市長選立候補者討論会第2戦 (JC) Part3-2

書き起こし元:https://www.youtube.com/watch?v=X-G1RCfr8co


コーディネーター
ここからはこのテーマについて討論とさせていただきますので、また村山さんの方から誰に質問をするのか30秒程度で質問していただいて、その返答を質問を受けた方は1分間で返答してください。よろしくお願いします。
では村山さんの方からお願いします。

Q. 村山祥栄→松井孝治「脱しがらみ大賛成とおっしゃるが、自民党からではしがらみを破れないのでは?」

村山祥栄
はい、まず松井さんにお尋ねをいたします。あの脱しがらみ大賛成ということ、良いことおっしゃるなと思うんですが、その新しい公共、私、素晴らしいと思ってるんですね。それはやるべきなんだと思うんですが、それってそのしがらみに雁字搦めになった組織選挙をやってきた自民党じゃできないでしょと言って民主党で新しい公共をおやりになろうと思ったと思われるんですね。
そんな意味で今回全く真逆の立場でその1番やりたいと思ってらっしゃる新しい公共がとてもできると、私は思えないんですけれどもその辺ちょっとどうお考えなのかということをお尋ねしたいと思います。

コーディネーター
ではそちらの方回答、松井さんお願いいたします。

A1. 松井孝治「私は超党派で支援を受けていて、自民党の公認候補ではない」

松井孝治
はい、ありがとうございます。
まず第一に私はあの自分の主張を申し上げてそして超党派でご支援いただいてるんで、自民党さんからもご支援いただいてますが、他の政党からもご支援いただいてますんであの自民党の公認候補とかいうことではありません。

A2. 松井孝治「私の提唱する「新しい公共」の源流は京都の町衆。自民党政治とは無関係」

第2点、私の申し上げる「新しい公共」っていうのはこれはね自民党のしがらみとか言うんじゃなくて、京都の例えば番組小学校、今のコミュニティスクールですね、これ学校運営協議会に運営が京都100%なんです。
この源流はどこにあるかって言うと明治2年に64の番組小学校を地域の人たちが作ったという源流なんです。
これは自民党政治と全く関係ないですよ、むしろ自民党よりも古い京都の町衆の力を活用してそして何でも公助でやるんではなくて、地域の人たちが例えば学区のパトロールやる、警察官のおまわりさんも大事ですよ、だけど地域の人たちが子供たちの登校下校を守る、これはある意味では地域の保守の理念かもしれないけどある種の京都の町衆たちのすごいリベラリズムに基づいた私は学校運営だと思います。
したがって私は全く自民党から推されようがどなたから推されようがそういう京都の町衆の力は活用していきたいと思います。

コーディネーター
ありがとうございます。ではちょっと連続になりますが松井さんの方から質問誰かにございますでしょうか。

Q. 松井孝治→福山和人「公共事業が赤字を生んだのは、蜷川(共産系)府政がインフラ作りを遅らせたからでは? そして無償化政策の財源は?」

あの私の方からはあの福山さんにご質問させていただきますが、先ほどあの東西線のあの赤字、赤字っていうか大きな工費がかかったという話をされました。
これ京都の発展が遅れたのはですね、本来戦後の復興・高度成長期にやるべきインフラ作りは全然行われず、独立自尊という言葉はいいですけれど中央からの補助金も取ってこず公共事業も取ってこず、そしてそれが結局バブル以降の時代に遅れたからこの赤字が生まれたんじゃないですか。
福山さん色々おっしゃいましたけど、今の京都の財政の中でそんな私はいろんな無償化とかなかなかできないと思うんですが、どういうに財源を作られるのか。
そして同時にこれまでの京都のインフラ作りの遅れというのは昔の蜷川府政の時代の負債ではないでしょうか。
この点についてはっきりご説明いただきたいと思います。

コーディネーター
はいありがとうございます。こちらの方に対して福山さんお願いします。

A1. 福山和人「市電を残していたら赤字にならず、観光の売りにもなった。だからインフラ遅れという指摘は不当」

福山和人
はい、えっとインフラの遅れとおっしゃるんですけれどはっきり言いますわ、
1978年に廃止をした市電、あれを残しとったらこんな財政赤字にはならへんかったし、そしてまた今この市電っていうのは広島やとかあっちこっちでむしろ観光の売りになっているわけでございまして、むしろ京都が盛り上がる大きな起爆剤にできたんやないかいう風に思います。
だからインフラが遅れてるというのは少しご指摘として当たらんという風に思いますね。

A2. 福山和人「無償化は年間予算1%で可能。それを言うなら松井こそ給食無償化の財源はどうするのか」

福山和人
それと財源をどうするかていうご議論です。でも松井さん自身が給食無償化っていう、これものすごいメガトン級のことおっしゃっているので、なんかその私が申し上げてる京都市の1年間の予算の1%ぐらいでできるものについてですね、そのようにおっしゃっておきながら、ご自身はじゃあそれはどうされるのかなというのはかなり疑問に思いますけれど。

コーディネーター
はいありがとうございます。また連続になりますけれども、あのえっと福山さんの方から質問どちら誰にされるか30秒でお願いします。

福山和人
これはあのどなたか1人だけなんですか。

コーディネーター
そうですね1人でお願いします。

Q. 福山和人→松井孝治「保育園の補助カット/敬老乗車証の大幅値上げ/学童保育の値上げなど、門川市政を引き継ぐのか?」

福山和人
分かりました。
えっとそしたらあの松井さんにお伺いしたいと思いますけれど、
この間京都市が進めてきました行財政改革によって保育園への13億円の補助カットだとか、それから敬老乗車証の大幅値上げだとか、学童保育の値上げだとか、こういうことが進められてきたわけですけれど、こういった行財政改革について門川さんの後継候補と言われている松井さんはこれをそのまま継続されるのか見直されるかをお伺いしたいと思います。

コーディネーター
はいありがとうございます。松井さんお願いいたします。

A. 松井孝治「自分は門川の後継者でなく新人だから、財源を確保しつつも子育て政策は是々非々で見直す」

松井孝治
はい、人気者で恐縮でございます。ありがとうございます、色々。
あの私はまず第1に申し上げれば門川現市長の後継候補だと思っていません。私は新人の候補です。
先ほど申し上げてるように門川市長の行ってきた行ってこられた政策たくさんの立派な成果もあると思いますが、同時に課題は山積であってその門川市長の政策そのまま継承したら京都のまちが発展すると思ってません、課題多いです。
そして今おっしゃった子供子育てこれはね、いろんな国との基準、他の自治体との基準で適正化、それは見直さなければいけない。

ただ問題はですね、子育てそれをどう応援してどういう子供子育ての日本一の環境を作っていくかでありまして、具体的に高齢化が進む中でですね、高齢者乗車証の問題なんかも含めて、同じような構造だったら赤字垂れ流すんですよ。
ですからそこはちゃんと是々非々で見直さなければいけない、財源も確保しなければいけない、財源については後で時間があれば補足的にご説明したいと思います。

コーディネーター
ありがとうございます。

福山和人
結局どないしはるんですか。

コーディネーター
すいません、じゃあ続き行きますね。
二之湯さんお願いします。

Q. 二之湯真士→松井孝治「北陸新幹線小浜・京都ルート、自民の西田議員は全額国費だと騙していたが、実際は地元負担1兆円。財政及び環境の観点で賛否を問う」

二之湯真士
私も人気者の松井さんに、1点お伺いしたいんですけども、先ほど財政の話がありましたのでそれに大きな影響を与える北陸新幹線の小浜・京都大深度地下ルートについてお伺いしたいと思います。これ私も自民党の府議会議員として常々西田昌司議員からの説明を聞いていて全額国費出るんだとね、そんなことを信じない人いると思ったら信じてる人もいっぱいいたわけなんですけれども、でもずっとおっしゃっていたと。
ここに来てご自身のYouTubeで仮に事業費が3兆円とすると地元1兆円だと。それがもっともっと増えるかもしれない。
これについて財政の観点そして環境等の観点からご自身の賛成反対をお答えいただきたいと。

コーディネーター
はいありがとうございます。松井さんお願いします。

A. 松井孝治「第二国土軸も環境も財政負担も重要。責任者として説明できる材料はまだない」

松井孝治
はい、集中砲火を浴びておりますが、これも1つのいい勉強ですね。
北陸新幹線の延伸、私はね第二国土軸は大事だとずっと前から思っています
これだけ、今回も能登半島の地震がありました。
東南海トラフ動く可能性あります。首都直下型地震が起こるかもしれない。
いかにこの第二国土軸を作ってくかこれはとても大事なことだと思います。ただ今のこの問題で1番難しいのはじゃあどのルートを取ってどういう工法をたどるのかでそこの掘削土をどこに処分するのか、そしてその水源環境への影響をどう見るのか、財政負担をどう見るのか。
それは京都市の責任者として、京都市民に説明しなければいけない。その材料は私は現時点で整ってないと思います。
ですから趣旨は分かるけど、じゃあどういう工法でどういうルートでその工事を行うかによって、これは私は慎重に検討しなければいけないと思います。

コーディネーター
はい、ありがとうございます。
では引き続きあと2問行けるかなと思いますんで、じゃ今度は次、端から行きましょうか。えっと二之湯さんから質問ありますか。あともう少し時間がありますので。

二之湯真士
立て続けやな(笑)。

コーディネーター
続きなければパスでも大丈夫です。

Q. 二之湯真士→村山祥栄「福山の言う事業の1%見直しですら難しいのに、村山は3%見直すという。どういう分野を見直すのか」

二之湯真士
じゃあ村山さんに事業全体の3%を見直すっていうことなんですけども、例えば福山さんも事業の1%を見直していろんな事業できますとおっしゃってそれも難しいと思うんですけど、3%、3%大体どういう分野についてお考えか教えていただけますか。

A. 村山祥栄「全ての事業に聖域を作らない。例えば、市民新聞/府民新聞の一本化や、住民票取得のマイナンバー活用。積み上げで3%は市会議員時代の肌感覚として可能だ」


村山祥栄

どういう分野に限らずだと思う。だからその聖域を作ってしまうと財政再建はできないと。まああの釈迦に説法でございますけれども。
ございますんで、全ての事業に対してありとあらある可能性を見ていくということなんだと思います。
例えばシンプルなので言うと市民の皆さんのところに届いている市民新聞と府民新聞っていうのがございますけど、例えばこれを1元化して1つにできませんかとすれば、これ広報費は半分に減るわけでございます。
だから必ずしもどれどれがあの3%という話ではなくて、事業をしっかりと見直しをしていけば、3%ぐらいは私はそんなに難しい数字じゃないと、これ実感値っていうか市会議員をやってた時の肌感覚の問題でございますが、それしっかりやると。
もう1つはその例えばマイナンバーをしっかりと使っていただければ住民票取るのも手書きでサインしたりとかっていうことが一切いらないわけですね、マイナンバーの証明コーナー行けばいいわけで、例えばそうすると窓口の職員も多分半分ぐらいまで減らせるだろうと。
こういうことをしっかり全ての分野において積み上げていけば、私は十分可能な数字だという風に思ってございます。

コーディネーター
ありがとうございます。では福山さんお願いします。

Q. 福山和人→松井孝治「保育園補助カット・敬老乗車証の大幅値上げ・学童保育の値上げについてどうするのか、明確な答えを」

福山和人
えっと松井さんにもう1度先ほどのことをお聞きするんですけど、結局先ほどのお答えやと保育園への補助カットとか敬老乗車証の大幅値上げとか学童保育の値上げをこれどうしはるのかどうかがようわからへんのですよ。明確なお答えをいただけませんでしょうか。

コーディネーター
お願いします。

A. 松井孝治「敬老乗車証は若者から見てシルバーデモクラシー。すべて時計の針を戻すことは財政が持たず、若者に住みよい京都を作ることにならない」

松井孝治
はい、敬老乗車証について言うとですね、やっぱりこれだけ最初はあれ導入した時は高齢者対象者はおそらく数万人だったと思います。今おそらく30万人超えてます。私、大学で10年間教えてきて若い人たちからシルバーデモクラシーじゃないかと。
要するに高齢者が動きやすいこの足を確保するのはすごい大事ですよ、だけど結局この京都の地下鉄市バスこの構造的な赤字体質をようやく今脱却しようとしつある中で、それについて本当に高齢者について今までのような優待価格に戻していく、パスを戻していく。それが若い人たちが住みよい京都を作ることになるんでしょうか。

子供子育ても環境整えることは大事ですけど、やはりそれは他の自治体との比較をしてしっかりとした政策を打つけれども、それは是々非々で見直さなければいけないけれども、全部時代を時計の針を昔に戻していくような形では、私は財政は一切持たないんではないかと思います。

コーディネーター
はい、ありがとうございました。このような形であと2問していきますんで、およそルールが分かっていただいたなと思います。

松井孝治
あのすいません、もうこの2人も質問権あるんですか。

コーディネーター
その次のターンでまた回しますんで。

松井孝治
はいそうなんですか。

コーディネーター
はいちゃんと、ちゃんとします。

村山祥栄
質問したいですよね。

松井孝治
ね、そこはちょっと。

コーディネーター
第2問でまた、はい。

松井孝治
そうですか、分かりました。

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