コーダ・・・耳の聴こえない親の通訳をする子ども
聴覚障害者に限らず、コミュニケーションに支援が必要な人たちがいます。
個人で考えれば、手話通訳を活用したり、相談支援機関で噛み砕いて説明をしてもらったり、手立てはいくつかあります。
ここでは、それを「通訳」と表現します。
家族の中に、通訳ができる人がいたならば、その人は通訳の役割を担う事になる。
だって、他人に頼むよりも迅速、無料、気持ちを察してくれる、などなど、福祉サービスを利用するよりもはるかに使い勝手が良いでしょう。
このところ、ヤングケアラー、きょうだい児など、困難のある当事者だけでなく、その家族に焦点が当たる事がある。
筆記でやれば?PCやタブレットにタイピングして表示すれば?という考えもありますが、実はそんなに簡単な事ではないらしく、生まれつき耳の聴こえない人たちにとっては文字の日本語もうまく使えない方がいるそうです。
耳の聴こえない当事者が言った(正確には手話で通訳されて聞いた)手話が第一言語で「日本語が第二言語」という言葉は衝撃的でした。
第二言語
この表現は非常に理解を助けました。
大学での英語の授業は非常に苦戦しましたから。。。それくらいに耳が聴こえる人たちの使っている日本語でコミュニケーションをとるのは、細かなニュアンスが伝わらなかったりすれ違ったり、そんな状況なのだとわかりました。
この動画内でも紹介されていた
・電話リレーサービス
・通訳派遣制度
これらは、コーダがいなければ非常に助かるサービスです。けれど、コーダがいれば、お金かかるしいつでも利用できるわけじゃないし、使わないかなーってなるように思いました。
先日、初めて電話リレーサービスを使った電話がかかってきました。
通訳者は福祉や労働の専門家ではなので、専門用語が出れば意味が分かりませんし、その意図を汲んで話をする事は非常に難しい。
さらに、その土地の人でもないですから、地名もその漢字もわからない。
昨年から始まったサービスという事ですが、非常に便利なサービスなので、今後もますます発展して活用していってもらいたいです。
親のための子どもではなく、子供のための親でありたいと思いますが、価値観は人それぞれです。
とはいえ、自ら好きでやってます、という事であれば他人があーだこーだ言う事でもない。
そんなわけで、問題提起と少しの情報を投げて、この投稿は終わります。