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「映える写真」は、思い出の冷凍保存 #BaseBallTalk
『野球、観に行こうよ』。
そんな約束をした瞬間から、自分のユニフォームコレクションとクローゼットの中身を思い返して、どんなコーディネートで行こうかと思いを巡らせる。
神宮に行くならヤクルトのホームユニが着たいけど、かわいさでいったら復刻ユニも捨てがたい。
そういえば今度の試合は燕日デーだからこないだの無料配布ユニの方がいいかな。
対戦相手は広島だから、赤いアイテムも身につけて行きたいな──。
同じおでかけでも、野球観戦はチームカラーや背番号、観戦イベントなどコーディネートに関するストーリーが無限に広がる。
選手たちが毎日真剣勝負を繰り広げているように、私たちも観戦に向けて、いつだって勝負服を選んでいる。
***
野球観戦といえばユニフォームを着るのがお決まりだけど、意外とユニフォーム姿をちゃんと撮る機会ってないよね、と野球女子たちと集まるたびに話していた。
こだわって全身のコーディネートを考えてきても、球場で撮る写真はバストアップのユニ姿ばかり。
しかもグラウンドをバックに撮ることが多い上に、試合終了は大抵夜なのでせっかく写真を撮ってもコーディネートが目立たない。
一緒に行った友人や恋人とコーディネートを揃えたり、お揃いグッズを持っていっても、思い出として綺麗に写真を残しておくのは難しい。
だからこそ、野球観戦の楽しみ方として、もっと『素敵な写真を撮る』という部分に伸び代があるのでは?とずっと思ってきた。
さらに欲をいえば、いろんなユニフォームを着てみたいし、みんなでリンクコーデもしてみたい。
ディズニーやフェスのように、ファッションから入る『にわかファン』の入り口も、もっとあっていいんじゃないかと思ったのだ。
そこで今回、11月に開催した野球イベントで懇親会中に写真撮影のコーナーを作ってみた。
さらにファナティクスさんのご好意で、NPBからMLBまで、定番ユニや企画ユニなどありとあらゆるユニフォームを貸し出していただいた。
#BaseBallTALK
— かじた かれん (@kare__n722222) November 3, 2019
会場はこんな感じに💫
NPBからMLBユニ、セパサイン入りユニまで勢揃いしております🌿 pic.twitter.com/JgDfpuZSEb
その結果がこちら!
\THE★強かわ/
メジャーユニが勢揃いするとパンチあってめちゃくちゃかわいかった…!
そして偶然にも3人ともまったく同じユニフォームだった(!)ので、3人並んで記念撮影。これ、そのまま公式のオンラインショップで使えそうじゃない…!?と手前味噌ながら思ったり。
ホームユニを挟んで両脇が復刻ユニ、という構図もかわいかった。
最近はだぼっとしたフォルムだけではなくコンパクトなシルエットのユニもあって、ホーム/ビジターで色違いにするのもかわいいなあ、と思ったりした。
そしてメジャーのパキッとした色使いが本当にかわいい!メジャーのユニはかわいいものがありすぎて、お借りするアイテムを選ぶのも大変だったくらい…。
あと、個人的にもお気に入りだったのがスタジャン!
野球ファンにとっては球場で着るシーズンはかなり限られるアイテムではあるけれど、これは私服で着てもかわいいかも!と思ったり。
ユニはシンプルでロゴ少なめな方が好きだけど、スタジャンはこのくらい主張があった方がかわいい。
他の種類はこんな感じ。スタジャン肩がけ、めっちゃかわいいと思う!!!
そして今回は、女子だけではなく男性陣も大いに撮影会を楽しんでくれていたのが印象的だった。
まさかの根尾かぶりの記念撮影や
スタジャンルックも男性が着ると印象が変わるし
福ちゃんのヤクルトに入団会見(とそれを激写する私w)という遊びまで開発されたのが個人的なツボだった。
(福ちゃんは今年のFA移籍の目玉で、ヤクルトも交渉中なのでヤクルトにきてね!の意味も込めて。笑)
野球ファンの私たちにとって、ユニフォームは羽織るだけでスイッチが入る『勝負服』だ。
真夏の球場で汗だくになりながら応援した日も、歓喜の涙を流した日も、悔しくて切なくてどうしようもなかった日も、思い出はいつもユニフォームとともにある。
大好きな選手のユニフォームには、あらゆる思い出が詰まっているのだ。
だからこそ、その思い出の一瞬一瞬を、写真というかたちで写真に残しておきたい、と私は思う。
あの日はこんなことがあったね、あのユニフォームを着てあの選手を応援しにいったよねと、いつでも思い出せるように。
『ユニ姿をかわいく撮りたい』という願望は、単なるインスタ映えや承認欲求ではなく、綺麗な思い出の冷凍保存だ。
今回イベントをやってみて改めて確信したのだけど、球場でもこうやって写真を撮ってもらえるサービスがあったらいいなあ、と思う。
見返したときに幸せな気持ちになれる写真こそが、また球場に足を運ばせる。
これからも、野球が人と人をつなげ、豊かな思い出を作り、明日を生きるパワーとして発展していけばいいなと、いちファンとして思ったイベントだった。
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