外界

12時40分に起きた。そのせいで、交換日記の第一頁目を書くつもりだったのに時間が足りず断念した。
岡崎のカフェ、しばしに向かった。ジモティーで募集した交換日記相手の三人目と初対面する。その方は先に入店されていた。

座敷で後ろから回って声をかけ、正面に座った。とても綺麗な方だったため、少々まごついた。言われた年齢より十歳は若く見えた。まさに青い花のような印象だったから、ここではリンドウさんと呼ぶ。

彼女はタルトタタンとコーヒー、私はプリンとコーヒー(だったのだが手違いでチャイが来た)を頼んだ。プリンはやさしく、滑らかだった。

リンドウさんは好奇心旺盛だった。年代問わず色んな方と知り合い、仲良くなっているらしい。人とのかかわりや旅行が好きなようで、知らないことを知る欲というか、外界へのオープンさを感じた。引き出しが多く、まとまりを持った語り口で話されていたが、私の言葉にもしっかりと耳を傾け、都度快いリアクションをしてくださった。

自分の思う方へ行くと、とんとん拍子にうまくいくことが多かった、という彼女の話は、好きなことを突き詰めたい私にとって勇気になった。何をするにしろ、ポジティブな気持ちのままでいられることが重要なのだと思う。

だいぶ時間経ちましたね、と言われてスマホを見ると、もう17時前だった。三時間も話し込んだことになる。
好きな食べものは何ですかとリンドウさんに訊かれ、最近は異国料理に興味がありますと返した。そうしたらご飯のお誘いをしてくださって、今度一緒にバリ料理を食べにいくことになった!楽しみ。

最後におずおずと空白のノートを渡し、店前で別れた。

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