慣れてたはずのスマホ機種変更でドツボにはまった話

 おはようございます。こんにちは。こんばんは。QWERTYと申します。私は新しいスマホが好きで、今まで10台以上スマホを買い替えてきました。最近は移行ツールも洗練されており、より気軽にデータ移行が可能になっていますが、最近Pixel5からiPhone SEに乗り換えた際に3つ厄介な事象に遭遇したので備忘録代わりに記事とします。

1. LINEのトーク履歴

 これは最も遭遇率が高いと同時に最も厄介といえるでしょう。LINEのトーク履歴は、同じOSの間(Android → Android、iPhone → iPhone)ではGoogle DriveやiCloudにトーク履歴をバックアップすることで、新しいスマホに移行することができます。しかし、異なるOSの間(Android → iPhone、iPhone → Android)ではこのような方法をとることができません。

 非常に厄介なのは、この問題が対策不能に近いことです。恐らく、すべてのトーク履歴を新しいスマホに移行することはできません。一時的な対策としては、トーク画面のスクリーンショットを撮ったり、LINE Keepに保存したりすることが挙げられます。

2. FeliCaデータクリア(Androidのみ)

 新しいスマホを買った後は、古いスマホを初期化して売却するという人も多いでしょう。スマートフォンを初期化しても、消えないデータがあることをご存知でしょうか?それは、おサイフケータイのデータを記録するFeliCaチップです。(これはAndroidに限った話で、iPhoneは特に気にする必要はありません。)

 FeliCaはおサイフケータイ機能を搭載したスマートフォンに搭載されているチップです。このデータを初期化しないと、売却したスマホの新しい利用者にデータが悪用されたり、新しい利用者がおサイフケータイ機能を利用できなくなってしまいますので、初期化は必須と言えるでしょう。手順はこちらのブログが参考になりました。

 また、Androidスマホの中でもGoogle Pixelの場合は更に注意が必要です。下の記事のように、PixelはキャリアのFeliCaクリア端末で処理することができません。私自身も、au取扱のPixel 5のFeliCaクリアに失敗し、手動でのクリアも「かざすフォルダ」が削除できず、キャリアでの修理扱いになってしまいました(結果、保証内でクリアできました)。保証が終了している端末の場合は、正規修理のプロバイダであるiCrackedのサービスを使うのが一番手っ取り早いと思います。何はともあれ、Pixelをお使いの場合は初期化する前に必ず手動でFeliCaクリアを行いましょう


3. Google Authenticator

 これは二段階認証のアプリです。このアプリは、銀行口座やビットコインの取引アカウントなど、セキュリティ強度の要求されるWebサービスで利用されることが多いものです。通常のログイン認証では、パスワードを忘れても再発行が可能ですが、二段階認証ではそうはいきません。新しいスマホを購入したら、古いスマホを初期化する前に必ずアカウント移行処理を行いましょう。その際はこちらのbitbankの記事が参考になりました。




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