投資の原則
こんばんは。今回は真面目な内容を書いておこうと思います。というのも、最近「ビットコインスタンダード」というビットコイナーの聖書みたいな本が日本語化されて読んでテンションが上がったからです。
1. 法定通貨の設定を理解する
ゲームをするときに一番大切なのは基本的なルールを理解することです。投資で言えば法定通貨がどういう設定になっているのかを知ることです。ざっくり言ってしまえば、法定通貨は物価が2%上昇するように発行されています。これは2%増えるという意味ではありません。現金の量としては去年1年で13%、5年で60%増加しています。
さらにこの発行スピードはコロナをきっかけに加速しています。これだけ通貨が発行されながら物価はそこまで上昇していません。つまり、この差が株式市場をはじめ様々な資産に流れ込んでいるのです。
そして資産バブルがひと段落すると物価が上昇し始めます。これをインフレと呼びます。なので貯金は一番の悪手だということです。
2. S&Pは必ずしも右肩上がりではない
ここまでを聞いて投資をしようと思った方は次にNISAについて調べると思います。すると大体下のようなグラフを見せられるわけです。
”S&Pは常に右肩上がりで、年率6%が期待できます!!みんなでNISAを使って積み立てよう!”と言われるわけです。しかし、みなさんは株は上がったり、下がったりするものだとなんとなく思っていませんか?
それは正解です。日本円は世界の通貨の中で最もStock to flow比率の高い通貨だからです。比較的健全な通貨と国内の経済成長から現金で貯金するのが優れた投資手法だったというわけです。
日本円よりも優れた通貨にゴールドがあります。ゴールドは紀元前から通貨として使われてきた最も歴史の長い通貨です。S&Pをゴールドで割ったグラフを見てみましょう。
先ほどと比べてどうでしょうか?随分様子が違います。いい時もあれば、悪い時もあるみなさんがイメージする投資に近いのではないでしょうか?
上のグラフで言えるのは、経済がだめになる速度よりも通貨の膨張速度の方が早い。から上がって見える。ということです。
つまり優れた通貨で貯金するのであれば、必ずしも投資は必要ないのです。
3. 本当に価値あるものに投資する
法定通貨は持っているだけで価値が下がるので、何かしらに投資はしなくてはいけません。将来に備えるための貯金であればゴールドでいいでしょう。全てアメリカに依存しているS&Pよりはリスクが少ないと思います。
投資で儲けたいというのであればゴールドで今買える財を諦めててでも買いたい会社の株を買えばいいと思います。世界に対して確かな価値を提供している会社や、同業他社に比べて明らかに時価総額が低い会社など、そういう世間の理解度との歪みを狙っていくべきです。(僕で言えば、OrcaやTeslaへの投資が挙げられます。)
4. 守りと攻め
以上をまとめると
コアとしての貯金 ⇨ 優れた通貨で貯金する:ゴールド(BTCなど)
攻めの投資 ⇨ 他との知識や理解度の歪みがある銘柄
この二つのバランスを地合いによって使い分けることが一番大切だと思っています。
ビットコインスタンダード面白いので読んでみてください。