仮想通貨は底を打ったのか
仮想通貨を含め市場の下落は一旦小休止しています。
今後の見通しについて書いていこうと思います。
前回の記事でBTCについては以下のように予想していました。
その後の動きを確認してみましょう。
一時的に20,000ドルを割り込みましたがその後速やかに反発して20,000ドル~22,000ドルでレンジを形成しています。おおむね予想通りの展開となっています。
これを受けて予定通り現物の積み立てを開始しました。
ここから大体3ヶ月程度を目処に積み立てていく予定にしています。
今後の見通し
正直、あまり楽観的ではありません。
主な理由として以下のようなものが挙げられます。
QTは始まったばかり。
止まらないインフレ⇨今後も急速な利上げが予想される。
市場の悲観が足りない。
クリプト市場だけで言えば銘柄によっては最高値から95%下落などもちらほらみられていますし、BTCやETHも80%近く下落しています。そのため十分下げたことだし、ここらが底。と考えたい気持ちもわかります。しかし、クリプトといえど金融相場の一部であることを考えるとまだまだ楽観はできません。
コロナショックから始まった市場最大の金融緩和が金融引き締めという形で逆回転を始めています。市場には大量の紙幣が溢れていますが、商品がないため物価は上昇し続けています。アメリカのCPIは5月も前年同月比8.6%と引き続き高いインフレ率を記録しています。1年前から物価がこれだけ上がるのは恐怖としか言いようがありません。
これを受けてFRBは0.75%の利上げを行いました。通常利上げは0.25%ずつ行いますので、通常の3倍の速度で利上げをおこなっていることになります。
以上のことを勘案すると今後もしばらくは下落トレンドが続いていくと考えています。しかし、遠くない未来上昇トレンドに転換すると考えています。
具体的なシナリオとしては
株式市場が冷え込む
⇨消費者の消費意欲が減退
⇨物価上昇が落ち着く
⇨CPI上昇率が4-5%程度まで低下
⇨アメリカ短期債利回が4-5%まで上昇したのち下落
ここまで行けば底打ちと考えています。QTと急速な利上げで景気が折れ、雇用が急速に悪化します。こうなると政府は再び金融緩和を始めざるを得ません。というより将来的に金融緩和のカードを残しておくために現在急速な利上げをしているといえます。
なので僕らができることは来るべき金融緩和までにできるだけ多くの現物を確保することです。
BTCは割安
現在BTCのMVRV ratioは1を割り込んで推移しています。ホルダー全体で見た時に含み損だということです。個人的には単一の指標だけ見て売買をするつもりはないのですが、歴史を振り返って割安の水準であることは確かです。
まとめ
ビットコインの歴史は金融緩和とともにあったため金融引き締めでどこまで下落するかは正直わかりません。なので一度に買うというよりは時間的に分散してコツコツ積み立てていくつもりです。
みなさんは今後どのように立ち回りますか?よかったらコメントで教えてくださいね。