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カルムラヒュット (Karmrahyut)
果皮の色が濃く、実の赤いアルメニアの交配品種。
主要なシノニム:Karmrahiut, Karmraiute
起源と家系:「赤いジューシーな」という意味を持つカルムラヒユットは、1950年にS・A・ポゴシャンが、首都イェレヴァンの西にあるメルダザヴァンにあるアルメニアのブドウ栽培研究センターでAdisiとNO 15-7-1を交配して得た複合品種です。Adisiは現在は栽培されていないアルメニアの品種で、NO 15-7-1はVitis amurensis Ruprechtのブドウの木と"Sladky Cherny"(「甘い黒」の意味)を交配したもので、後者はピノノワールの自生種です。カルムラヒユットは、チャレンツィ(Charentsi)とネルカラート(Nerkarat)の交配に使われました。
植物学的特徴:中程度の大きさのコンパクトな房で、赤い果肉。
栽培地域とワインの味わい: カルムラヒュットは、主にアルメニア中西部のアルマヴィールで栽培されている果肉の赤い品種です。カズモフは色の濃いヴァラエタルワインを造り、MAPはこれをルカツィテリやメグラブワールとブレンドして半甘口のデザートワインを造っています。
※この文章は、「ワイン用葡萄品種大事典(Kindle版)」ジャンシスロビンソン他2名の英語版からの翻訳です。
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