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12月24日(日)の朝
朝、高校の友達のジュンコから連絡があった。
日頃連絡を取ってない相手からの突然のメッセージは、アカウントの乗っ取りか、訃報の可能性が高いので緊張する。今朝の連絡は後者だった。
高校一年生の時に同じクラスだった子が、ガンで闘病の末に亡くなったとのこと。
急な報せを受けて気が動転して連絡をくれたらしい。
長崎の緩和ケア病棟で終末期を過ごして看取られたそうで、きっとコロナ禍でお見舞いとかも自由に来てもらえなかったんだろうねえと切ない気持ちになった。
ついでにジュンコの近況報告で、長男がバイクで事故に遭って車椅子生活になってしまっていることも知った。
ジュンコには三人の息子がいて、三人とも名前に「生」という字が入っている。
生きているだけで良い、という意味だと以前ジュンコが言ってたのを思い出したので、命が助かって良かったねと言おうとしたけど、ある日突然重度障がい者になってしまった大学生の息子の世話を二年間して介護休暇を取っている人がどんな状態か分からないので、「大変だったね」とだけ返事した。
ずっと家にいるというので、お酒持って遊びに行くよ、飲もう。何がいい?と聞くと、私の近況はSNSなどで見てくれてるみたいで、カッキー(私の高校の頃の呼び名)といえば、ワイン!うれしー!と言ってくれてちょっとホッとした。
この年になって知り合いが誰も死んだことはありません、という人はいないだろうと思うし、私も数えきれないほど身近な人の死に接してきたけれど、何度経験しても慣れることなくやはり訃報はさみしい。
そういうつらさを乗り越えたり、故人の思い出を語る口実にするにしても、美味しいお酒がそこにある意義があるのではないかと思った朝でした。
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