記念日などで活用できる語呂合わせ表記用数字一覧
3/14は数字の日、7/6は記念日の日です。日本のいろいろな記念日では数字にいろいろな音を当てて語呂合わせを示すことで記念日の日にちを作成します。
ここでは単音節による語呂合わせ用の読みを取り上げます。
記念日の語呂合わせの設定の参考になればありがたいです。
0. レイ・ゼロ・まる【〇/零】
記念日の語呂合わせでは先頭及び末尾の空位に用いる。
【エン/イェン/ェン】円の音読みから。
【オ/オー/オウ/オオ】英語などラテン文字の《O》[オー]から。英語でも電話番号などに用いられる。
【ォ/ォー/ォウ/ォッ】前述の当て字を合拗音に置き換えたもの。
【ゼ/ゼー/ゼッ】〈ゼロ〉の語頭音から。
【ノ/ノー/ノッ】英語やイタリア語などで“無い, いいえ, 否定”の意の〈no〉[ノー]から。
【マ/マー/マッ】丸《⭕》[マル]の語頭音から。
【リ/リー/リッ】中国語〈líng〉及び輪[リン]の語頭音から。
【リン】中国語〈líng〉及び輪の音読みのから。
【レ/レー/レイ/レッ】零の音読みから。
【ワ/ワー/ワッ】輪《⭕》の形及び訓読みから。なお、輪の略字としての漢数字0と同型の字母《〇》に由来する変体仮名WAが存在するが、ユニコードには採用されていない。
【ヲ/ウォ/ウォー/ウォッ】前者の《を/ヲ》は助詞用、後者の《ウォ》はその字母名及び外来語表記用の綴りである。
【ー】オ段の長音に用いられる。
1. イチ・イツ・ひと-つ【一】
【ア/アー/アッ】ギリシャ文字第1字母《α》[アルファ]の語頭音及び英語で“1つの”の意味の〈a〉に由来。アルファはギリシャ数字表記としては〈Αʹ/αʹ〉となり、かな点字でアと読まれるブライユ点字A〈⠁〉の数値も“1”である。
【アイ】ローマ数字《Ⅰ》が英語《I》[アイ]と同型であることから。
【アン】フランス語〈un〉に由来。
【イ/イー/イイ/イッ】〈イチ〉の語頭音及び中国語〈yī〉から。縁起が良いので多用される。
【ィ/ィー/ィッ】前述の当て字を合拗音に置き換えたもの。
【エ/エー/エイ/エッ】ヒンディー語〈एक/१〉[エーク]或いはギリシャ語〈ένα〉[エナ]の語頭音から。英語〈ace〉[エース]及びローマ字第1字母《A》[エー]の語頭音にも関連する。
【ェ/ェー/ェイ/ェッ】前述の当て字を合拗音に置き換えたもの。
【チ/チー/チッ】〈イチ〉の語末音から。
【ヒ/ヒー/ヒッ】訓読みから。
【ワン】英語〈one〉に由来。
【ー】イ段及びエ段の長音に用いられる。
2. ニ・ふた-つ【二】
【ア/アー/アッ】中国語〈èr〉[アル]から。
【イ/イー/イッ】韓国語〈이〉から。かな点字でイと読むブライユ点字B〈⠃〉の数値は“2”である。
【ヴィ/ヴィー/ヴィッ】ラテン文字ブイ《V》における英語の字母名〈vee〉[ヴィー]から。Vサイン《✌》は指文字で数字の“2”で示すことも関連性がある。
【ジ/ヂ/ジー/ヂー/ジッ/ヂッ】日本語〈二〉又は〈次〉の音読み及びIUPAC命名法における現代ギリシャ語/ラテン語〈δι-/di-〉から。
【ズ/ヅ/ズー/ヅー/ズッ/ヅッ】フランス語〈deux〉, エスペラント語〈du〉, 韓国語〈두〉などドゥの変音から。日本語の元素記号命名法ではドゥではなく《ズ》を使用することがルールとなっていることにもちなむ。又、英語複数形の〈-s〉の音から。
【タ/ター/タッ】沖縄語〈ターチ〉の語頭音から。
【ツ/ツー/ツッ】英語〈two〉から。
【ッ】前述の当て字を拗音に置き換えたもの。
【ディ/ディー】IUPAC命名法におけるギリシャ語/ラテン語〈δι-/di-〉から。
【トゥ/トゥー】英語〈two〉及びアイヌ語〈tu〉から。英語では《2》が“to”又は“too”の縮約字として用いられる。
【ド/ドー/ドウ/ドッ】ヒンディー語〈दो/२〉[ドー]或いはスペイン語〈dos〉[ドス]の語頭音から。
【ドゥ/ドゥー】フランス語〈deux〉, エスペラント語〈du〉, 韓国語〈두〉から。
【ニ/ニー/ニッ】音読みから。変体仮名NI《𛂈》の読みでもある。
【ビ/ビー/ビッ】元素命名法におけるラテン語〈bi-〉から。ブライユ点字B〈⠃〉の数値は“2”である。
【フ/フー/フッ】訓読みから。
【ブ/ブー/ブッ】訓読みの変音から。又、指文字の“2”であるVサイン《✌》の由来であるラテン文字《V》[ブイ]の日本語における字母名の語頭音に由来する。
【プ/プー/プッ】“まっぷたつ”など訓読みの語中における変音から。
【ベ/ベー/ベッ】ギリシャ文字《β》[ベータ]がギリシャ数字では“2”に当たることと字母名の語頭音に由来。
【リ/リー/リッ】台湾語〈lī〉[リー]及び日本語〈両〉[リョウ]の語頭音から。
【リャ/リャー/リャッ】中国語〈两/兩/liǎng〉[リアン]の語頭音から。
【リャン】中国語〈两/兩/liǎng〉[リアン]から。
【リョ/リョー/リョウ/リョッ】日本語〈両〉[リョウ]の語頭音から。
3. サン・みっ-つ【三】
【サ/サー/サッ】音読み〈サン〉の語頭音から。
【サン】音読み及び中国語〈sān〉から。
【ザ/ザー/ザッ】“ざんまい”の〈ザン〉の語頭音から。
【ザン】“ざんまい”の〈ザン〉から。
【ス/スッ/スー】英語〈three〉から。
【ソ/ソー/ソウ/ソッ】人名末尾〈-ゾウ〉の語中音から濁点を抜いた音。
【ゾ/ゾー/ゾウ/ゾッ】人名末尾〈-ゾウ〉の語中音から。
【タ/ター/タッ】ベトナム語〈tam〉[タム]の語頭音から。
【タン】ベトナム語〈tam〉[タム]から。
【ティ/ティー/ティッ】マレー語/インドネシア語〈tiga/تيݢ〉[ティガ]及びヒンディー語〈तीन/३〉[ティーン]から。
【マ/マー/マッ】英語で“3月”の意の〈March〉[マーチ]から。
【ミ/ミー/ミッ】訓読みから。変体仮名MI《𛃉》の読みでもある。
4. シ・よっ-つ・よん【四】
【エ/エー/エイ/エッ】英語で“4月”の意の〈April〉[エイプリル]から。
【サ/サー/サッ】韓国語〈사〉から。
【シ/シー/シッ】音読み及びタイ語〈สี่/๔〉から。変体仮名SI《𛁇》の読みでもある。
【ジ/ヂ/ジー/ヂー/ジッ/ヂッ】音読みの変音から。
【ス/スー/スッ】中国語〈sì〉から。
【セ/セー/セッ】広東語〈sei³〉[セイ]から。
【フォ/フォー/フォッ】英語〈four〉から。
【ホ/ホー/ホッ】英語〈four〉から。元素記号の日本語名では“FO/PHO”の訳語で〈フォ〉の代わりに《ホ》を用いるのがルールとなっていることから。
【ポ/ポー/ポッ】英語〈four〉に由来する韓国語〈포〉から。
【ユ/ユー/ユッ】沖縄語〈ユーチ〉の語頭音から。
【ヨ/ヨー/ヨッ】訓読みから。
【ョ/ョー/ョッ】訓読みを拗音に置き換えたもの。
5. ゴ・いつ-つ【五】
【イ/イー/イッ】訓読みから。稀に見られる。
【ウ/ウー/ウッ】中国語〈wǔ〉から。
【ゥ/ゥー/ゥッ】前述の当て字を合拗音に置き換えたもの。
【オ/オー/オウ/オッ】韓国語〈오〉から。
【ォ/ォー/ォウ/ォッ】前述の当て字を合拗音に置き換えたもの。
【ガ/ガー/ガッ】ビルマ語〈ငါး/၅〉[ンガー]又はチベット語/ゾンカ語〈ལྔ་/༥〉[ンガ]から。
【コ/コー/コウ/コッ】音読みから濁点を抜いた読みから。人名末尾《-子》の当て字として“9”より用いられる傾向が有る。
【ゴ/ゴー/ゴウ/ゴッ】音読みから。
【ハ/ハー/ハッ】タイ語〈ห้า/๕〉[ハー]に由来。タイ語のスラング表記では数字の5は笑い声の表現に用いられる。
【ファイ】英語〈five〉[ファイヴ]から。
【メ/メー/メイ/メッ】英語で“5月”の意の〈May〉[メイ]から。
【ラ/ラー/ラッ】かな点字でラと読むブライユ点字E〈⠑〉の数値は“5”であり、且つ算用数字の5がひらがなの《ら》に似ていることから。
【ン/ング】広東語〈ng⁵〉[ンー]及びハングル字母イウング《ㅇ》の語末音〈-ŋ〉[ン]から。
【ー】ウ段の長音に用いられる。
6. ロク・むっ-つ【六】
【ム/ムー/ムッ】訓読みから。
【モ/モー/モッ】無の略字〈无〉に由来する変体仮名《𛄝/𛄞》がムやンの他に[モ]とも読むことにちなむ。
【ユ/ユー/ユッ】韓国語〈육〉[ユク]の語頭音に由来。又、ラテン語で6月の意の〈Iūnius〉[ユーニウス]の語頭音から。
【ュ/ュー/ュッ】当て字を拗音に置き換えたもの。
【リ/リー/リッ】漢数字の6の大字《陸》の常用漢字で唯一認められている音読み[リク]にちなむ。
【リュ/リュー/リュウ/リュッ】中国語〈liù〉[リウ]に由来。
【ル/ルー/ルッ】中国語〈liù〉[リウ]の変音に由来。
【ロ/ロー/ロッ】音読み〈ロク〉の語頭音から。
【ン】明治時代の国語辞典で《ん/ン》が“む”の項目に配置されたこと及び“無”の略字〈无〉に由来する変体仮名《𛄝/𛄞》がムの他に撥音のン[-ɴ, -m-, -n-, -ɲ-, -ŋ-]を示すことにちなむ。
7. シチ・なな・なな-つ【七】
【セ/セー/セッ】英語〈seven〉[セブン]或いはラテン語〈septem〉[セプテム]の語頭音から。
【ゼ/ゼー/ゼッ】ギリシャ文字《ζ》[ゼータ]がギリシャ数字では“7”に当たることから字母名の語頭音に由来。
【チ/チー/チッ】音読み〈シチ〉の語末音及び中国語〈qī〉から。
【ナ/ナー/ナッ】訓読みから。
【ヘ/ヘー/ヘッ】古典ギリシャ語〈ἑπτά〉[ヘプタ]の語頭音から。
【ユ/ユー/ユッ】ラテン語で7月の意の〈Iūlius〉[ユーリウス]の語頭音から。又、カタカナの《ユ》が算用数字の7に形状が似ていることにもちなむ。
【ュ/ュー/ュッ】当て字を拗音に置き換えたもの。
8. ハチ・ハッ・やっ-つ【八】
【エ/エー/エイ/エッ】英語〈eight〉[エイト]の語頭音から。
【オ/オー/オウ/オッ】ギリシャ語〈οκτώ〉/ラテン語〈octo〉[オクト]の語頭音から。又、英語〈August〉[オーガスト]の語頭音から。
【ハ/ハー/ハッ】音読み〈ハチ〉の語頭音から。変体仮名HA《𛂞》の読みでもある。
【バ/バー/バッ】音読み〈ハチ〉の変音及び中国語〈bā〉[バー]に由来。
【パ/パー/パッ】“いっぱち”など音読みの語中における変音及び中国語〈bā〉[バー]に由来。
【ファ/ファー/ファッ】音読み〈ハチ〉の語頭音が平安時代に〈ファティ〉[ɸa.ti]と発音されたことにちなむ。
【ヘ/ヘー/ヘッ】タイ語〈แปด/๘〉[ペート]のカタカナ表記から半濁点を抜いたもの。
【ベ/ベー/ベッ】タイ語〈แปด/๘〉[ペート]の無声音を濁音に置き換えたももの。
【ペ/ペー/ペッ】タイ語〈แปด/๘〉[ペート]に由来。
【ヤ/ヤー/ヤッ】訓読みから。
【ャ/ャー/ャッ】訓読みを拗音に置き換えたもの。
【ワ/ワー/ワッ】仮名文字《は/ハ》及び漢数字の〈八〉に由来する変体仮名HA《𛂞》がハ[ha]の他に助詞の場合などでワ[-ɰa]とも読まれることに由来。又、算用数字の《8》が輪を2つ重ねた形状からの連想されることも含まれる。
【ヮ/ァ/ヮー/ァー/ヮッ/ァッ】前述の当て字を合拗音に置き換えたもの。
9. キュウ・ク・ここの-つ【九】
【カ/カー/カッ】テレビ朝日系列で放映された特撮『仮面ライダー555』の登場人物〈仮面ライダーカイザ〉の《カ》に由来。
【キ/キー/キッ】音読み〈キュウ〉の語頭音から。
【キュ/キュー/キュッ】音読み〈キュウ〉から。
【ク/クー/クッ】音読みから。変体仮名KU《𛀭》の読みでもある。
【グ/グー/グッ】音読みの変音及び韓国語〈구〉から。
【コ/コー/コウ/コッ】訓読みから。但し、人名末尾《-子》の当て字は“5”の使用が好まれている。
【ナイ】英語〈nine〉[ナイン]から。
【ヌ/ヌー/ヌッ】フランス語〈neuf〉[ヌフ]又はスペイン語〈nueve〉[ヌエベ]の語頭音から。
【ノ/ノー/ノッ】ラテン語〈novem〉[ノウェム]又はイタリア語〈nove〉[ノーヴェ]の語頭音から。
10. ジュウ・ジッ・ジュッ・とお・と【十】
【シッ】韓国語〈십〉[シプ]及びタイ語〈สิบ〉[シップ]に由来。
【ジッ】音読みから。
【シュ/シュー/シュッ】音読みから濁点を抜いた音。
【ジュ/ジュー/ジュッ】音読み〈ジュウ〉から。
【テ/テー/テイ/テッ】英語〈ten〉[テン]の語頭音に由来。又、ラテン小文字《t》のブロック体にも似ていることからラテン語の字母名〈tē〉[テー]にもつながりがある。
【テン】英語〈ten〉に由来。
【デ/デー/デイ/デッ】古典ギリシャ語〈δέκα〉[デカ]及びラテン語〈decem〉[デケム]の語頭音に由来。
【ト/トー/トウ/トッ】訓読みに由来。
【トゥ/トゥー】沖縄語〈トゥー〉から。琉球諸語関連の記念日に見られる。
【ド/ドー/ドウ/ドッ】訓読みの変音に由来。
11. ジュウイチ
【イー/イイ】縁起が良いことから“いい”の当て字に多用される。
100. ヒャク
1月10日以降あるいは10月1日以降の月・日合わせて3ケタの日付となる記念日に用いられる可能性がある。
【オ/オー/オッ】古代日本語の訓読み〈お〉に由来。熟字訓〈八百万〉[ヤオヨロズ]の語中音である。
【ヒャ/ヒャー/ヒャッ】音読み〈ヒャク〉の語頭音に由来。
【ビャ/ビャー/ビャッ】表外音読み〈ビャク〉の語頭音に由来。
【ピャ/ピャー/ピャッ】“はっぴゃく”など音読みの語中における変音〈ピャク〉の語頭音に由来。
【ホ/ホー/ホッ】古代日本語の訓読み〈ほ〉に由来。
【モ/モー/モッ】表外訓〈もも〉の語頭音に由来。神代文字第11字母に対応する。
【ユ/ユー/ユッ】名乗り用訓読み〈ゆ〉に由来。熟字訓〈百合〉[ユリ]の語頭音である。
1000. セン・ち
10月10日以降・11月10日以降・12月10日以降の月・日合わせて4ケタの日付となる記念日に用いられる可能性がある。
【ケ/ケー/ケイ/ケッ】ローマ字《K》が千の位である〈キロ〉に該当することから1000の位を示す疑似ローマ数字となっていることから、英語の字母名〈kay〉[ケイ]に由来する。
【セ/セー/セイ/セッ】音読み〈セン〉の語頭音に由来。
【セン】音読みに由来。
【チ/チー/チッ】訓読みに由来。変体仮名TI《𛁢》の読みでもある。
ヨーロッパ式の月日表記【日/月】による語呂合わせ
ヨーロッパの月日表記では日米の【月/日】と異なり、順番が逆になっている【日/月】方式を採用しています。
ヨーロッパ方式の月日表示で記念日の語呂合わせの幅が広がるものになています。以下はその一例で、推測による架空の記念日となっております。
・16/1➡1月16日……ヒロインの日 - いろいろな作品のヒロインの記念日。ヒロインが【16・1】に当てはまることから。ちなみに1/16はヒーローの日と日本記念日協会に認定されている。
・13/2➡2月13日……ヒッサツ技の日 - 漫画・アニメ・ゲームなどに登場する技の記念日。ひっさつわざが【13・2】に当てはまることから。
・18/3➡3月18日……イヤミの日 - 漫画『おそ松くん』及びのその続編であるアニメ『おそ松さん』の登場人物であるイヤミの記念日。イヤミが【18・3】となることから。ちなみに3/18は平成元年のこの日にアニメ『おそ松くん』劇場版が東映まんがまつりのプログラムの1つとして上映された記念日である。
・16/8➡8月16日……いろはの日, 変体仮名の日 - いろは順及び変体仮名の記念日。イロハが戦前の横書きで右から左へ“ハロイ”と表記され【8・16】に当てはまることから。