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いろいろな文字でBiSH表記

平成27年に女性アイドルユニット・BiSH[ビッシュ]が結成され、令和4年5月27日にデビュー曲『BiSH―星が瞬く夜に―』MVが発表されて7周年を迎えました。
ちなみに平成28年5月4日にavexからメジャーデビューしたことにちなんで、所属事務所のWACKにより近年5月4日のBiSH記念日が制定されています。
令和3年に『NHK紅白歌合戦』に初出場しました。

BiSHはアイドル界隈だけでなく、J-POPにおけるロックバンド界隈に大きな影響を与えています。

今回はいろいろな文字で【BiSH】の大文字小文字の箇所をいろいろな文字体系に置き換えた表記を取り上げます。
BiSHのようにラテン小文字アイi》を大文字と大文字の間に入れるネーミングはBiSHと同時期に派生ユニットの〈DISH//〉が『紅白』初出場を果たした男性アイドルユニットの〈EBiDAN〉や『鬼滅の刃』シリーズの主題歌で有名な〈LiSA〉さんのように芸名やグループ名に結構見られる表記となっています。

BiSHの大文字と小文字を置き換えた例

ほとんどのラテン文字使用言語では本来の表記のBiSHのままで使用される傾向があり、漢字圏も公式の漢字表記が制定されていないため、BiSHと表記されます。

BiS】ハンガリー - BiSHのルーツとなった初代BiSと同一の表記で、BiSにおけるハンガリー語の発音に合わせた表記は〈BiSZ〉となる。
BiSJ】アフリカーンス
BiSZ】ポーランド
BiŚ】パーリ[ビサ] - BiSと発音は同じ。
BiŜ】エスペラント
BiŞ】トルコ、アゼルバイジャン、トルクメン、クルド - トルクメン語以外のチュルク諸語における全文大文字では〈BİŞ〉。トルコ式の全文大文字によるBiSHは〈BİSH〉となる。
BiȘ】ルーマニア
BiŠ】セルビア・クロアチア、スロベニア、チェコ、スロバキア
BiC】カビリ
BiX】カタロニア、バスク、マルタ、ナワトル
BiƩ】アフリカ音声字母 - ラテン文字ESHƩ》の小文字は国際音声記号の《ʃ》。
ΜΠιΣ】ギリシャ - BiSHとBiSのギリシャ文字表記は区別されない。BiSHの発音を正しく伝える場合の表記はバクトリア語SHOϷ》を使用した〈ΜΠιϷ〉又はコプト文字SHEIϢ》を使用した〈ΜΠιϢ〉となる。
ΜΠιΣΣ】ポントス・ギリシャ - シャ行音は連字〈ΣΣ・Σσ・σσ・ςς〉で示すが、後述の〈ΜΠιΣ̌〉でも表記される。
ΜΠιΣ̌ , ΜΠιΣΧ】ツァコニア - キャロン付きシグマΣ̌》はダイアクリティカルマークとの合成による環境依存文字のため、フォントやブラウザなどによっては文字化けしやすいため、ネット上では連字〈ΣΧ・Σχ・σχ〉で代用される。
ΒιΣ】古典ギリシャ - BiSHとBiSのギリシャ文字表記は区別されない。BiSHの発音を正しく伝える場合の表記はバクトリア語SHO《Ϸ》を使用した〈ΒιϷ〉又はコプト文字SHEI《Ϣ》を使用した〈ΒιϢ〉となる。
ƂιΣ̈】アルバレシュ - ユニコードではアルバレシュ語のバ行音[b]を示す拡張ギリシャ文字が採用されていないため、ラテン文字の《Ƃ》かキリル文字の《Б》のいずれかで代用される。ダイエレシス付きシグマΣ̈》はダイアクリティカルマークとの合成による環境依存文字のため、フォントやブラウザなどによっては文字化けしやすい。
ⲂⲓϢ】コプト、ヌビア - いずれも現行正書法では全て小文字の〈ⲃⲓϣ〉で表記される。
ⲠⲓϢ】コプト - 方言によってはこの表記となり、本来の表記は全て小文字の〈ⲡⲓϣ〉となる。
БиШ】ほとんどのキリル文字使用言語 - ブルガリア語・セルビア語・マケドニア語では〈БuШ〉になる場合もある。
БіШ】ウクライナ、ベラルーシ、古代教会スラブ - カザフ語でも《і》が使用されるが、カザフ語における実際の表記は〈БиШ〉となる。
БьШ】クルド
ԲիՇ】アルメニア
ՊիՇ】西アルメニア
ᲑიᲨ / ႡⴈႸ / ႡიႸ】ジョージア - 前者のムヘドルリ大文字と小文字の混用は厳密的に使用されないため、全て小文字の〈ბიშ〉あるいは全て大文字の〈ᲑᲘᲨ〉で表記するのがルール。
ⰁⰹⰞ , ⰁⰻⰞ】古代教会スラブ:グラゴル文字
𐲂𐳐𐲤】ハンガリー:ロヴァーシュ文字
𐕲𐖥𐖍】アルバニア:ビタクチェ文字
𐐒𐐮𐐟】アメリカ英:デセレット文字
𐓄𐓣𐓇】オセージ
𑢷𑣂𑢾】ホー
𞤄𞤭𞤡】フラニ
𖹐𖹫𖹑】メデファイドリン

いろいろな文字体系でBiSH

Bi-Sơ】ベトナム[ビーサー] - 実際の表記はBiSH。BiSの発音表記は〈Bi-Xơ〉。
𐌱𐌹𐍃𐌾】ゴート
ᏈᏏ / QUiSi】チェロキー[クィシ]
ביש】ヘブライ、イディッシュ、ラディノ
بيش】アラビア、モロッコ・アラビア、パシュトー、ジャウィ - イ音は《ي》。
بیش】ペルシア、エジプト・アラビア、ソラニー、南アゼルバイジャン - イ音は《ی》。
بىش】ウイグル
بِش】チュニジア、ウルドゥー、シンド、西パンジャブ、カシミール
ބިޝް】ディベヒ
ܒܝܫ】アッシリア現代アラム
ᠪᠢᠱ】モンゴル - イ音は《》。
ᠪᡳᠱ】満州 - イ音は満州語I》。
ᠪᡅᠱ】オイラート
बिश】ヒンディー、ネパール、マラーティー
बिश् / 𑌬𑌿𑌶𑍍】サンスクリット
𑖤𑖰𑖫𑖿】仏教梵
বিশ】ベンガル、ビシュヌプリヤ
বিচ】アッサム
བིཤ་ ; བིཤ།】ゾンカ
བྷི་ཤི་ ; བྷི་ཤི།】チベット
𑐧𑐶𑐱】ネワール
ꯕꯤꯁ】マニプーリ - BiSHもBiSも同一表記。
ਬਿਸ਼】パンジャブ
બિશ】グジャラート
𑂥𑂱𑂬】ビハール
ᱵᱤᱥ】サンタル - BiSHもBiSも同一表記。
𑃒𑃤𑃐𑃠】ソラ
ବିଶ୍ , ବିଶ】オリヤー
பிஷ்】タミル
బిశ్】テルグ
ಬಿಷ್】カンナダ
ബിഷ്】マラヤラム
බිෂ්】シンハラ
ဗိၐ】パーリ
ဘစ်ရှ်】ビルマ - BiSは〈ဘစ်စ်〉と表記。
ပိတ်ႈ】シャン[ビット]
𑄝𑄨𑄌𑄴】チャクマ - BiSは〈𑄝𑄨𑄥𑄴〉と表記。
ប៊ីស្ហ】クメール
บิช】タイ[ビット] - BiSは〈บิส〉と表記し、発音は同じ。
ບິຊ】ラオ[ビット] - BiSは〈ບິສ〉と表記し、発音は同じ。
ᨷᩥ᩠ᨩ】カム・ムアン/ラーンナー[ビット] - BiSは〈ᨷᩥ᩠ᩈ〉と表記し、発音は同じ。
ꦧꦶꦱ꦳꧀】ジャワ - ラテン文字表記はBiSYではなくBiSH。
ᬩᬶᬰ᭄】バリ - ラテン文字表記はBiSYではなくBiSH。
ᮘᮤᮯ᮪】スンダ
ᜊᜒᜐ᜔ᜌ᜔】タガログ/フィリピノ
ᜪᜲᜰ᜴ᜬ᜴】ハヌノオ
比什 / BǐSHí】中国[ビーシー] - BiSHの読みを示す訳音字。
比什 / ㄅㄧˇㄕˊ】台湾華[ビーシー] - 中国語普通話とは〈SH〉に当たる箇所の発音が異なる。
ピㇱ】アイヌ - 方言によっては〈ビㇱ〉と表記。
비쉬】韓国[ピシュイ/ビシュイ]
ቢሽ】アムハラ、ティグリニャ
ⴱⵉⵛ】アマジグ
ⵀⵉⵛ】トゥアレグ
ꔬꔼ】ヴァイ[ビシ]
ߓߌߛ߭】マニンカ
ᐱᔅᓯ】イヌイット[ピッシ]
ᐱᐢᓯ】西クリー[ピッシ]
ᐱᔥ】東クリー
ᐱᣛ , ᐱᐡ】オジブワ - 東部指揮の現行表記は〈ᐱᔥ〉。
ᑯᐧᓱ】ブラックフット[ピッシ] - BiSは〈ᑯᔈ〉。
ᗬᙚ】キャリアー
·𐑚𐑦𐑖】イギリス英:シェイヴィアン文字