日本語のローマ字と合成ラテン字母

画像1 5月20日はローマ字の日です。BabelStone Romanフォントに見られる合字=リガチャを中心とした特殊文字で、日本語のローマ字に使用されるものを中心にまとめました。合字はZWJ合成で表示する隠し文字となっていて、元々古代ラテン語で使用されていたものが中心となっています。〈AT〉や〈TA〉などZWJ合成で同型のリガチャとなったり、〈ET〉のように最大3つのゼロ幅接合子を使用するものもあります。
画像2 日本における最古期のローマ字表記であるキリシタン式ローマ字の字母を合字で表示したものを中心としたものです。キリシタン式ローマ字はポルトガル語ベースで、キが〈QI〉, ギが〈GVI〉で表記されたり、入声に由来する語末の“ツ”は《T》1文字で表記されるものとなっています。送り仮名の“-く”は当時の大文字で〈QV〉となります。