見出し画像

ねみちゃんとねずみくん

教室の後ろのロッカーに埃だらけで置いてありました。
すっかり校舎としては機能していないし、サッシすら入っていない校舎だから、すでに打ち捨てられた絵本なのでしょう。
雨は全く当たらないので、本自体はそれほど傷んではいません。
第44刷。
人気の絵本のようなので、埃を払って読んでみました。
3分とかからない、30ページの絵本。
ねずみくんが妄想するだけの絵本ですが、絵本だから絵を見せてあげなければならないよね。レビューを見ると、「2歳児に読み聞かせ」とありますが、読み聞かせとは?!

絵本って、子供が読むものなんですかね。
かわいらしいのに無駄のない構図、スッキリした文章(文章というほどでもないか)。
大人こそその表現しようとする作者の想いに寄り添ってみたいって思う。
文と絵は別の作家さんだけれど、絵を描く人にどう頼むのかな。
これは難しい、以心伝心電話。
本棚に入れておくと、部屋の中に明るい空気が入ってくるような、そんな作品です。
しかし自分にはオチがわからない。
裾の長い服をプレゼントされた意味とは。
編んだねみちゃんは、ねずみくんのことをよく観察していなかったということなのかな。
60才でもわかりません(^。^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?